海外の仕事(韓国編8)
最初の心配通り、1年の延期によるボディの変形の為一度塗装を落とし、面を磨き直さなければなりませんでした。その時にボディカラーもより時代性を考慮したものに変更したのです。これはクライアントの女性カラーデザイナーと共同して決めました。
完成した車をスタジオの外に出し車でバリケードを作って皆で眺めてみました。未来車を現行の車の中に置くとまるで宇宙船のように見えました。存在感抜群です。成功したと皆が感じている事は、表情が雄弁に物語っていいました。
これまでのコンセプトカーの中でもピカ一の出来映えです。
ショー会場ではやはり抜群の人気を集めました。ショーのベストカーに選出された事は言うまでもありません。
これをベースに量産化をすれば面白い事になると思っていましたが、韓国市場でのタイミングは時期尚早だったようです。その構想が日の目を見る事はありませんでした。
スケッチはスタジオアストのパリ事務所(架空)にとまっているHIC です。
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