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2008年7月 1日 (火)

夜間電力(3)

どうもおかしな雲行きです。新聞の社説に規制の字が散見されるようになってきました。コンビニの深夜営業の事です。おまけにオフィスの電力消費にも東京都などはノルマを課すと言っているらしいのです。

いや、待って下さいよ。そもそも消費する方が悪だ、というような考え方は誰が決めたのでしょう(?)我々消費者はノー天気にも日本国という母体に抱かれて輝かしい文明の恩恵を受けているものだとばかり思っていました。

それがある日突然頭を叩かれて、「調子に乗って、いくらでも使ってんじゃないよ」と言われたようなものなのです。急に方向転換が出来る分けもないのです。

言うまでもなく電力とか鉄道、道路等のインフラの初期整備は国家の仕事です。国が計画して整備する、その後民営化したとしても、国家の安全に直結するこれら戦略的インフラの方向性に国が関与するのは当然と言えます。

そのインフラの恩恵を税金を払っている国民が享受するというパターンはどこの国でも同じですが、なかでも最も重要な電力を、我々国民が、将来性もなく不安定極まりない化石燃料を使って供給して下さいとお願いした覚えはないのです。

国と電力会社が見通しを誤って、クリーンエネルギーにして来なかっただけではないでしょうか。チャンスはあった筈です。

そのつけを善良な納税者である消費者に廻す時に、タカピーにも規制や罰金付きのノルマというのは納得がいきかねるのです。せめて「お願い!」とか言えないものでしょうか。場合によっては死活問題になるところだってあるのです。

うちなんか、夜働いちゃ駄目! とか言われると、本当に困るのです。忙しいときは徹夜したりもします。納期を遅らせるなんて事が出来る筈もありません。エアコンをクレイモデルがひび割れしないように、つけっ放しにしたりもするのです。もったいない事は分かっていますが、今のところそれしか手がありません。

どうもいやな流れです。考え過ぎと言われるかもしれませんが「欲しがりません勝つまでは」を押し付けられそうな気がしてならないのです。日本人は本当に人がいいので、CO2削減の為に文句も言わず協力を惜しまないのは目に見えています。

そこにつけ込む図式は先の大戦で卒業したのではなかったのでしょうか(?)またぞろゾンビが墓場から出てきそうな気配に怯える今日この頃です。


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