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2008年10月 2日 (木)

天は二物を与えず

プロ野球の清原選手が引退しました。また一人野球界から名物男が去って行きます。桑田が馳せ参じ、イチローもアメリカから急遽駆けつけるほどの人望があったようです。

清原と言えば西武での全盛時代に所沢西武球場で見た事があります。ロッテ戦でしたが、当時球界最速投手の伊良部が投じる157〜8キロの球を見事打ち返していました。記憶によればセンターへの2ホーマー、1ツーベースヒットではなかったかと思います。野球史に残る名勝負でした。

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その時の模様を清原は新幹線が目の前を通過したようだったと言っていましたが、おふざけも得意だったのです。晩年は誰の真似だか知りませんが。坊主にピアスをし、日焼けサロンで真っ黒にした肌で凄んでいたのはやりすぎでした。

マスコミの騒ぎ方を見ていると、まるで王、長島に匹敵するかのような扱いですが、そこは異論があります。高校卒業後、入団1年目にして王選手の1年目をはるかにしのぐ31ホーマーを放ち、怪物振りを発揮していながら、この通算成績は決して納得のいくものではないのです。

巷間伝えられるところによれば、彼は練習嫌いで夜の街大好き人間だったようです。巨人移籍後は打てない焦りから肉体改造に取り組みましたが、不必要な筋肉まで鍛える事による故障に泣かされました。

決して努力の人、野球にひたむきな人ではなかったようです。それでも才能だけで、あれ程の成績を残したのですから、ONくらい努力をしていたら大変な選手になっていたでしょう。その点残念でならないのです。やはり天は二物を与えないのでしょうか。


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