オーバーラッピング(1)
先日韓国の友人と日本の居酒屋で飲んでいる時の事です。ウェイトレスの若い女性が熱燗を運んできましたが、彼の目には何かしら違和感があったようです。
その子に対し、優しくではありますが質問をします。あなたはどちらの手でとっくりを持ちますか(?)彼女は答えに窮していました。
私も何の事か分からず、彼の出方を待つしかありませんでしたが、とっくりを置く位置はお客側から見て右手で持ちやすい位置に置くべきであると言うのです。
貴重な意見を心して聞くように、という人生の先輩からのアドバイスではありましたが、件の女性は素直に従いました。
私もなるほどその通りだと一旦は思ったのですが、何かしら引っかかります。
日本の場合は言うまでもなく格差のないフラット社会ですから、お客とウェイトレスとの身分差はありません。
多少のウェイトレスのミスはお客がカバーするのです。悪気がある訳はないし、マナー的にも大きな問題とは言えないのでこの程度の事は通常問題なく過ぎ去っているのです。
なぜ彼はそこまで問題としたのでしょうか(続く)
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