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2008年7月13日 (日)

李下に冠を正さず

朝、TVのワイドショーを見ると某美人キャスターの顔がクローズアップされて大騒ぎしています。何事かと思うと有名野球選手と不倫したの、しなかったのともめているようなのです。

一瞬、不謹慎にも羨望的感情が働かなかったというと嘘になります。女性には理解し難く許し難い事でしょうが、男性とはそういうものかもしれません。。。

基本的に、不倫問題は大人であるならば、あくまでも本人たちの問題です。仕事を辞めなければならないような事とは本質的に違う気がします。

非があるとすれば、タイミング的にターゲットになる事が分かっていながら、みすみすパパラッチの餌食になった事くらいでしょうか。李下に冠を正さずです。

それにしてもサミット並みの扱いに驚きます。G8の議題より、平和ボケした我々にはこのニュースの方がお似合いなのかもしれません。

Photo_4 先日はイタリアの世界遺産での落書きに対する女子学生の涙の謝罪、昨年は有名女子ゴルファーの職業選択にまつわる話、ついこの間も有名歌手の失言等々数え上げればきりがないくらい、この手の倫理に関する話は多いのです。

いずれも行った事の代償としては厳しすぎるとしか思えない社会的制裁を科せられています。かと思えば痴漢教頭に対する制裁は、その社会的影響、被害者の心理的ストレスなどを考慮すると、とても軽かったりするのです。こちらは倫理問題ではなく、れっきとした犯罪であるにも関わらずです。

このアンバランスさはどう解釈すべきでしょうか、落書き女子学生は一般人ですから有名税という訳でもありません。民族的潔癖度が過ぎるあまり、問題の質の違いや事の大小の差が見えなくなっているのでしょうか。

さらに報道の名の下に、人のプライバシーに土足で踏み込んだり、盗み見るような品位も知性もない行為が野放しにされているのも理解し難いものがあります。

マスコミ初め、我々ネット社会の、この付和雷同型袋叩き体質こそが、いつの日かまた、よこしまな為政者達のよこしまな魂胆を助長するような気がしてなりません。


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お詫び

先日の記事(7月3日 経営者の資質4)で、内部告発者の立場が法律で守られていないという記述をしましたが、既に2006年の4月に法整備されていました。
間違った記述に対して関係者の方々にお詫びいたします。

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