自動車七不思議(1)
地球が温暖化している筈なのに今年は寒いし雪もよく降っています。幸か不幸か私が住んでいる茅ヶ崎は内陸より暖かいようでなかなか雪が降りません。年に一回くらい雪見酒が出来れば何となく幸せな気分になるのですが。。。
茅ケ崎に来る前は東村山に住んでいました。当時そこは東京(のはずれ)なのに毎年何回か30センチ以上も雪が積もるのです。こたつに入って濁り酒でも飲んで「風流だなあ」なんて言っていたものです。困るのは降った後です。雪がいつまでも残って、日陰では凍っていたり、歩道では溶けてぐじゅぐじゅになったりと、いい事ばかりではありませんでした。
地球は現在間氷期にあり数万年後には確実に氷河期が訪れると言われています。そうなったら当然食料危機が起こり大変な事になるのですが、そんな先の事は「そんなの関係ない」???
目先の温暖化は返って氷河期が来るのを遅らせる効果があり悪いことばかりではないのでは? と素人考えで思ったりします。寒いよりは暖かい方が食い物に困らない事は明らかです。
車の開発に携わっている人間として嘘でもそういうエクスキューズが欲しいことは否めません。勿論早くCO2を全く出さない方向に行って欲しいと願っているのですが燃料電池電気自動車の普及はインフラ整備の問題もあって未だ未だ先のようです。
ニュースを聞いているとドイツやアメリカでは燃料電池の車がすぐにでも普及しそうな事を言っていますが、何年も前から同じ事の繰り返しで一向に実現していません。それよりは取りあえずハイブリッドで繋ぐと言う考え方は悪くないと思います。ハイブリッドで出遅れたヨーロッパではディーゼルがハイブリッドより優位性があると盛んに喧伝していますが、そんな事はまずあり得ない、というのがハイブリッド車に乗っている私の実感です。
ディーゼルには現在以上のポテンシャルが劇的にあるとはとても思えないのです。但し、ディーゼルベースのパラレルハイブリッドは選択肢としてあり得ると思います。コストと重量を度外視出来る大きな車に限りますが。。。
バイオ燃料車も大いに疑問です。食料を燃料にする考え方は経済的に余裕のある国の考え方です。食えない国から見ると馬鹿げた話です。森林を焼き払ってバイオエタノールの原料を作るなんて事は常識で考えて、続けられる訳がないのです。角ためて牛を殺しているようにしか見えません。世界には実に不思議な事が多いのです。
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