風の音
昼間は残暑が残る昨今、朝夕はめっきり涼しくなりました。いよいよ本格的な秋の到来でしょうか。古今和歌集で「秋来ぬと目にはさやかに見えねども、風の音にぞ驚かれぬる」と詠った昔の人はとても風流で、風の音で秋の気配を感じ取っていたようです。
私のような無粋な人間には夏の風と秋の風の区別がつきません。そう言われてみると木々を渡る風の音がやや変則的で、夏よりは強く、強弱もあるような感じはします。
時は流れて、最近の日本人は最早、そういう風流を解する人達ではなくなってしまったのかもしれません。角界のドタバタを見ているとそう思わざるを得ないのです。
明らかな事実をねじ曲げようとする考え方はどこから来たのでしょうか(?)弁護士の存在意義を疑わざるを得ない事も多く伝えられます。白を黒というのは弁護士の仕事では決してないと思うのですが、光市の件に続いて今回も首をひねらざるを得ないのです。
法律や契約の不備をついて、強引に依頼者の利益へ結びつけるやり方はアメリカの専売特許だと思っていました。人種のるつぼである複雑な社会が生んだ弊害の一つとして捉えていましたが、高学歴単一民族社会である日本で、そのやり方を真似る弁護士が存在し得るとは思ってもみなかったのです。
今回の結論によっては悪しき慣例が作られる事になりかねません。それでなくとも風通しの悪い閉鎖社会、ごり押しがまかり通るようになっては真っ暗闇です。世間の風の声に耳を傾け、今後の日本の為にも賢明な裁定が下る事を望みます。
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