« オタクもどき | トップページ | もの言えば唇寒し秋の空 »

2008年9月29日 (月)

国際親善

中国には日本と比較にならないくらい大きなレストランが数多くあります。中にはビル全体が店というようなものもあり。従業員の数も半端ではありません。

Photo_2

ウェイトレスやボーイのほとんどが地方出身者で都会人の三分の一くらいの賃金で働かされているそうです。しかも保険も保証もありません。なぜなら戸籍も住民票も法律で移動が許されず、正式な雇用が出来ないからなのです。

やはり中国の中には二つの国が存在すると言われているように、都会と田舎との格差が致命的にあるようです。年収で言えば10倍くらいの差があると聞きました。

地方からの出稼ぎ労働者と言えば、タイのレストランも大きい店が多く、中には50人〜100人くらい従業員がいる店があります。共稼ぎが多いせいか、どこも結構繁盛しているのです。

ウェイトレスは中国と同じく地方出身者が殆どです。ここも非常に安い賃金で働かされています。10代の若い子が多いのですが、お国柄か、皆一生懸命働いていて、しかも明るいのです。

7〜8年前、バンコクでの事です。夜、車である公園の傍を通ったのですが、渋滞で少しの間停車せざるを得ませんでした。そこには休憩時間なのか仕事明けなのか、狭い公園内に白い制服を着た女の子達が100人くらい鈴なりになっていたのです。

その内一人の子と目が合いました。暇だったので国際親善でもしようかと軽く手を振ってみると、何と女の子達が一斉にこちらに向かって手を振り始めたのです。その様は白い花が一斉に風になびき始めたようで壮観でした。

私と一緒にいたおじさん達は事情を飲み込めず「えーっ 何だ(?)何だ(?)」と驚いていたのがおかしかったのです。中国でも日本、韓国でも、まず見る事の出来ない光景ではないでしょうか。明るい南国は楽しいのです。

(PHOTO: ナイトクラブのようだった北京の四川料理店、広さはこの10倍くらいあります)


ブログランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。

|

« オタクもどき | トップページ | もの言えば唇寒し秋の空 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« オタクもどき | トップページ | もの言えば唇寒し秋の空 »