語るに落ちる
日曜の朝、TVサンデープロジェクトを見る習慣があります。ベッドでだらだらしながら、突っ込みを入れたりして見るのが好きなのです。
その日は与党と野党の幹部が出て国家予算の無駄について話していました。野党側の鋭い追求にどう見ても与党側が押されています。ああ言えばこういう式の対応で逃げまくっているのです。
その内与党側が予算の無駄を家庭に例えて、お父さんが気分転換の為にパチンコに行く無駄は必要な無駄であると言うではありませんか。
成る程この程度の認識だったのか、やはり想像通り既に与党には自浄能力も改革意欲もないし、パチンコに例えられた無駄が確実にあるという事を、語るに落ちる形で自ら暴露してしまっているのです。
現状認識という点で大変な思い違いをしているとしか言い様がありません。家庭が年収の10倍もの借金にまみれてサラ金に追われている時に、お父さんは更に借金までしてパチンコには行かないでしょう。
そんな事をして、お母さんに離婚されても世間はお父さんの事を同情しません。その与党の幹部には当事者意識があるとは思えないのです。お金は湯水のごとく湧いて来るものと思っているようです。その湯水は誰が作っているのか分かっているのでしょうか(?)
地球環境もそうですが、日本の未来に垂れ込める暗雲は日々大きくなるばかりなのに、肝心の政治家、官僚の意識は2テンポも3テンポも遅れているとしか思えません。遅れであれば取り返す事も可能ですが、根本的に分かってないとすれば事は深刻です。
外圧も期待出来ない現状で、我々国民は何に期待すればいいのでしょうか。楽しい筈の日曜日が暗くなります。
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