エピソード(4)
車をぶっ飛ばすと言えば、イタリアが何と言っても最右翼でしょう。ホンダ時代にカロッツェリアのP社を訪問した事がありますが、迎えの車(ランチャベータのセダン)が空港からのアウトストラーダを物凄い勢いで飛ばします。速度制限なんのそので、170〜80くらいまではいったでしょうか?いつもこういう運転をするのかなと思いきや翌日は普通でしたので、洗礼で一発かまされたらしいのです。
更に担当役員のF氏に至っては昼食のレストランまでの街中をレースもどきのスリリング運転を繰り広げます。道がすいているとは言え、あまりの迫力に横の私は手に汗を握っていました。何もそこまで頑張らなくても、、、、恐らく前日の運ちゃんと同じで普段はやってないと思います。
更に好きな車はと聞かれて答えたミッドシップスポーツカー(P社で生産している)の新車が昼食後用意され、私がもたもた試乗しているのを見るや、見本を見せるからとF氏は凄い勢いで会社の廻りを走り始めます。レーサーのライセンスを持っているそうで流石にうまいのですが、何週目かのコーナーで4輪ドラフトが戻りきらず側壁に激突してしまいました。! 横に乗っていた私は頭をいやというほどフロントグラスにぶつけたのです。。。車は、、まさか修理して売るんじゃないでしょうね!! あ〜〜もったいない。
格好いい事が何ものにも優先するこの国では行き過ぎる事が多々あるのかなと、自分の中でのイタリアに対する認識がこの時、少し固まってしまった、、、のは仕方がない事だと思います。食事は美味いし、歴史的遺産は言うまでもなく、特にデザインに関しては他の追随を許さないお洒落な国なのですが・・・(天は二物を与えず?)
元祖チョイ悪オヤジの国ですが、日本人は真似しない方がいいのではないでしょうか。
第一似合わないし、、、何事も控えめにいった方が好感持てます。
最近スポーツなどでガッツポーズが派手になってきていますが、日本古来の精神文化にはそぐわないと思います。
絵は?? 派手な方が確かにアピール力はありますが、究極はわびさびに行くような気がします。
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