東京湾アクアラインと海ほたる
連休にアクアラインを通りましたが、朝早くから大変な混み方でした。海ほたるに行く車が長蛇の列で、入るまでに恐らく2〜3時間はかかったのではないでしょうか。
それほど価値のあるものとは思えないのですが、後学のために一度行っておきたいという気持ちは分かります。
晴れていれば景色は楽しめます。千葉側の道路上から珍しく都心が見えたので思わず、シャッターを切りました。夜は更にきれいです。
それにしても9.5キロにも及ぶ海底トンネルとは凄いものを作るものだと感心します。
世界最大級の径を誇るシールド工法の精度は接合部で10ミリしか誤差がなかったのです。日本の土木技術は群を抜いているのではないでしょうか。
通行料を除けば道路自体に全く文句はないのですが、海ほたるはもう少し何とかならなかったかと残念に思います。
折角東京湾のど真ん中と言うロケーションですから、非日常を感じられる空間、建物にして欲しかったのです。
建物やサービスエリアとしての機能、コンセプトは普通の高速道路並みで、プアな感じしかしません。
お金がかかっている割にプアに見えるという事は設計者(あるいは指示する立場の人)のマインドがプアであるという事に他ならないのです。
こういう公共もののコンセプトメーキング、デザインは歴史あるヨーロッパに一日の長があります。
イタリアなどはどこへ行ってもデザインされていて格好いいのです。空港のベンチ一つ見てもカラーリング、デザイン共にお洒落で一々感心します。
日本にも安藤忠雄さんのような世界的に優れた環境デザイナー兼建築家がいて悲観したものでもないのですが、多くの若い才能が後に続く事を期待します。
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