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2008年5月15日 (木)

輪廻転生(2)

最悪のシナリオだけで終わってしまっては後味が悪いので最良のシナリオも想定してみましょう。

日本の人口は100年後に6〜7000万人くらいまで減りますが、企業のコンピューター化、定年延長、ロボット化によって生産効率は返って上がっています。その結果、外国人の労働力は意外に延びなかったのです。

人口が減ったお陰で土地も余り住環境は好転して快適なものとなります。政府の支援で全ての建築物は耐震設計になっている事は言うまでもありません。

エネルギーは常温での核融合が可能となり一家に一台の家庭用原子炉で発電するようになります。耐震建築のお陰で安全性も確保されました。

しかも発生した余剰電力で夜中に充電した車が完全衝突防止装置を搭載して町を走るという理想の循環が実現するのです。

結果的にCO2が大幅削減され、バイオエネルギーが不必要になった事で森林伐採もなくなり砂漠化に歯止めがかかります。そのせいで気温は意外に上がっていません。

食料は日本から二毛作等の農業技術が輸出され、世界で十分な供給量が確保されました。豊かになった世界は日本のように出生率が下がり人口は減り始めるのです。

宗教的対立だけは残りますが、個人認証システムが完全なものとなった事と、流通過程での武器の制限が強化されたことにより小規模な紛争にとどまらざるを得ません。

加えて、生活が豊かになった事でテロリストのモチベーションも下がり、テロ組織にリストラ、解散の波が押し寄せるのです。

好循環とはこういう事を言うのですが、そうなるのであれば、どこに生まれ変わりたいか(?)・・・・・
やはり日本でしょうか。仕事は建築家も面白いかも(?)プロゴルファーは無理かもしれません。

そんなにうまくいく訳ないだろうと思われるでしょうが、可能性としてゼロでない事も確かです。人類が地球に存在し続ける資格があるかどうかが試されるのです。


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