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2008年10月21日 (火)

栄枯盛衰(1)

今日から北京出張です。今回の出張は今までの出張より少し緊張しています。中国を取り巻く環境が大きく変わりつつあるからです。中国の輸出産業はアメリカの金融危機による購買力低下の影響をもろに受けていると言われています。おもちゃ産業などは壊滅的で、経営者の夜逃げが相次いでいるのです。

不幸中の幸いと言うか、中国の基幹産業になりつつある自動車産業だけは対米輸出という点では出遅れており、現時点での影響はないに等しいのですが、国内不況による影響はこれから出て来るものと思われます。これまでの作れば売れる粗製乱造時代から、品質の良いもの、優れた商品のみが生き残って行く時代へ変わって行くのです。

我々日本人技術者が中国の自動車開発を請け負うという事は日本にとって外貨獲得だけでなく、拡大再生産の一途を辿る中国メーカーを啓蒙する事により、あらゆる意味で質の高い商品を開発し、地球、ひいては日本に対して好結果をもたらせるという点で重要な役割を担っているのです。と思いたいのです。。。

Photo_2何せ13億人もいるのです。輸出が伸び悩んだとしても生産台数で日本を抜き、という事は数年後には激減しているであろうアメリカをも必然的に抜き去る事となり、近い将来に世界一の座につく事は想像に難くありません。現段階で100もあるメーカーが幾つに再編されるのかは知りませんが、吸収合併を含め年間100万台作れるメーカーが20くらい生き残ってもそう不思議ではないのです。

そうなった時に現状のままではいかにもまずいのです。少なくとも環境に対するドラスティックな大改革が不可欠なのですが、蓄積の無い技術は外に頼らざるを得ません。さらにあまりにも急激に膨張しているので社内及び国内だけでは開発工数の工面が出来ず、我々独立資本系外部への需要は高まるばかりなのです。

そういう事情で生産台数だけは世界一となりますが、蓄積している暇のない技術、開発力という点で日本と比べようもなく、必然的に日本のビジネスチャンスは増える事になります。最終的には日本は川上の仕事、ソフト作りと開発がメインとなり、裾野産業も含めて生産は中国、その他アジア諸国と言う構図が見えて来るのですが、アメリカの轍を踏む事無く、うまいコラボレーションが出来れば日本も中国も面白い事になりそうなのです。


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コメント

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/156/

迷惑メールではありません。ご参照下さい。

投稿: 匿名 | 2008年10月23日 (木) 11時35分

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