亡国の代替エネルギー(2)
原子力発電後の使用済み燃料棒、核廃棄物はガラス固化体に固められて地下300メートルの巨大な貯蔵庫に保管する事になっています。ついこの間、その候補地で、住民が反対してもめていましたが、決まったのでしょうか(?)
2020年までに、134センチ X 直径43センチ(1本500キログラム)のその廃棄すべきガラス固化体は日本だけで4万本にもなるそうです。
更に廃棄しただけでは済まず、厳密に言えばガラス固化体が無害な物体になるまでの100万年に渡って安全の為の監視、メンテナンスが必要とされているのです。日本式は、取りあえず埋めっ放しだそうですが、将来、半永久的に不安がつきまとう方法を選択しているように見えます。
聞いただけで気が遠くなるような話ですが、恐ろしい事に今回の原油高も世界の原発開発に拍車をかけているようで、中国だけでも100を超える原発建設計画があるそうです。スリーマイル島やチェルノブイリの悲劇を繰り返す事だけは避けなければなりません。
事故の危険性に加えて、廃棄物の問題が解決されていない現在、出来る限り早い機会に他の安全でクリーンな発電に切り替えるべきです。減る事のない核廃棄物を生産し続けるわけにはいかないのです。
専門的な事はよく分かりませんが、例えば各家庭、事業所等が個別に専用の燃料電池を備える事が出来れば、送電ロス等も無く、必要な時に必要な量だけクリーンで安全な電気が手に入ります。
既に小型の家庭用燃料電池は発売されていますが、量的問題、コスト等の問題があるようです。また大口需要に対応出来る高出力タイプは開発可能なのでしょうか。
必ず近い将来、環境、エネルギー問題を人類は克服出来ると信じていますが、日本いや世界で連携して国境を越えた技術陣の一層の頑張りに期待したいものです。その前に政治家の頭の中を、まずクリーンにしなければならないかもしれませんが。。。
(写真は家庭用燃料電池、都市ガスを原料にしています)
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