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2008年4月 4日 (金)

エピソード9(恐怖の白タク/前編)

中国は南の中規模都市へ出張で行った時の事です。夜遅くエアポートにつき、そこからタクシーでホテルへ行く事になりました。随行してくれている中国人の通訳兼エージェントが車を探したのですが、正規のタクシーを捉まえる事が出来ません。仕方なく白タクの運ちゃんと交渉をする事になるのですが、駐車場の外れの方でかなり激しくやり合っているように見えます。

一度諦めかけたのですが、時間も遅いし、他にないので仕方なくその車にする事になりました。夜目にもぼろぼろのその車の助手席には革ジャンを着た風体の悪い男が乗っています。運ちゃん自身も柄の悪いチンピラ風で、悪い予感が胸をよぎらざるを得ないシチュエーションではありませんか。

ホテルへ向かいドライブが始まりました。案の定乗り心地はお世辞にも良いとは言えません。ドアの締まりが悪いらしく、走りながら何度も閉め直しています。おまけに高速ゲート直前で急にコースを変え寂しい方向にどんどん向かって行くではありませんか。同行の中国人も無口になり緊張しているように見えます。室内は最悪のムードになってきました。

私の頭の中はと言うと、どこか仲間の待っている所へ連れて行き身ぐるみはがされるのか(?)とか、寂しい所で銃でも突きつけられるのか(?)とか、あらぬ想像がめまぐるしくかけ巡っています。

さらに家族の事、会社の事を考えると少しは抵抗しなければ、と武器になるようなものを探したり、革靴で来た事を後悔したりと、普段の倍のスピードで頭が働くのです。スピードも上がって来て悪路を蛇行しながら曝走する様子からは、とてもまともな結末が訪れる気配はありません。もうやけくそだ。やってやろうじゃないか・・(続く)
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写真は昨日通りがかりに見つけた見事な桜です。


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