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2008年1月 2日 (水)

人間の不可思議な力

スタジオアストの仕事始めは7日からなので未だのんびりしているのですが、こういう時期に色々吸収したり、構想を練ったりしておかななければならない事があるのです。オフの時をどう過ごすかで差がついたりする訳です。仕事の延長みたいでいやだという人もさぞ多い事でしょう。もっともです。

勿論何も考えずに、ボーとする時間は大切です。私も何もする気がしない時があり家でボーとします。でも何時間それが出来るかと言うと、意外に長時間は出来ないものなのです。返ってストレスになったりする事だってあり得ます。治にいて乱を忘れずという言葉がありますが、オフにいても集中して没頭出来る何かを持つ事は大切な事なのです。それが意外にストレスを解消し、また仕事に役立ったりするのです。

例えば私のオフの場合、ストレス解消の一つとしてゴルフをよくします。ゴルフをしている時は何もかも忘れて熱中出来ますが、その中でもコースマネージメント(ホールによって合理的な攻め方を考える)をする行為にクリエーティブな要素があります。自分の実力を正確に評価して、その範囲内で堅く攻めるだけのやり方は正しいマネージメントとは言えません。むしろ飛躍の可能性を否定してしまっていると思うのです。
極度に集中したなかで何かを感じ、セオリーに反するかもしれないけど自分の感覚に忠実にプレイする、しかもそれがイメージ通りに展開していく、そこには大きく飛躍する為の何か不思議な力が存在することは明らかです。

スポーツのトッププレイヤーは間違いなく、そういう説明し得ない力を持っています。よくゾーンに入るなどと言いますが、まさに人間の領域を超えた、あるいは自分の実力を大きく超えるような事が可能になるのです。偶然とは言いきれない奇跡的な出来事をテレビのスポーツ中継でよく目にするではありませんか。その不可思議な力をある条件下で再現出来るようになったプレイヤーは、おそらく他の分野の事でもそういう状態を作る事が出来る筈です。

逆にオフのスポーツ等で感じた不思議な力を仕事に取り入れる事が出来れば、面白い事になる事は想像に難くありません。
絵を描いていてもゾーンに入る事はあるのです。コンスタントにゾーンに入る事が出来れば凄いデザイナー、イラストレーターになれるのではないでしょうか。

クリックをよろしくお願いします。

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