スピーチ(2)
海外では韓国の大手自動車会社で2回程デザイン関係者を集めて車のデザインに関する講演をした事があります。勿論日本語が堪能な通訳がいたのですが、時間稼ぎが出来るメリットを享受ました。通訳が話している間に、次の話の準備ができるのです。
このケースだけは落ち着いて、我ながらまあまあの話が出来たのではと思っています。日本語のまずさが直接伝わらないのは何て気楽なんでしょう。但し、通訳がどう訳しているのかは知りません。そこまでは責任持てないのです。
ソウル大学の名誉教授からも講演の打診がありましたが、逃げまくっています。何を買いかぶられたか英語でやってくれと言うのです。論外です。こればっかりは橋本大阪府知事の2万パーセント以上に(?)あり得ません。石にかじりついてでも逃げ通すつもりです。
専門学校で講師をやっているときもそうでしたが、台の上から見ていると一人一人の動きや反応が実によく分かります。向こうは分からないと思っているのでしょうが、どんな細かい動きでもよく見えるのです。なぜかそこだけは冷静に見ている自分がいます。
凄く興味を持った顔つきで注視してくれる人がいれば、やはりそちらを向いて話すようになるのです。学生の場合などは面倒見てやろう、という気になるのが人情というものではないでしょうか。
ムカつくのは居眠りや、私語です。そんなにつまらないかなあ(?)とがっかりします。その程度で傷ついてしまう訳ですから、退席でもされようものなら、死にたくなるのではないでしょうか。
かと言って全員に凄く注目されて、シーンとしてしまっても困るのです。プレッシャーに潰されるに決まっています。結局日本でする講演はどういう場合でも、うまくいかないのかもしれません。
天は二物を与えず、と言いますが、私には未だ発展途上とは言え、絵という表現力が与えられたので、他は我慢しなければならないのだ、と思うようにしているのです。
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