東京ミッドタウン
昨日、ある経営者仲間の集いがあり東京ミッドタウンへ行ってきました。最近の都心再開発はバブル期を思わせるものがあります。どこが不景気なのでしょうか?いや政府発表では景気拡大は続いているとの事で、実態とかけ離れていて混乱してしまうのですが、実感なき好景気という幽霊みたいな幻想が日本全体を覆っているのかもしれません。
六本木はけやき坂に続いてこのエリアもLED電飾が絢爛豪華に咲き誇り? 年中クリスマスか?状態です。元某化学会社の中村さんのお陰で青色ダイオードが最近の大型電飾ブームの起爆剤になった事は間違いありません。発色のいい高輝度電飾がこれでもかと日本経済の幻想的パワーを誇示しているように見えます。
その会の中で某銀行関係経営者のスピーチが耳に残りました。今の株安に触れて、今後の日本経済に関して全く心配するには及ばないと言うのです。
前のバブル崩壊後、各企業のリストラ、合理化が進み十分不景気に耐える体質が出来ている。円高問題でも前バブル円高時に輸出産業は海外での現地生産化が進み為替変動による影響をあまり受けなくなっている。円高自体も日本の相対的価値を上げる事になるので悪いことばかりではない。更に依然として日本の技術力は世界をリードしている。
以上の理由で一時的株安に一喜一憂する必要はないというものですが、まさにその通りだと思います。あまりに企業の実力とかけ離れた評価になっている事は疑いようがありません。
アメリカでは最近、賢者は日本株を買うと言われているそうです。
日本に足りないものは政治力と官僚のやる気だけです。おっといけない、ブログでは批判的な事はなるべく言わないようにしようと思っていたのですが、つい愚痴が出てしまいました。これっきりにします。。。
ちょっと気になるのは今元気のいい経営者の中で若い人が増えているという事です。バブル崩壊を知らない経営者が相当数いる事も確かです。万全の備えが出来ていればいいのですが。
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