亡国の代替エネルギー(1)
G8 でもドラスティックな進展が見られない環境、エネルギー問題ですが、アメリカは自動車で踏んだ轍をまた踏むのか、というくらい後向きです。長期的に見れば自国の産業を守る事にはならないという事くらい分かっている筈なのですが、余程サブプライムローン問題に端を発した景気後退が深刻なのでしょうか(?)
この機に日欧の省エネ、環境クリーン化技術は一気に進んでいくのではないかと期待しています。勿論政府のバックアップ体制次第のところもあり、解決すべき課題は決して少なくはないのですが。。。
最悪のシナリオはアメリカに気を使いすぎるあまり、共倒れになるケースです。そうならないようにウォッチしていくメディアの役割は大きいと思います。
ところで七夕の夜に2時間だけ電気を消すキャンペーンをやっていました。ロマンティックな雰囲気作りという点では大いに賛成なのですが、省エネCO2削減と結びつけられると誤解が広がる恐れがあります。
電力会社も言っているように夜間電力は使わないとむしろ無駄になるのです。昼間の発電量を減らさない限り、省エネにもCO2削減にもなりません。
夜は原子力による発電量が多いそうなので、むしろクリーンなのです。では原子力発電をもっと増やせばいいのではという話になりかねないのですが、そんなに単純なものでもないようです。
人類は危険なものを道具としてうまく使いこなして来た歴史がありますが、原子力だけは平和利用に限っても未だ人間の手には負いかねるのです。使用済みの核廃棄物の問題が全くと言っていい程、解決されていません。(続く)
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