門前の小僧習わぬ経を読む
会社を経営していて最も重要で最も難しいのですが、最も楽しみな事があります。それはスタッフの採用です。今年もアルバイトも含めて数えきれないくらいの応募があり、多くの人を面接しました。
新卒の学生さんなどは殆どの人が面接の時に凄く緊張しています。何もそこまで緊張しなくてもというくらいガチガチなのです。少し震えていた男の子は耳たぶに穴だけ空いていて不思議に思ったのですが、採用したら初日からピアスを付けてきました。
応募してくれる人達は、それなりに魅力的で一緒に仕事をしてみたい人が多いのですが、会社のニーズに合うかどうかは別問題です。特殊な職場だけに適性がないと本人が苦労する事になるのです。最悪、志半ばで辞めていく事になりかねません。それだけは避けたいのです。
とは言うものの、ポートフォリオと一回だけの試験と面接で、適性をずばり見抜くのは至難の技です。お互いに時間の都合もあり、納得するまでお見合いを続ける訳にもいきません。”えいやっ”で決めるしかないのです。ところが人間というのは不思議な生き物で、いいかなと思っても2回目以降は全く印象が違う事があります。反対にネガティブな印象でも、数年で化ける人もいるのです。
特にスパルタ教育する訳でもないのに全く予想もしない嬉しい誤算となる事が時々あるのです。そのメカニズムは解明出来ていませんが、恐らく元々素質があって、それがある日突然なにかに触発されて開花するのではないでしょうか。そこまでは元々鋭くもない眼力では読み切れないのです。
ただ伸びる人に共通して言える事は、皆素直で性格がいいのです。即ち、そういう人は吸収力があるので、いつの間にか育って来ているのでしょう。そういう訳ですから面接のときは専門能力よりも人間性を一生懸命探るようにしています。いい人が来てくれる事を祈るのみです。
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