脱サラ
私は22年前に、いわゆる脱サラをして会社を起し今日に至っている訳ですが、確固たる根拠があって会社を辞めた訳ではありません。そもそもの発端は元同僚のデザイナーが脱サラをして楽しそうにやっているのを見た事なのです。
聞けばサラリーマン時代とは比較にならない収入と自由、これは得難いものがあると思いました。後で大変な思い違いだったと分かるのですが、その当時はいい事しか目に入りません。自分でもある程度、出来るに違いないと思い、独立を決意したのはそれからさほど時間が経っていませんでした。
当時、家を新築したばかりでローンも殆ど残っています。二人の子供も小さく、妻も働いている訳ではありません。今思えば考えられない無謀な試みだったと思うのですが、若さがネガティブな要素を消し去りました。
僅かな退職金を使い、世界中の自動車会社にばらまく為の作品集パンフレットを作ります。当時はカラー印刷にお金がかかり、清水の舞台から飛び降りる気持で投資したのです。これが後に思いもよらない展開への引き金となるのですが、その時は知る由もありませんでした。(続く)
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 政治家に言論の自由はあるのか(2019.02.16)
- 謹賀新年(2019.01.02)
- 残念な話あれこれ(2018.11.17)
- 悲喜こもごも(2018.09.24)
- パフォーマンスについて考える(続編)(2018.05.07)
コメント