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2008年11月

2008年11月30日 (日)

日本ガラパゴス化現象

人に接する時に「すみません」とか「ご免なさい」と挨拶代わりに言う国民は日本ともう一カ国しかないと言います。やはり島国だそうです。あくまでも自分がへり下って相手を立てる精神、それ自体は大変素晴らしい事だと思うのですが、残念な事に日本国内でしか通用しない感覚だという事を往々にして忘れてしまうようです。

一般人、あるいは企業人が外国人に対して、そういう姿勢で臨むのであれば大した問題もなく、ちょっと変わった人だな位で済むのですが、これが国単位になるとそうもいきません。謝った途端に「それ見た事か、やっぱりお前が悪いんだ」という事になります。その結果、大昔に解決済みの賠償金を払ったり、援助をさせられたりします。

相手が自分よりははるかにしたたかで、揚げ足をとる機会を常に狙っていると考えた方が良いのですが、人のいい日本の政治家は自分と同じスタンスで考えてしまいがちです。そればかりか、国際という文字からは程遠く、田舎の村長さんくらいの政治的スタンスでしかない多くの政治家は、隣村と仲良くするのが何が悪いんだろうと、悪びれてさえいません。

もっとひどいのは隣村から個人的に寄付を貰って、隣村に有利な条例を作ったりするのです。村民報で咎められても、色々なこじつけを考え、それは当然な事と開き直ります。村人も途中で面倒になり、まあいいか、などと意味不明の納得をしたりするのです。

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まさにでっかいガラパゴス島が21世紀の地球上に存在しています。やはり島国と言うのは特殊なのかもしれません。100年以上も前に鎖国を解いた筈なのに、それは夢の世界での出来事だったのでしょうか。

携帯電話や精密電子系製品でもガラパゴス化が懸念されていると聞きます。日本人特有の非常に細かく、複雑な操作、使い方に対応したそういう製品は世界では通用せず、取り残されていくと言うのです。世界でのシェアが67%のデジタルカメラなども、非常に小さくなり、しかも高性能化が進んでいるので、私なんかは喜んでいるのですが、世界は決してそうではないようです。

手のサイズや器用さの問題もあり、小さい製品は敬遠されると聞きます。プロっぽい大きいカメラでレンズも大きい方が喜ばれたりするらしいのです。だからと言って、後戻りする訳にもいきません。基本的には日本は日本らしくいくべきだと思っています。繊細で小さく高性能な方向は技術的な余裕を産みますから、色々なものに応用が利き、回り回って、大きなアドバンテージを形成していく事は明らかだからです。この世界だけは「小は大を兼ねる」のです。

車の場合を例にとりますが、今の車は図体はでかくても、部品単位で言えば、そういう極小で繊細な技術の集合体と言えるのです。目には見えませんが、コンピューターで制御される部品が五万とあり、複雑なシステムが絡み合って動いています。どんどんエレクトロニクス化していく自動車は、まさに日本が得意とする分野の集大成商品なのです。そういう意味ではガラパゴスを守らなければならないのは明らかではないでしょうか。


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2008年11月29日 (土)

逆インセンティブ(?)

今日は最近不景気の元凶のように言われている円高について少し述べてみたいと思います。円高になると輸出をしている商品の円による取り分が減るというのが円高不況の論拠だと思うのですが、それは現実とは少し違うようです。

例を自動車にとりますと、例えば輸出の為の経費込みで原価100万円の車をアメリカに輸出したとして、レートが1ドル100円なら1万ドルプラス販売店経費と利益を乗せて末端ユーザーに売る事になります。日本側の取り分は1万ドルです。円が急激に上がって80円になったとしましょう。その場合在庫車を1台売るたびに20万円の損害となります。

これは確かに由々しき問題です。ただ、輸出の場合船で搬送しますから、一回に送る量には限界があります。従って、次の船便分は値上げして送る事が出来るのです。20万円分をドルで上乗せすれば1万2千5百ドルの原価となります。
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販売店がそのまま販売価格に乗せれば2千5百ドル高い商品となって価格競争力が落ち、販売台数が減って、ここでも問題が発生するかも知れません。日本側から見ると円高による差損は20%なのに、それを買う側のアメリカサイドに転換すれば25%もアップする訳です。やはり円高で良い事はなさそうです。

そう考えるのが普通の商品ですが、日本が輸出している消費財や資本財は消耗品や原材料ではありません。日本でしか出来ないような付加価値がたっぷり盛り込まれた商品なのです。従って実態は少し違うのです。さらに価格が25%アップしても20%販売台数が減れば元の木網ですが、販売努力もありますから、そこまで落ちる事は考え難いのです。

例え落ちたとしても台当たりの利益という点ではしっかり確保出来ている訳で、ケースにもよりますが1万ドルのままで売って、台あたり丸々20万円の減益になるよりは、はるかにましと言えます。1万ドルのままの場合、例え販売が25%アップして円高前の売り上げが確保出来たとしても、薄利多売はとどのつまりは部品メーカーへの圧力になるのです。良い事は何もありません。

一方アメリカはと言うと、もう随分前からアメリカ製の車を売る場合、希望の販売価格では売り難い状態が続いていました。そこでビッグスリーはインセンティブという形で実質大幅値引きを余儀なくされていたのです。それでも販売不振は解消されませんでした。見かねたトヨタは、驚いた事に自社製品の値上げをしてまで競争相手の援護射撃をしたのです。日本的考え方で、敵に塩を送ると言うやつです。

これが自由主義経済の市場原理に照らして正しいかどうかはともかく、言わば逆インセンティブですから、消費者の利益には大いに反します。アメリカはなぜか問題にせず黙認しました。反対に日本車が販売不振で大幅値引きして売ると、ダンピング(不当値下げ)として提訴される恐れがあります。

横道にそれましたが、要するに、逆インセンティブをものともしないくらい、日本商品は魅力があるので、多少の円高は問題にならないのです。そういう訳で今回の売れ行き不振は円高に原因がある訳ではありません。金融危機からの景気後退が原因なのです。信用収縮と資金不足で、自動車ローンが組めない状態に陥っています。アメリカ人の殆どは車をローンで買いますから、ローンが組めなければ必然的に販売台数は落ち込むのです。

この金融問題が、ある程度目処がつくまで、アメリカでは車が売れそうもありません。従って輸出だけでなく、為替レートが直接関係ない現地生産分まで生産調整をしなければならないというかなり深刻な事態なのです。

このように平時の円高であれば、輸出の問題は軽微で、輸入の利益は計り知れない訳ですから、大いに歓迎されるべきです。国益に直結し、国民はそのメリットを色々な場面で享受出来るという訳です。
メディアや評論家は、いい加減に貿易と円高に関する間違った情報を垂れ流すのはやめなければなりません。
(PHOTOはGMの人気ブランド ハマー 重厚長大の代表格 格好はいいのですが・・・)


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2008年11月28日 (金)

行間を読む

先日カミさんが里帰りをして、子猫ちゃんと留守番をしている時の事です。珍しく家の固定電話が鳴ります。取るとカミさんの友人の女性からでした。「生憎いません」と伝えると、いつもブログを見ていると言われるのです。

ブログの事で画面の向こう側の方と直接お話をする機会は友人、会社関係以外はまずないので、ドキッとしたのですが、さらに話が子猫に及び、可愛いでしょうと言われるのです。ブログの内容を良くご存知の様で、なぜかどぎまぎする自分がいます。

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自分で書いておいて、読む方が知っているのは当たり前なのに、えっ何で知ってるの(?)となるのです。この感覚は不思議です。未だインターネットがよく分かっていないのかもしれません。日記感覚でしかないのでしょうか(?)

その方は以前、カミさんとの会話の中で、小生のブログの内容に関して、行間に込められた、本当に言いたい事が垣間見える、というような表現をされたそうです。知的な方なので買いかぶって深読みをされているのかな、と一瞬思ったのですが、そう言われてみれば、無意識のうちに言いたい事を行間に込めていたのかもしれません。

前にも言いましたが、私は受注がメインの仕事をしている関係で、クライアントやクライアントの国の事は褒めてもいやらしいし、悪口は口が裂けても言えないのです。その他、企業人ブログとしての制約も沢山あり、思っている事をズバズバとは書けないフラストレーションがあるのは確かなのでしょう。読み返してみると、本当に言いたい事は、文章のまずさも手伝って書けていないようです。

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それにしても、行間を読むとは何と含蓄のある言葉でしょう。日本語表現の素晴らしいところです。このような表現は外国語にあるのでしょうか(?)要するに、特定のブログを続けて読んでいくうちに、癖や考え方が見えて来て、本当に言いたい事が、例え反対の事を書いていたとしても分かるようになるという訳です。

そうなると迂闊な事は書けません。書きがい、込めがいもあるのですが、余程気をつけないと知られたら困る相手に本音を読まれてしまいます。また読んで欲しい人だけにメッセージを送る事も出来、逆に本音を読まれたくない相手には、混乱させる事も可能で・・・こんがらがってきましたが、これから意思の込め方の研究をしなければならないようです。

政治家の先生方も独特の難しい言い回しの人が多く、裏の裏があったりして言葉の行間を読むのが難しいのですが、思いつきでしゃべる麻生さんだけは深読みせず、そのまま解釈するのが正しいようです。文章色々、言葉も色々、人も色々なのです。

(PHOTOは、飼い主に似てゴルフが好きな子猫ちゃん)


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2008年11月27日 (木)

ネガティブ プロパガンダ

政府の無策による対策遅れが原因か、マスコミの吹聴が原因か、増々強くなる不景気感ですが、本当にこのあたりで本腰を入れて考え直さないと大変な事になってしまいます。

先日カミさんが里帰りから帰って来ましたが、田舎の不景気感と実態の不景気ぶりは想像を絶するものがあるそうです。元々無能な市長は、抜本的な景気対策など、全くやる気がないと言います。それだけならまだしも、地元の暴力団関係の土建業者との芳しからぬ噂も絶えないのだそうです。そういう状況に業を煮やした一部の市民が、人格者でやり手事業家の、見識高い対立候補を擁立するのですが、なぜかいつも僅差で負けてしまっています。

Photo 改革系候補が負ける理由は、有権者の中年から熟年女性に多いらしいのですが、市長サイドのネガティブプロパガンダ(?)が効いてか、改革系候補である事業家は負けても生活に困らないが、現職が負けると生活出が来なくなるから可愛そう、などというらしいのです。唖然としてしまいます。しかもそういう人達の頭の中では不景気と市長の関係は結びついていないのです。人がいいと言えばそれまでですが、日本の田舎の限界を見る気がします。

更に、カミさんの両親は政治経済報道に関しては、かなり熱心に見ているらしいのですが、田舎で新聞TVを見ていると中央、世界の状況が今一分かり難く、報道を額面通りに受け取ってしまいがちだと言います。特に中小企業が厳しいという報道を真に受け、まさに中小企業そのものであるスタジオアストの事が心配でたまらなかったと言うのです。

カミさん自身も一週間ほどですが、向こうにいる間、不安感が日に日に募ったと言います。コンピューターを携行していなかったので、ネット情報が入らないのも、それに輪をかけたのかも知れません。

こういう時期こそ正確な報道が求められるのですが、現メディアの偏向した傾向は一向に改まる様子もなく、ネガティブプロパガンダとも言うべき言動を繰り返しています。結局今回の金融危機不況も、日本は傷が一番浅かったのにも拘らず、政治の停滞もあり、いつの間にか、他の国を追い越して最不景気国へ転落してしまうのではないかと、本当に心配でたまらなくなってきました。

(PHOTOは、とある田舎の秋祭りの模様)


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2008年11月26日 (水)

武運長久

「彼はうまい選手になろうとしているのではない、凄い選手になろうとしている」・・・尾崎将司の言葉です。「一緒に回った選手は誰でも彼の事が好きになる」・・・深堀圭一郎が言いました。「タイガーのジュニア時代のようなオーラを発している」「彼は我々、危険を避ける考え方と違って、常にバーディを取る為のコースマネージメントをしている」「この中で世界に最も近い選手だ」・・・今期米ツアーで念願の初優勝を飾った今田竜二の言葉です。

もうお分かりでしょうが、これらの言葉は石川遼に対して大ベテラン達が素直に吐露した評価です。三井住友VISA太平洋マスターズで初日6アンダーの単独首位に立った石川は、最早ルーキーとか17才とかという言葉とは無縁の一人の凄いゴルファーとしての存在感を見せつけています。

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プロ宣言の直後は、身内に絡むトラブルがあったり、週刊誌ネタになったりで、無事に飛び立てるのかと危ぶまれました。年の前半は予選落ちも多く、やはりプロとしてやっていくのは簡単な事ではない、これはものになるまで暫くかかるのではないかと思わせたのです。

ところが二ヶ月前の日本オープンで片山に次ぐ二位、三週前は深堀圭一郎と渡り合って堂々の初優勝と、このところ人が変わったようです。次の週は初日首位に立ち、結果5位、先週は惜しくも一打差の準優勝という成績でした。そうそうたるメンバーに囲まれて、互角に渡り合う姿は貫禄さえ漂っていたのです。

1年目にして早くも賞金ランク5位(日本人だけだと4位)につけている、全く新しい、17才の天才自己完結型プロ、石川遼の出現に、新鮮な驚きを禁じざるを得ません。暫くは子供の事のように目を離せなくなりました。大げさではなく、人生の楽しみが又一つ増えたようです。

行く行くは世界に羽ばたいて、大きく育って欲しいと日本のオヤジ達の期待を一心に集める遼君に、不測の事態などが起きないよう、武運長久を祈らざるを得ません。 混沌として先の見え難い時代に、一筋の光明を見るようです。

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2008年11月25日 (火)

先入観?確信犯?

日曜の朝慣例の、報道系ワイドショーTV番組を見ていて、相変わらず日本は外需依存の輸出立国だから円高が大変だと言っている経済評論家がいるのには腹が立ちました。その場の雰囲気もそれを容認しています。これで経済評論家が務まれば楽なもんです。しかも小泉構造改革のツケがまわって、より日本を悪くしていると言うのです。番組の品位が疑われます。

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これは確信犯ではないでしょうか(?)何か腹に一物持ってしゃべっているとしか思えないのです。さもなければ大昔の先入観から脱却出来ていないおバカさんです。いずれにしても評論家失格ではないでしょうか。

前にも書きましたが、金融危機前の統計で日本の輸出はGDP比率8〜13%(1993年〜2005年)です。純輸出(総輸出ー総輸入)は1.4%に過ぎません。近年増える傾向にはありますが、13%という数字はアメリカの次に低く、先進国の中では下から3番目のドイツの35%を大きく引き離しているのです。韓国や中国も35〜40%にも及びます。

しかもその中身が肝心なのですが、日本の場合完成品(自動車、家電製品)や衣料などの消費財は全輸出の40%程度で、残りは資本財(設備や機械など)が占めています。これは何を意味するかと言うと、輸出相手の韓国や中国からの輸出(対米等)が増えれば増える程儲かる仕組みになっているのです。これを迂回貿易と呼びます。

さらに直近の経常収支で言えば、既に貿易収支(10兆円)を所得収支(海外投資収益)が上回って、世界第二位英国の倍以上にもなる12兆円に達しているという事実をなぜもっと言わないのでしょうか(?)これは日本の企業や個人が長い年月をかけて海外投資をして来た成果なのです。しかも円高は悪い事ばかりでありません。

不思議な事に全く報道されませんが、実は円高差益で儲かっている会社の利益総額は、被害を受けている会社の損失総額をかなり上回るのです。以上の事から分かるように、日本は世界で最も輸出減による影響を受け難い国なのです。円高は長い目で見れば確実に国益に繋がるという事をマスコミや評論家はきちんと言わなければなりません。

構造改革に関しても言うに及ばずで、やり方がまずかったり、あるいは霞ヶ関の頑強な抵抗にあったりして結果は伴っていないとしても、やらなくていい訳はないのです。その評論家のバカチンは電波を私物化するのにも程があります。

とにかく日本のマスコミ、評論家は不安心理を煽るのが好きです。悪いシナリオを書いてそちらへ誘導しているとしか思えません。先入観でやっているのなら、あまりにもおバカで不勉強です。そうでなく確信犯でやっているとすれば言論的偏向問題が浮かび上がります。問題の本質を見え難くして何のメリットがあるのでしょうか。

(PHOTOは問題評論家が出ていたテレビ番組のイメージ画像)


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2008年11月24日 (月)

CEOの年収

朝夕めっきり冷え込むようになり、スポーツシーズンも終盤の晩秋、季節外れのさくらが満開になりました。大王製紙エリエールレディス、ゴルフトーナメントで、ぶっちぎり優勝を横峰さくらが果たしたのです。今年はひょっとして勝てないかもしれないかと思っていただけに安堵した人も多いのではないでしょうか。これで賞金ランクも一気に二位まで上がり、来週の最終戦次第では賞金女王も視野に入ってきたのです。何とか頑張って有終の美を飾って欲しいものです。

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男子では石川遼が魅せました。ダンロップフェニックスで結果こそ一打差二位に終わりましたが、随所に思い切りの良いスーパープレイを見せつけ、大向こうをうならせたのです。それにしても初日の、足で自分のボールを踏んづけてのペナルティが悔やまれます。

石川遼君も横峰さくらちゃんも年間賞金獲得額が共に殆ど1億円となりましたが、あの若さで大した稼ぎです。しかし世界に目を転じれば、能力ととても見合った報酬とは言い難い人達も沢山いるようです。

最近で言えば、ビッグスリーや金融関係CEOの年収が高過ぎると問題になっています。アメリカの場合、大企業〜超大企業で9〜14億円だそうです。内容は現金1/3、自社株2/3くらいとなります。

さらに専用のジェット機を持ち、運転手つきの高級車なんて言うに及びません。家は悲しくなるくらい立派です。それに対して、一般労働者の年収は470万円くらいだそうです。ローンで買った家に住み、ローンで買った乗用車を自分で運転します。

方や、日本のCEOの場合は一流企業でも5〜6千万円です。一般労働者が550万円ですから、その差は先進国中最も少ないと言えます。しかも自家用ジェットを持っている人は殆どいません。そう言えばアメリカ型が好きなホリエモンは持っていました。

昔、海外でゴルフをした時に、中小企業ではありますが、たまたま社長が4人揃った事があります。中の一人が私の“月収”は600万円だけど、ミスタータナカは日本人だからもっとでしょう(?)と言うのです。

一瞬言葉に詰まりました。年収の間違いではと言いそうになって思いとどまり、まさかその10分の一くらいです。と言う訳にもいかない雰囲気だったので、笑って誤摩化しましたが、後の人達もそのくらい取っているのでしょうか(?)おまけにその600万の人は5000万円クラスのゴルフ会員権を二つ持ち、2億円の家に住んでいると言っていました。

随分日本と海外では考え方が違うようです。勿論良い悪いの問題ではなく、資本主義経済の下、儲かる企業はCEO報酬をいくらに設定しようが勝手です。従業員と株主に対して、責任を果たしてさえいれば何の問題もない訳です。

問題は業績が悪化した時の対応に尽きます。国から援助を受けながら、贅沢を止めないと言うのでは社員も国民も納得する筈はないのです。

20081121007_dat_20081121214820001 そう言えばドバイにまた凄いホテルが出来て一泊250万円のスウィートがあると言っていました。欧米企業のCEOや世界のセレブが対象でしょうが、この不況下で思惑通りの商売が果たして可能なのでしょうか(?)老婆心ながら心配になります。


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2008年11月23日 (日)

思考停止

アメリカ下院の公聴会でビッグスリーの首脳がそろって政府の援助を要請していましたが、民主党議員の一人が面白い質問をしていました。「今日ここへ来るのに民間の航空機を使ってきましたか」答えは沈黙です。更に「帰りはその自家用ジェットを売って、民間機で帰りますか」やはり応えは、全員沈黙でした。(この直後、GM会長はジェットを処分し、日本で言うところの民事再生法手続きの検討に入りました)

Flyingpalace_12米政府もビッグスリーに対してはかなり批判的です。この25年間、努力を怠り、しかも今後の見通しが立っていないのに、どうして貴重な税金から援助が出来るのか(?)と、もっともな事を言っています。やるべき身近な事にさえ手をつけないビッグスリーの経営者達は、既に思考停止に陥っているのかもしれません。

欧米の経営者は昔から金融業界筆頭に莫大な報酬を受け取る慣例がありました。業績がいい時は分からないでもないのですが、悪化しても下げないというのでは筋が通りません。果たして、最低賃金で働く人と同じ人間が、何十億、何百億円という報酬に見合うだけの差や価値が本当にあるのかという素朴な疑問も浮かびます。

日本はと言うと、大企業の社長でも、オーナーでなければ、せいぜい年収で5〜6千万円です。且つて伊藤忠商事社長の丹羽さんは、業績が悪い時は電車通勤だったと聞きます。日本が素晴らしいなどと言う気はさらさらありません。悪い時は悪いなりの対応をしなければ会社が存続出来る筈はないというだけの話です。

それにしても、不良債権の全容が未だ見えてこない今回の世界経済危機は全く予断を許さず、この先どうなっていくのか混迷の度を増々深めています。テレビを見ていても悲観的見解が大勢を占めているのです。さらに最近の世情は30年代に似て来ているという人が評論家と言われる人に多いのですが、その内、日本は軍国主義になって戦争を始めるとでも言わんばかりです。

その点だけは大いに異論があります。価値感が多様化し、情報量に圧倒的な差がある戦前と比較するのは無理があるのです。さらに軍隊が他国を侵略するのは帝国主義的考え方からですが、現代の先進国は植民地政策よりも効率が良く安全な経済進出という手段に切り替えています。

未だに他国を支配して直接、資源、財産等を搾取しようという考え方は一部発展途上国の中にない訳ではありませんが、あまりにも効率が悪過ぎます。高度に経済成長した国にとって、世界から非難を受け、制裁さえされかねない方法を、あえて取らなければならない理由など見当たらないのです。従って、他国を攻める心配より、他国から攻められる心配だけをすれば良いのです。

この高度情報化社会では凄いスピードで価値感、思考法が変化しています。ありそうもない時代錯誤な事を言って人心を惑わすのは、自分自身が思考停止の古い人間である事を証明しているようなものです。「軍靴の音が聞こえてくる」とか、「子供を戦場に行かせるのか」というような根拠のない感情的、非論理的表現だけは、いい加減に止めましょう。

(PHOTOはプライベートジェットの室内)


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2008年11月22日 (土)

世界で"天国に一番近い島"国

先日ラジオを聞いていて愕然としました。司会者とゲストの評論家さんが、日本の出生率低下による人口減少は問題だから、移民を積極的に考えなければならないと言っているのです。こういう人がいるから、1000万人単位で移民を受け入れようとしている自民党N氏も図に乗るのでしょうか(?)

何を血迷っているのか、大きな間違いと言わざるを得ません。ちょっと前までは人口が増えすぎるから子供を沢山作るのは非国民だ、などと冗談半分に言われていたというのに、なぜ増やさなければならないのでしょうか(?)全く妙な話です。前にも書きましたが、労働生産効率はまだまだ上げる余地があります。

日本得意のコンピューター化、ロボット化が生産効率を上げる事は既定の事実です。それらによって最近企業がやっているリストラのメインは明らかに人減らしなのです。その結果一人当たりの生産性が上がるという事は、所得も勿論増える事になります。未来を透視してみれば、人口が減った広い日本にお金持ちが優雅に暮らす風景しか見えません。

ではどこに移民が必要なのかと言うと、機械化、コンピュータ化が出来難い3Kビジネスなのです。この事の怖さを分かっているのでしょうか(?)失礼ながら現状、3Kワークに就労する外国人の教育レベルは高いとは言い難いのです。この考え方は大国Aが、その昔取った方法に似ているかもしれません。

日本人ならある程度の知的レベルは保証されます。多くを語る必要もないのですが、結果は大国Aの二の舞になるのが落ちです。あの国は数世紀後には人種の違う国になっている筈です。その前兆が最近ありました。さらにフランスやドイツの大変さを知らないと言うのでは、不勉強が過ぎるのです。

豊かな生活を維持する為、内需を支える絶対人口が必要だと言うかも知れませんが、出稼ぎや移民の人達は国への送金が忙しくて、日本に落とすお金は微々たるものです。それに例えGDPが減ったとして、日本より少なくても豊かな国が沢山あるのは、どう説明するのでしょうか。

何より致命的な事は、彼ら外国人は日本の伝統や文化に全く関心がありません。貴重な有形無形の財産がどんどん壊されてしまうでしょう。これまでの例で言って、治安も確実に悪化します。

日本の中に日本を壊そうという動きがあるのは看過出来ません。おまけに公用語を英語にしようという動きまであるとか、飽きれ果ててひっくり返ってしまいます。日本を粗末にするにも程があります。時代錯誤も甚だしいそういう連中こそ、使いたくない言葉ですが、売国奴と呼ぶしかありません。

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先日某統計サイトで知ったのですが、意外な事に現在世界のインターネット上で最も多くコミュニケーションされている言語は英語ではなく、何と日本語なのだそうです。2006年の時点で37%、二位英語で36%、三位、中国語8%と続きます。これをもっと増やそうという動きなら大いに理解出来るのですが、正反対の動きは何としても阻止しなければなりません。

我々の子孫の為に、世界で最も天国ならぬユートピアに近い国を大切に守り、より良くするのが我々の務めです。ユートピアを作れば、人口は自然に増えるのではないでしょうか。想像力の欠如は犯罪に等しいのかも知れません。 (PHOTOはイメージ画像)

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2008年11月21日 (金)

If Japan Can, Why Can't We ?

1980年代後半、日本はバブル景気に浮かれていました。株価は4万円を睨み、土地の価格は天井知らずに上がっていったのです。この時は誰もが日本の未来を信じ、疑っていませんでした。日本のバブルマネーでアメリカ全土だって買えるなどと訳の分からない事を言っていたのです。

結果は言うまでもありません。そのジャパンマネー全盛期にアメリカのNBCは " If Japan Can, Why Can't We ?"(日本が出来るのに、なぜ我々に出来ない)と嘆いたのが強く印象に残っています。発奮したアメリカは、ご存知の通り、“IT”で一時代を築き、さらにそのIT をフル活用した金融ビジネスで世界を席巻しました。

今度は"If America Can, Why Can't We ?"とばかり小泉、竹中組がアメリカの後追いを試みるのです。ところが幸か不幸か、不良債権処理の真っ直中だった日本は金融ビジネスでは世界から取り残される事になります。結果的にはそれが幸いして、日本経済は今回の金融危機に際し、殆ど無傷で生き残り、世界に貢献出来る立場としての存在感を示す事になるのです。

その間、日本の株価は常に低迷していました。バブル崩壊後の最高値は日経平均で2万2千円、平均すると1万5〜7千円くらいではなかったでしょうか(?)それでもGDPは僅かながら伸び続け、実体経済自体は決して悪くなかったのです。現在は日本株式市場の7割も占めると言われている海外の資金、特に中心はヘッジファンド系マネーだそうですが、金融危機で現金が必要となった顧客からの解約による売りが殺到した事により、8千円を割り込むような事になっています。

これらは決算期の12月まで続くと言われていますが、45日前解約ルールがありますから、既に峠は越しているのです。従って、今後は緩やかな上昇局面に転じる事が予想されます。シナリオは確実に面白い方向に向かっているのです。ところが外的要因以外でも懸案事項がない訳ではありません。

今後の日本の浮沈は、一にも二にも政府の動きにかかっているのですが、補正予算を年内に通す事に前向きとは思えない自民党は一体何を考えているのでしょうか(?)しかも予算の規模が小さ過ぎます。"Too Small Too Slow"いつか聞いたセリフですが、常に政府は国民の足を引っ張ります。さらにいたずらに規制が強化された官製不況も追い討ちをかけますから、残念な事に悲観的シナリオも想定しなければならないのです。

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57兆円もの外貨準備高を内需拡大に使う中国ほどでなくても、20〜30兆円規模の内需拡大策を打ち出せば、あっという間に景気は好転する筈です。その内容は、従来型の箱ものや道路等の公共投資ではなく、既得権益を排除して未来への新規投資しかありません。即ち環境、エネルギー案件に集中して投資、インフラ整備をすれば、バラ色の未来が開けるのではないでしょうか。正に一石二鳥なのです。

財源は勿論外貨準備高から捻出します。適正値を大きく上回る外貨準備高は、この時代むしろドルの暴落によるリスクを抱えますから、なるべく圧縮しておいた方がいいのです。素人の浅知恵かも知れませんが、全てがうまくいくと思われる、この不況対策を誰も言い出さないのはなぜなんでしょうか(?)

まさか、密約があって、外貨準備高が使えないとか(?)まさか、そんなことはないんでしょうねえ・・・この場合、"If China Can, Why Can't We ?"と言いたいのです。もう一度アメリカに"If Japan Can, Why Can't We ?"と言わせる為にも。。。 (PHOTOはホンダの燃料電池電気自動車FCX1)

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2008年11月20日 (木)

GMの凋落(2)

日本車は輸出の場合、相手国の法律、習慣、趣向性を尊重します。決して自分たちの価値観を押し付けたりしません。最近ではデザインでさえ相手国の好みを取り入れる為、現地に研究開発センターを作り、現地人デザイナーが担当したりしているのです。仕様装備をとっても、アメリカではサスペンション(足のバネ)が硬いのは嫌われるのですが、日本より柔らかめに設定されます。

逆にヨーロッパに対してはアウトバーンを走る為に対日本比較で、かなり固めの設定になります。全てその調子で現地販売店が売りやすいように努力を怠らないのです。その結果、現地の人は全く違和感なくそのツール(車)に馴染める事は言うまでもありません。

片や欧米はと言うと、驚くべき事に少し前までは仕向地による設計の変更などは一切行われていませんでした。自分たちが作るものが最高であるという自信がそうさせていたのでしょうか。従って左ハンドルで、走りを優先した車が当たり前のように輸入されていたのです。ナビもなければCDプレイヤーさえない車が、大多数の日本人に受け入れられる筈はありません。販売の為の努力を怠っていたのでは数を伸ばす事などあり得ないのです。

その結果、輸入車の割合は長い間10%を越える事がありませんでした。先進国で関税障壁のない国としては異例です。そこだけをクローズアップして、日本異質論を振りかざされても困るのです。日本人は決して輸入車に対する偏見を持っている訳ではありません。あまりにも異質で使い勝手の悪い外国車に、二の足を踏んでしまうだけなのです。
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勿論一部のブランドイメージの高い欧州製高級車、スポーツカーなどは日本車にないテイスト、デザインという事もあり、根強い人気があるのも事実です。それは価値あるものを評価する目を持っている事の証明になります。むしろ日本で認められるという事は世界で認められる事の証という視点で、日本の市場の反応を見る外国メーカーが増えている事も確かなのです。

GMに話は戻りますが、自動車王国の盟主として長い間君臨したメンタリティは一朝一夕には変えられなかったのでしょう。自分たちの感覚を信じきってサターンを開発してしまいました。致命的なのは日本車の魅力を分析出来ていなかった事に尽きます。

コンセプトメーキングやスタイリング、デザインに力を入れず、材料(新素材パネル等)の開発に莫大な資金を使った結果は3〜5分の一くらいのコストと半分以下の時間で魅力的な車を次から次へと開発する日本車に惨敗したのです。さらにハイブリッドや燃料電池電気自動車開発でも遅れを取っている現状と、金融危機からおこるであろう長期にわたる大不況を考えると、V字回復はとても望めそうもないのです。

非常に残念ながら、強く大きくて、魅力に溢れた恐竜も地球の急激な変化に対応する事が出来ず、姿を消す訳ですが、その教訓から日本企業も学ぶべき点は大いにあるのではないでしょうか。明日は我が身かもしれないのです。
(写真は往年の名車 キャディラック エルドラード)

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2008年11月19日 (水)

GMの凋落(1)

GMがスズキの株を手放します。220億円でも現金が欲しい(!)いよいよ切羽詰まって来たのではないでしょうか。売れるものは全て売ってでも、政府の援助が来る(?)までは繋がなければなりません。GMは非常に危険な状態にあると、このブログでも常々言って来ましたが、今日は少しその辺りを掘り下げてみたいと思います。

第二次大戦後ビッグスリーと言われるGM、フォード、クライスラーは目もくらむような大企業で、素晴らしい車を作り続けていました。更にアメリカには4番目のメーカーとしてアメリカンモーターズという会社があったのですが、私などはジャリの頃その個性的なメーカーが大好きだったのです。

1987年にクライスラーに吸収されましたが、ビッグスリーとは趣を異にする、ジープ(チェロキー)や個性的な小型車(ジャベリン等)が売りで、国内外にファンも多かったのではないでしょうか。正に豊かさと、創造性に富んだアメリカ自動車産業は、第一次オイルショックまでは圧倒的優勢を誇り、自動車王国の座は揺るぎそうもなく思われたのです。
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1973年に日本でもトイレットペーパー買い占め騒ぎでお馴染みの、第一次オイルショックが第4次中東戦争の煽りを受けておきます。アメリカはこの時点でエネルギー政策の見直しの必要に迫られ、省エネ方向に大きく舵を切る事になるのです。続いて環境汚染問題からマスキー法案が登場、時代は激動期を迎えます。

アメリカは自分でまいたエネルギー、環境問題の種をビッグスリーは刈り取ってくれるものと信じていました。ところが既にトップに君臨して久しいビッグスリーの肥大化し官僚化した組織は、期待に反してその種を刈り取る事が出来なかったのです。更に小型化したアメ車は本来の魅力を失っていました。もっと深刻な事には、誰もそれらの事実を理解していなかったのです。

その結果80年代から日本車の台頭を許す事になります。危機感を持ったアメリカはジャパンバッシングをして輸出を減らすように圧力をかけますが、日本メーカーは何を思ったか時を同じくして一斉に現地生産に踏み切るのです。これによって輸出は劇的に減り、アメリカの雇用を大きく促進したので問題は沈静化したかに見えました。

ところがビッグスリーにとって、それは何の解決にもなっていなかったのです。むしろ日本車がそれまで以上に増え始めたので、本腰を入れて対抗せざるを得なくなります。なんと35億ドルという目もくらむ巨額を投入して、GMはサターンという小型車専門の会社を作ったのです。

日本のメーカーは戦々恐々としてその結果を見守りました。GMが本気で開発すれば、凄い小型車を作るに違いない、日本車のピンチと、その頃は本気で考えられていたのです。1997年意気揚々と日本に上陸したサターンは予想外の苦戦に驚きます。日本の市場を読み違えていたことに気づくまで、多くの時間を要しませんでした。(続く)
(写真はジープ ワゴニア)

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2008年11月18日 (火)

日本の経済的プレゼンス

IMFへの10兆円の拠出に対して、G20各国から高い評価を受けたと嬉しそうに麻生さんが胸を張っていました。マスコミも問題にする事なく、どちらかと言うと評価しているように見えます。日本の、世界の為に自国を犠牲にしてまで、一生懸命尽くす姿は正に先進国の鏡ではないでしょうか。世界のリーダー達も麻生さんの事を、さぞ素晴らしい政治家として崇め奉った事は想像に難くありません。

でも、よく考えてみて下さい。あのしたたかな大国Cは、世界一の外貨準備高を持っているにも拘らず、国際舞台で口は出しますが、お金は一銭も出さないのです。そんなに素晴らしく、自国の利益になるなら、あの国が出さないというのは解せません。

それにヨーロッパの猛者連は、よっぽどの事がない限り、他国の政治的活動を褒めたりしないのです。むしろ逆の事を言うのではないでしょうか。サルコジさんに褒められるようなら、まず要注意なのです。アメリカだって日本に対して言っている事は、いつも日本の利益の真逆です。拉致問題でも日本の味方だと言いながら平気で裏切ります。裏切っておきながら、「日本の拉致問題をけっして忘れない」などとうそぶくのですから、不誠実の極みと言っていいのです。
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流石に今回、IMFの議決権は85%必要ですから、現時点で17%出資しているアメリカの比率が日本の出資によって拒否権が発動出来ないところまで落ちてしまう事には微妙だった筈です。積極的に評価出来る訳もないのですが、G20の舞台では、ケチを付ける訳にいかず、苦々しく思っていたかもしれません。もっと穿った見方をすれば、今回の拠出は、実は何らかの思惑を持ったアメリカの指示だった(?)そう言えば、重大決定にも拘らず、与党内でさえ議論した形跡もなく、えらくスピーディであったという事は・・・

いずれにせよ、そうまでして日本は何を勝ち取ったと言うのでしょうか。うわべだけのお世辞(?)むしろ、人のいい間抜けぶりをさらけ出し、これまで通り組し易しと思われた事は想像に硬くありません。ちょっと褒めたり、脅かしたりさえすれば、予想外の大金がホイホイ出て来るのです。お陰でこれまで随分なお金を援助したり、融資しているのにも拘らず、焦げ付きや、債務不履行は山ほどあっても、感謝された試しなどないのです。

戦略もなく、何の駆け引きも出来ず、思いつきだけで物事を決定し、何かすればするほど国益に反してしまうのであれば、日本の政治家の皆さん、お願いですから何もしないで下さい。日本の経済的プレゼンスは、そこ(G20)にいるだけで十分なのです。黙っていれば向こうから頭を下げて来ます。その時点で思い切り勿体つけて、恩を着せながら貸してあげればいいのです。たっぷり金利を乗っけて・・・その場合こそ、取り立てが厳しいIMF経由の融資にしましょう。

今回のG20は比較的穏やかなうちに閉会しましたが、次回G7,G8(?)G20(?)では、いよいよ世界の基軸通貨を巡って骨肉の争いが始まるのではないでしょうか。それまでに日本も戦略をしっかり構築しておく必要があります。あくまでもドルを支え続けるのか、新構想を提案するのか・・・私の心配は取り越し苦労かも知れません。頭のいい人が揃っている政府にぬかりがある筈はないのです。
(画像はワシントンDCにある IMF本部)

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2008年11月17日 (月)

オバカ旋風

Barack_obama アメリカではオバマ旋風が吹き荒れ、日本ではオバカ旋風が吹き荒れていると、あるブログで読みましたが、うまい事を言うものだと痛く感心しました。確かに親中派で昔から反日的な民主党が勝ったというのに、日本のマスコミとか某市では自分の事のように浮かれ、感激したなどと言っているのを聞くと、どこまでオバカでお人好しなのかと飽きれてしまいます。

演説だけでいえば、アドルフ ヒトラーは抜群にうまく、ドイツ人の心を酔わせました。その結果があれですから、基本的に口のうまい人は要注意なのです。オバマさんも話術を心得ていて、J.F.ケネディのようにアメリカ人だけでなく、世界中にシンパを増やしているように見えます。

しかしこれまでの演説などからは、事なかれ主義的バラまき型政治家の姿が垣間見えるのです。今のアメリカ経済の状況は生易しいものではありません。よっぽどふんどしの紐を絞めてかからないと、しっぺ返しを食らう事になります。例えばGMを救うと簡単に言っていますが、莫大な資金が必要です。しかも一回では済みません。累積赤字が6兆円以上、負債が2006年の時点で天文学的数字の45兆円もある企業です。

今回の金融危機の前から大ピンチだった訳ですから、今後良くなる見通しなど全くと言っていい程ないのです。従って一回救うと蟻地獄のような救済地獄に落ちます。GMだけなら未だいいのですが、不公平を嫌う国民性ですから、他も救済しなければならなくなって、アメリカ財政はあっという間に破綻する筈なのです。

筈と言ったのは、暴れん坊のジャイアンの事ですから、最悪のケース、溺れ始めたらどういうウルトラCを使って来るか分からないという意味です。我々には想像もできないアンフェアな裏技を使ってでも、死にもの狂いで浮かび上がろうとするでしょうから、覚悟しなければなりません。日本も、どういうとばっちりを受けるか分かったものではないのです。

日本のマスコミや政治家はアメリカや世界の実態を正確に把握していませんからノー天気な事を言っていますが、フランスのサルコジ大統領は、ドルは最早基軸通貨には値しない、などと言っているのです。これは一昔前、いえ一年前なら考えられないような暴言です。公の場で堂々と言えるという事が、既にアメリカの尋常でない衰退振りを証明しているのではないでしょうか。ドミノ倒しは始まっているのかもしれません。

この先どういう展開になるのか全く予断を許さないと言うのに、麻生さんは何を勘違いしてか、「解散は私の意思で決められるのだ」などとうそぶいています。とんでもない錯覚です。解散権は主権在民ですから国民にあるのです。総理大臣は国民の代弁者に過ぎないので、民意を常に尊重しなければなりません。不支持が上回る今の支持率で自分に解散権があるなどと偉そうに言うのは自分は“オバカ”であると言っているに等しいのです。

その国民は早く解散して、信を問え、と言っています。そして、正常でどこからの圧力にも屈しない政府を作るのが、彼に残された最後で、唯一の仕事なのです。。。こういう時に、ノーと言えるあの人がもう少し若かったら・・・と思っているのは私だけでしょうか(?)

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2008年11月16日 (日)

国民感情を読む?

定額給付金、それにしても無粋な名前をつけるものです。政治家、官僚のセンスはこんなものでしょう。国民感情が読めずに上から目線はいつも気になるところですが、元々は国民の血税なのだから、「取り過ぎ還付金」とか「償還金」をお受け取り下さい、と言うのが正しいと思われます。その2兆円の財源は確保出来ているのでしょうか(?)細かいところは良きに計らえとばかり、G20に嬉しそうに出かける麻生さんを見ていると、そこはかとなく不安になります。
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日本政府はIMFに10兆円もの資金供与を決めましたが、こんな物凄い大金を拠出するのに国会の承認が必要ないというのがよく分かりません。麻生さんのポケットマネーなら大賛成ですが、国民が汗水たらして働いて貯めた外貨準備高から出すのです。焦げ付いて不良債権化するリスクがあるのに、野党も肝心な時は騒がない、というのもよく分かりません。

世界に貢献するというのは基本的には素晴らしい事だと思います。余力のある国がない国に手を差し伸べるのはノーブレスオブリッジという点でも誇らしい事です。しかしそれはあくまでも国内に余裕がある場合の話です。福祉関係だけでも資金難でアップアップしていて、しかも大幅な税収不足が見込まれている時に、海外を優先するというのは、流石の穏やかな国民も納得出来かねるのではないでしょうか。

さらに日中韓間で通貨スワップ協定の限度額引き上げをするそうです。これもいざという時は兆の金が動きます。取りあえず通貨問題では日本は困らないので、奉仕活動と言うしかないのですが、有り難さを分かってもらえているのでしょうか(?)G20でも欧米各国が虎視眈々と日本の資金を狙っています。麻生さんが持ち上げられ、いい気になって大盤振る舞いしないか心配している人が政府関係に果たしているかどうか(?)私は大いに心配です。

その他にも日本の金を狙った動きが顕在化して来ています。よっぽどしっかりしなければならない時に金銭感覚がカッ飛んでいるボンボンの麻生さんが日本の首相というのは、運が悪かったとしか言い様がありません。

更に世界情勢を先読みしている、したたかな中国が58兆円規模の内需拡大策を打ち出したという事は、財源を外貨準備高から捻出する事から考えて、諸外国に対し、資金的協力をする気がない事を遠回しに表明したこになります。従って、何の予防策もない日本に諸外国の無心が集中する事は避けられそうもありません。

本当に世界の状況が読めているとは思えない日本政府と官僚、特に麻生さん、TVの街頭インタビューで、若い女性がいみじくも「漢字は読み違えても、国民の感情を読み違えないで欲しい」と言っていましたが、漢字だけでなく、国民感情、世界情勢、欧米の思惑、オバマさんの腹の内、近隣諸国政情等、読まなければならないものが目白押しなのに、分かっているのかいないのか、ノー天気な顔からは、不吉な予兆しか読みとれないのです。

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2008年11月15日 (土)

振り込め詐欺

もう20年近くも前でしょうか、私が未だ自宅一階の事務所で仕事をしていた頃の話です。当時から朝の散歩をする習慣があったのですが、その日も散歩が終わって仕事を始めていると、2階の自宅と通じているインターフォンがなります。とるとカミさんが妙な事を言うのです。

カミさんはいつものように朝の食事の片付けも終わって、ゆっくりコーヒーでも飲んでいたのでしょうか。突然電話が鳴り、出ると相手は少しやくざっぽい調子で「お宅のご主人が朝散歩の時に、うちのちょっと珍しい車を覗き込み、それを咎めた若い衆ともめて、今こちらの事務所に来ていただいてる」と言ったらしいのです。

カミさんはありそうな話だと思い一瞬信じそうになったと言っていました。そこで私に確認せずに相手の話に乗っていたならどうなったのか、今となっては知る由もありませんが、何がしかの金を持って引き取りに来いとでも言われたのでしょうか。

咄嗟に「ちょっと待って下さい」と言って、私がいる一階にインターフォンで確認します。「何言ってんの?」といぶかしむ私を尻目に、「主人は家にいますけど。。。」と相手に応えたのです。次の瞬間「ガチャン」と電話は切られました。
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今なら振込詐欺の一種か(?)とピンと来ますが、当時は未だそういう犯罪はなく、何の事やらさっぱり分からなかったのです。その時は、人違いだとすれば誰かが被害に遭っているのかもしれない、と心配しました。今となっては、それも杞憂であった事がよく分かります。

意外にもいつのまにか、一大産業になってしまった振り込め詐欺、人がいい日本にしかない犯罪なのだそうですが、そこにつけ込む卑劣な詐欺師は許せません。知り合いにもひっかかりそうになった人が何人もいて、その規模の大きさに驚くのですが、いまだに騙される人がいるという事実も衝撃的なものがあります。

麻生さんがフライイング気味に打ち上げた、効果が疑問視されている“なんとか給付金”にも必ず、ハイエナ達は群がって来ます。そういう連中の餌食にならないよう万全を期して貰いたいものです。ところで年収制限はどうなったのか、自己申告にするとか、地方に丸投げするとか、訳の分からない事を言い出していますが、折角くれるというものを拒否する人はいないのではないでしょうか(?)

むしろ積極的に貰って使う事に意義がある筈です。私はゴルフクラブでも買うつもりで(えっ!そんなに貰えないって?)いますが、貰いにわざわざ出向くのも面倒なので、振込にしていただきたい。その場合、手数料はどちらの負担(?)いずれにしても銀行さんだけは儲かるように出来ているようです。


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2008年11月14日 (金)

厚顔無恥

11月になって急に冷え込んできました。いえ、景気もですが、天気の話です。気温が低く、木枯らしも吹いていよいよ冬の様相なのです。ちょっと早いんでないの(?)と思わざるを得ないのです。例年今頃こんなに寒かったのかしらと思い、ネットで調べてみましたが、一日単位となるとさっぱり要領を得ません。

9、10月も異例に涼しかったし、やはり地球はプチ氷河期に向かっているのでしょうか(?)寒いのは好きじゃないんです。歳をとるにつれ、暖かい方が好きになるようです。それも贅沢を言わせてもらうなら30度は超えて欲しくないのです。20〜30度の間で年間推移すれば最高なのではないでしょうか。

丁度それに当てはまるのが、ハワイです。LAもそのくらいで、いわゆる西岸海洋性気候というやつですが、年中ゴルフに適しているというのは応えられません。絶対上達する筈です。引退したらそういうところに住みたいものですが、円高が進んで海外の不動産が安く買えるようになれば、簡単に実現出来るかもしれません。

それにしても昨日テレビを見ていて、日本の空き家率の高さ(2003年で12%以上)には驚かされました。あの不動産バブル崩壊のアメリカでさえ2.9%と言いますから、日本の場合異常です。早くも人口減による住宅余剰現象が表れているのでしょうか。都心などもマンションを作ったものの売れずに困っている不動産屋さんが多いと聞きます。ちょっと前の住宅プチバブルが嘘のようです。
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しかしこういうご時世に都心の一等地に国家公務員専用住宅を100億円以上かけて建設しようという神経はどうなっているんでしょうか(?)しかも家賃はタダ同然と来ています。どこまで税金を無駄遣いつもりなのかとあきれ果てます。言い訳がまた振るっているのです。厚顔無恥にも国有地を売却した売却益で建てるから税金ではないと言いはるのです。

勘違いしてもらっては困ります。国有地だって国民の財産です。しかもそのロジックには無理があります。国有地は無制限にある訳ではないのです。ところが公務員用住宅は無制限と言えるほど次から次へと建てられています。新たに土地を購入して建てる訳ですから、国有地を売ったお金は土地の購入費分に消える筈です。ならば建築代はどこから出るのか、建築費も国有地売却益から出すと言うのであれば、国有地は無尽蔵になければならなりません。全く分かり難い屁理屈をこねくり回す高学歴エリート官僚の計算法は、ハーバード出の金融工学MBAにも通ずるところがあります。

無理は最期には必ず破綻するのです。そういう例が沢山あるのにも拘らず、学習効果がないのは“バカ”としか言い様がありません。歴史の教訓を真摯に学びましょう。


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2008年11月13日 (木)

ブログ開設一周年記念

早いもので、ブログを始めてから今日で丸一年が経過しました。怠け者であった筈の私が、殆ど毎日のように更新して来たのです。いつまで持つのかは分かりませんが、我ながらよく続いていると思います。

その間、愛犬が死んで、子猫が新たに家族に加わるなどの変化がありました。愛犬が死んだ時は流石に暫く書く気がしなかったのですが、毎日のように見に来ていただいている皆さんの事を思うと長くは休めなかったのです。別に読む方はそんなに期待している訳でなく、ちょっと覗いてみようというくらいの感覚なのでしょうが、書いている方はそういう訳にはいきません。書くからにはいい加減な事は出来ないのです。結局驚く程、まじめに書いて来ました。

アクセス数は一日に何万アクセスもある人気ブログに比べれば比較になりませんが、本当に徐々にではありますが右肩上がりを続けています。その反面ランキングは上がったり下がったりで思う程、伸びていないのです。(本当は今頃ベストテンにいる予定でした)これはサクラで来てくれていた人が段々離れていって、クリックをしてくれない通りすがりの人が増えているせいではないでしょうか。リピート率も意外に(?)低いのです。

時々コメントが入ると、やはり熱心に読んでくれている人がいると思って嬉しくなります。ちょっと問題提起的な記事を書いた時などは反応が凄く気になるのですが、コメントが入らないと少し気が抜けます。反面ほっとする事もあるのですが、本人が思っている程、大した内容ではないのかもしれません。

この先、世の中どうなっていくのか、全く予測不能ではありますが、良きにつけ悪しきにつけ、それなりに楽しんでいくつもりです。ブログの内容も世に連れ、仕事に連れ、変化して行くものと思われます。バカな事、間違った事も間違いなく書くでしょうが、気長にお付き合いいただいて、楽しく読んでいただければ幸いです。これからも宜しくお願いいたします。


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2008年11月12日 (水)

能ある鷹は爪を隠す

私のブログに書いている事は自慢ではありませんが思い切り偏っています。なぜなら私は車のデザインの仕事をしていて、国内外にクライアントを持っている関係上、車の事を悪く言ったり、クライアントやクライアントの国に対して悪く言える筈がないからです。その事に対して誰かから批判される所以はありません。聡明な読者の皆さんには、言うまでもないのですが、その点を差し引いて読んでいただければいいだけの話です。

このように仕事をしている人は誰でも偏っています。だからと言って責められたり問題になったりしません。むしろ自分の所属する団体や国を悪く言う方が問題ではないでしょうか。そんな不遜な態度で世の中、渡って行ける程甘くはありません。

仕事をしている人の中で、完全中立でなければならないのはジャーナリスト、評論家、裁判官などがあげられますが、むしろ少数です。彼らが思想的に偏ったり、特定の企業、団体、国の利益になる事を言ったり、したりするのは自らの存在価値を否定する事になります。

そこで例の航空自衛隊幕僚長の話です。カミさんは微妙な話だから、この件はあまり書くなと言います。(家庭内言論統制!)確かに、もっともなので極力控えめにします。。。その元幕僚長は自衛隊に所属していたのです。自分の所属している団体や国に対して悪く言える筈がありません。例え総理大臣の談話にだって、表立ってはともかく、その点で異議を唱える事は出来るのではないでしょうか。

まして、その総理大臣が総理になる寸前まで自衛隊は憲法違反だなどと言っていたのではなおさらです。総理になった途端、何が変わった訳でもないのにコロッと宗旨替えをしたのです。そういう人がまともな歴史認識など持っている筈がありません。あくまでも無難に政権を維持したいという消極的発想から周辺諸国のご機嫌取りをしただけと解釈するべきです。

TVでキャスターや評論家が口角泡を飛ばして「とんでもない」と言うのは自衛隊高官の見解として、単純に、政府見解と違うのは不適当であるという意味だと思うのですが、では実際に彼らはその論文と政府見解とされる“村山談話”を読んだのでしょうか(?)

恐らく読みもしないで、ディレクターか誰かの指示で喋っているものと思われます。物事を深く考えようとしない彼らに多くを期待する方が無理というものですが、本来中立であるべきジャーナリストもどき(?)が公共の電波を使って偏った方向性の見解を示す自己矛盾に気がついていない愚かさには同情を禁じ得ません。

横道にそれましたが、元幕僚長の論文に関して、私には正確に判断する知識も資料もありませんが、全くの間違いであるとは言い切れないと思っています。但し、国や自衛隊にとって都合の悪い事には触れていません。極力美化して、自分達と国にとって都合の良い方向に導こうとしている事は確かなようです。愛国者でありますが間違いなく偏っています。

では、そもそも自衛隊に入るのはどういう人達なのでしょうか。左寄りの人が入るとは考えられません。私のように中道の人間も職業を決める場合、選択肢には全くと言っていいくらい入らないのです。やはり少し右寄りの人が選ぶのではないでしょうか(?)また、そういう人達でないと、いざという時の役には立ちません。このように考えれば、最初から右寄りの人が集まる事は織り込み済みの筈なのです。

そこをきちんとコントロールするのがシビリアンコントロールではないのでしょうか。彼はクーデターをやるとも、戦争をしたいとも、言っている訳ではないのです。前々から主張している事の延長であり、自衛官として歴史認識に対する一つの解釈を示しただけで、こんなに大騒ぎになるとは思っても見なかったでしょう。

ただ、この論文が、自衛隊の高官によって書かれたものとしては、一定の国家的戦略に沿ったものではなさそうだという点はひっかかります。つまり、国家として何の基本戦略もなく、また自衛隊のトップでさえバラバラの考え方で動いているという事を今回の件は如実に示しているのではないでしょうか。

いずれにしても能ある鷹は爪を隠すものです。公式、非公式に関わらず、国益に直結するデリケートな問題に関しての公表は慎重にするべきです。だからと言って退職金を取り上げるような問題でもないのですが。。。

ところで昨日行われた国会の参考人招致ですが、なぜかTV中継がありませんでした。質問される側が論破されるのが怖いのか、周辺諸国の過剰な反応を恐れてか、国民の知る権利を簡単に制限してしまう事がまかり通っています。

質問する側の民主党の鳩山さんだって“ワインの会”かなんかで、その幕僚長と懇意にしていたそうです。その会で何が話されていたのかは知る由もないのですが、意外に同じ穴の狢かもしれません(?)即ち、裏ではなあなあだったのに、問題になった途端、踵を返し政争の具とする愚を犯して世界に恥を発信する、日本の政治家の貧困な思考回路こそ糾弾されてしかるべきではないでしょうか。


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2008年11月11日 (火)

結束力

もう15〜6年も前になりますが、家族でアメリカとカリブ海クルーズの旅をした事があります。船に乗る為にオーランドへ行くのですが、ホテルから港までタクシーを利用しました。古いアメ車はぼろぼろで冷房もろくに効きません。おまけに運転手君は腋臭がひどく、後席の家族が気絶しそうな顔をしています。

その運ちゃんは、軍隊にいた頃、日本の横須賀に駐留した事があったのだそうです。その時の事を懐かしそうに「日本人は礼儀正しく親切だ、おまけにお互いに尊敬し合っている」というような事を言っていたのですが、韓国人で日本に駐在した人も同じような事を言っていました。

それは相対比較で言えば多分正しいのでしょう。私も外国では随分イヤな目やひどい目にあっていますから成る程そうかもしれないと思うのです。でも最近日本で起きている事を見ると、その当時の日本から段々遠ざかっているのではないかと不安になります。なぜかは分かりませんが、人間関係が希薄になって来ているのではないでしょうか。

コンピューターやバーチャルリアリティのテレビゲームがそうさせるのかも知れません。あるいは豊かになりすぎて、お互い助け合う必要が無くなり、孤立化が進んでいるのでしょうか(?)結束力などという言葉は死語になったみたいで、皆バラバラに見えます。いずれにしても、人間は時と共に変わる事を前提に物事を考えていないと、将来に禍根を残す事になりかねません。

その運ちゃんはまた、当時の米軍が編成した野球チームと巨人軍が練習試合をしたと言うのです。原選手がいたと言っていましたから、相手は一軍の有志かも知れません。へ〜〜そんな事があるのかと驚いたのですが、当時の原は若大将として人気も実力も全盛期でした。

その爽やかだった原監督率いる巨人軍が今回の日本シリーズで苦杯をなめる事になります。実力均衡の接戦で最後まで目が離せなかったのですが、投手力に勝る西武に軍配が上がったのです。借り物競争的強力打線はいざという時に沈黙しました。
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西武は生え抜き中心の若々しいチームです。その一丸となった戦い方は人間関係の密度の濃さを伺わせるものがありました。片や巨人軍はと言うと、確かに生え抜きの若手は育って来てはいますが、中心となるのは外人始め外様のベテラン達です。人間関係をまとめるのは、いかに原監督と言えども難しかったのではないでしょうか。

その微妙な、いわゆる結束力、統率力(?)の差が最後の最後で勝敗を分けたのかも知れません。来年のWBCは、もっと曲者達が揃ったチームをまとめなければならないのです。しかもディフェンディングチャンピオンですから無様な戦い方は出来ません。原監督も知ってか知らずか、大変な役割を引き受けたものです。武運長久を祈らざるを得ません。


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2008年11月10日 (月)

ギャンブル

NEVER UP, NEVER IN という言葉があります。ゴルフのパッティングで、カップに届かなければ絶対にカップインする事はない、という意味で使われます。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」にも通ずるかもしれません。何事にもそれは言えるのではないでしょうか。

私の場合、昔からギャンブル好きでした。誤解されては困りますが、例えば、麻雀では常に綺麗な手を狙う、大きな手で一発逆転を狙う、相撲でもわざと土俵際まで押し切らせて、うっちゃるという程の事です。

ラスベガスではブラックジャックのテーブルで、ディーラーのお姉さんから「ユーは、そんなに良い手ばかり狙っていたんでは勝てないよ!」と言われた事があります。ほっといてくれ、とマイペースでやった結果は200ドルくらいの負けでした。

ゴルフに戻って、昨日のロングホールの話ではないのですが、やはり大きな手が狙えるチャンスはそんなにある訳ではありません。安全策にまわれば、一生かかってもNEVER IN なのです。ですから基本的に常に最良の結果狙いで行きます。その成果として、スコアはともかく、記録に残っているだけでも生涯300超のバーディと、3回(ちょっと少ないか?)のイーグルに結びつきました。

慎重にいった結果、スコアが一つや二つ良かったとして、それは記憶に残るでしょうか(?)麻雀でも生涯40個近い役満数を誇ります(?)が、少々勝ちや負けが少ない事より、明らかに美しい役の甘美な思い出の方が価値があるのです。ハイテイ(海底と書きます。最後のパイ)で四暗刻、大三元をツモった時の記憶は今でも鮮明です。

Photo

仕事だけはそうもいきません。失敗が許されないからです。社員と家族を路頭に迷わせるわけにはいかないのです。アメリカは金融ビジネスで大きなギャンブルをして、取り返しのつかない大失敗をしました。

昨日テレビを見ていて、インタビューに応えるアメリカのエコノミスト達が一様にノー天気なのか楽観的なのか、大して危機感を持っていない事に驚きました。結局悲観論者で負けが少なかった日本が面倒見る事になるのでしょうが、この先、思いやられます。

(PHOTOは麻雀のポピュラーな役満 国士無双)


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2008年11月 9日 (日)

秋のコンペ最終戦

10月の中旬から11月初旬にかけて最もゴルフに適している季節に雨や仕事で流れ流れて何と、25日振りのゴルフとなりました。その間風邪をひいて練習もろくに出来ず、コンディション的には、ちょっと記憶にないくらいのひどい状態でしたので、コンペと言っても全く色気はなかったのです。

しかも天気予報は雨で、増々気が滅入ります。「100が切れればいいや」くらいの気持でした。そういう時は案外良かったりして(?)何て甘い考えもよぎったのですが、そうは問屋が卸す筈もありません。最悪の結果とならなかっただけ良かったのです。

練習不足の割にはショットがよく、ドライバーがよく飛んでいました。結果は雨の前半44、殆どあがった後半44の88 グロス3位、ネット3位、ドラコン賞一個はまずまずではないでしょうか。

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その時点では知る由もない、ベスグロ(実力最小スコア)がかかった最終ロングホール(492ヤード)ドライバーが253ヤード先のフェアウェイを捉えます。かなり精度の高いハンディタイプGPS測定器は残り239ヤードを示していました。グリーン周りを池でガードされたグリーンを狙うべきか否か、キャリー(打ったボールが最初に着地するまでの距離)で220飛べば池は越えそうです。数字的には可能なのです。この場合、殆ど私は躊躇しません。

乾坤一擲、思い切り芯を食ったスプーン(3番ウッド)から放たれた球は一瞬、真っすぐグリーに向かっているかに見えました。次の瞬間左に切れ始め、グリーン左横の池を目指しています。かからなくてもいいドローがかかってしまったのです。万事休す、賭けは実りませんでした。

結局ボギーで上がり、その1打差でベスグロを逸する事に。。。滅多にない事ですが、もし、ツーオンしてイーグルが取れれば、という誘惑にはどうしても勝てないのです。

今、疲れてボーッとしながらブログを書いています。ゴルフ後の土曜日は好きなんです。その日のナイスショットを思い出しつつ、心地よい疲労感と明日も休めるという開放感に浸れるからです。

(PHOTOは千葉夷隅ゴルフ倶楽部 南コース9番ホール、池に囲まれたグリーン周り)


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2008年11月 8日 (土)

一億総左翼

いよいよ言論統制の色彩が濃くなって来ました。防衛省元幕僚長の論文の事です。例によってマスコミ初め袋叩きの様相です。朝の某TVキャスターは口角泡を飛ばして、とんでもないと怒りまくっていました。退職金まで返還を求める異様な空気に、違和感を感じている私なんかは極少数派なんでしょうか(?)

これでは怖くて何も言えなくなります。ブログも控えめにしておきましょうね。。。感性が鈍いせいか、内容が正しいかどうかはともかく、自分の考えを述べる事が何でいけないのかよく分からないのです。問題があるとすれば自衛隊高官の立場としては、もう少し慎重にいくべきだったかな、というくらいです。

その論文を読んでみて、読む前とは印象がかなり変わりました。資料の出典も明らかにしながら進める論法は知的で冷静で、客観性もあり、強い説得力があります。少し偏っている嫌いは拭えませんが、明らかな間違い箇所を見つけるのは、こちらの乏しい知識では困難なのです。

どちらかと言うと、私利私欲を離れ、本気で国を憂いている愛国者の姿が見えます。思想的(自由ですが)に言っても、自衛官としての範疇を著しく逸脱しているとは言い難いのです。外国の将軍とか、軍関係の人はこんなもんじゃありません。イケイケの恐ろしい人がうじゃうじゃいるのです。それでもシビリアンコントロールが効いていれば問題にはなりません。ましてクーデターの準備をした訳でも、法律を犯した訳でもないのです。

日本は右寄りの見解に対して極端にナーバスです。その代わり左寄りに関しては呆れるくらい鷹揚で鈍感なのです。同じ公務員でも政府見解と違う考えを持つ人は山ほどいて、堂々と子供に偏った教育したり、確信犯で法律違反をしてます。大抵の場合感情的で冷静には見えません。この方がよっぽど問題なのではないでしょうか(?)

日本では憲法で基本的人権が保証されています。表現の自由も勿論保障されている筈です。立派な問題提起とも言える論文が政府見解と違うからと言って弾圧されるのでは独裁政治と変わりません。正しいかどうかもきちんと検証されていない、国の偏狭な歴史認識だけを尺度に、他の解釈を弾圧するのは明らかに憲法違反ではないでしょうか。

一般社会を例にとると、サラリーマンの場合、会社の方針や考え方とは違うが、表向きは会社にあわせるというのは極当たり前の事です。勇気ある重役が、会社を思うあまり、問題提起をし、それに対して社長が瞬時に「俺と違う考えの、お前はクビだ」というのでは会社は間違いなく倒産するでしょう。

戦前は一億総右翼だったくせに、敗戦の途端に総左翼というのは振れ易い国民性とは言え、節操がなさすぎます。やはり大事なのはバランスです。極端なのは困りますが、右寄りも左寄りも共に議論出来る環境が望ましいのです。今回の事を見ると不思議な事に日本には左寄りの政党、マスコミしか存在しないように見えます。

そう考えれば、これまでの政策、外交、報道に納得がいくのです。左も極端に走れば右より怖いという事を学習するまでは、左傾化が避けられないのかもしれません。怖い時代になって来ました。

いずれにせよこの件、当分目が離せません。国会の参考人招致でのやり取りは、不謹慎かもしれませんが、楽しみです。彼を論破出来る人が果たしているのでしょうか(?)


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2008年11月 7日 (金)

二足のわらじ

最近テレビをつけると必ず毎日と言っていいくらい出てくる有名県知事がいます。橋本知事のように常に話題性のある行政活動でニュースに登場するのなら違和感がありませんが、バラエティに出てくると「あれっ、仕事は?」と思ってしまうのです。それが毎日の様に続くと、この人はタレントが本業なの(?)と錯覚してしまいます。

Photo

知事としての給料を貰っていながら、さらに勤務時間中にタレント業をして報酬を受け取るのは、知事さんだと問題ないのでしょうか。普通のサラリーマンならクビです。

4100万円の年収の中で知事収入は1200万円と聞けば、主客転倒は明らかです。タレント活動を公務であると言うならば、報酬を受け取るべきではないのではないでしょうか。公務でないと言うならば、全く仕事をしていない事になりますから知事職を辞任すべきです。

ソフトバンク王元監督は前回のWBC監督を引き受けたとき、WBC監督報酬をソフトバンクとの二重所得になるからと断ったエピソードがあります。当たり前の様でなかなか出来る事ではありません。民間でも潔い人はいるのです。それが公僕の立場であれば言わずもがなで、知事の道義的な疑問は大いに残るのです。

例え報酬を受け取らなかったとしても、公の電波を使い、県の宣伝を隠れ蓑に売名行為を日常的に行うのは政治家、知事としての良識、品性を欠く行為です。しかもいずれ国政参加、挙げ句の果ては何をトチ狂ったか総理の椅子をも狙っているとすればなおさらで、個人的利益が優先されている事は明らかではないでしょうか。

いずれにしても知事の仕事は県のセールスや宣伝がメインではない筈です。こういう魑魅魍魎的人物を持ち上げて、頻繁に登場させるマスコミ、テレビ界の姿勢にはいつもながらがっかりしてしまいます。

東京都知事も昔、登庁日数が少ない事で問題になった事がありましたが、明らかにもっと少ないであろうこの知事が問題にならないのは不思議です。もっと分からないのは地元での高支持率ですが、いかがわしい本性が透けて見えていると感じるのは私だけなのでしょうか(?)

二足のわらじを履き、任期半ばで国政に色目を使う面妖な輩が、余りにもコケにしている県民から、しっぺ返しを食らうのはそう先の事ではないかもしれません。そのまんまで済む筈はないのです。

(PHOTOはタレント出身知事としては意外に頑張っている橋本大阪府知事)


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2008年11月 6日 (木)

まさかの坂

人生には上り坂、下り坂、そしてまさかの坂がある、と小泉元首相が、この陳腐なセリフを事ある毎に得意げに言っていましたが、本当にまさかと思える事がおきました。黒人大統領の誕生です。心配されたブラッドリー効果もなく、かなりの大差での勝利だったようです。

アメリカは自由主義を標榜している割には疑問に思う点が多かったのですが、今回だけはアメリカの柔軟さ、度量の大きさ、自由に対する根強い意識が現れたのだと思います。アメリカの持つネガティブな面が影を潜め、ポジティブな面だけが出揃った訳です。これで人種的偏見は極一部の極端な勢力を除いては存在しなくなったのでしょうか(?)人種差別問題の大きな前進と素直に喜ばざるを得ないのです。

心配なのはその極端な勢力による極端な行為です。投票日の演説会場には防弾ガラスの壁が張りめぐらされましたが、かってなかった事だと言っていました。間違っても暗殺などという事がおきないように万全の態勢をとって欲しいものです。
20061220barack_obama
日本に対してはブッシュ共和党時代と何が変わるのかという点が気になるところですが、基本的に中国寄りと言われている民主党の政権です。クリントン時代の再現となり日本パッシングになるのでしょうか(?)

予断を許さないのは今回の金融危機による世界経済失速です。このお陰でオバマさんに流れが傾いたと思われますが、中国がこれまで通りアメリカに対して友好的な態度を取るかどうかというのは、今後の米経済の立ち直りにかかっています。大不況が長引くような事があれば、これまでのような米中蜜月関係は望めないのではないでしょうか。

その場合頼りになるのは、やはり日本だと気がついて、これまでのなめきった対日政策を見直してくれれば良いのですが、日本からのアプローチが鍵になる事は明らかです。余計なお世話かもしれませんが、麻生さんには、なるべく早い機会に首脳会談を行ってもらい、得意の経済論(?)で甘い言葉をささやき、クリントン時代の二の舞だけは避けるよう、オバマさんを懐柔して欲しいのです。まさかの坂は登りか下りか、世界中がオバマさんの一挙手一投足に注目します。


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2008年11月 5日 (水)

戦略無き妥協

防衛省の高官が書いた“安全保障に関する懸賞論文”の優勝論文が問題になっています。内容は大東亜戦争における日本の評価を見直そうというものです。驚いた事に著者は弁明の機会も与えられぬまま、間髪を入れず更迭されました。問題発言の影響力を考えての事だと思いますが、言論統制の危うさを拭いえない処置には戸惑いを隠せない向きも多いようです。

本人は国会の参考人招致も含めて、受けて立つ姿勢を示していますが、あまりの強気にマスコミ初め、野党も絶好のネタとばかり追求姿勢を強めています。確かにその強気の根拠はどこから来るのか常識的に考えてかなり疑問です。

なぜなら310万人も犠牲者を出した、当時の帝国主義に対する反省、批判等が論文に全く言及されていないのは余りにも偏っていると言わざるを得ないからです。軍による蛮行に対しても、相手側の捏造であるかの如くに記述されているところは無理があります。少し史実を調べれば分かる事ではないでしょうか。

だからと言って、書かれている事が全くの事実無根であるかと言えば、それは少し違うようです。いつまでたっても責められ続ける日本だけが悪で、旧植民地への補償に対して知らん顔の戦勝国側、欧米列強が正義であるという考え方は歴史的、理屈的にも無理があります。

そもそも植民地政策を最初に始めたのはヨーロッパの列強です。日本は近代化の遅れから、アメリカはモンロー主義で出遅れていました。いずれはこの二国が植民地争奪戦に参加して大規模な戦争が起きる事は歴史的必然だったのかもしれません。問題はシビリアンコントロールが効かない軍事政権下、身の丈を認識する能力が無く、国民に戦争以外の選択肢を提示出来なかった事に尽きます。

新聞の煽りもあって1億総右傾化した日本は大東亜共栄圏などという怪しげな大義を立て、アジア解放を口実に大陸へ進出して行きますが、植民地支配を拡大する狙いがあった事は間違いのない事実ではないでしょうか。それは結果的に罠があったかどうかはともかくとして、アメリカの参戦を呼び、世界の覇権国家への道を開かせる事になりました。

幸いな事に怪我の功名(?)で、大戦後アジア諸国は欧米列強の植民地支配から解放される事になります。しかも日本統治時代のインフラ整備によって戦後大きく経済発展した国があるのも事実なのです。この事からも分かるように、奪うだけで情け容赦なかったヨーロッパ支配に共存思想はなかったのですが、日本のやり方はそれとは一線を画していたのではないでしょうか。

戦後日本人が教育されてきた事は戦勝国都合の刷り込みで、事実とはかけ離れている事は明らかです。いい加減にこの辺りで“村山談話”にも縛られない正確な歴史認識を国民が持たなければ、いつまでたっても日本の自立はありません。

今回の問題が、よく議論され、歴史的検証をきちんとして行くきっかけになればいいのですが、相変わらず自国の不利益承知で米国及び周辺諸国に対して戦略なき妥協を繰り返す、傀儡に近いとさえ言える今の政権下では期待薄かもしれません。


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2008年11月 4日 (火)

日本の底力

日本のマスコミはちょっとした事で大騒ぎして、肝心な事は報道しないと前にも書きましたが、傾向としては悪い事を誇張して危機感を煽るのが好きなようです。今回の金融危機でも日本が明日にでも、どうにかなるかもしれないという様な報じ方をしています。

まず大企業が減益になったくらいで騒ぐ神経が分かりません。1兆円ある利益が5000億円に減ったところで利益は利益なのです。我々、赤字も経験している弱小企業から見たら、まだそんなに利益があるの(?)という事になります。

確かに今後貿易収支が厳しくなる事は避けられそうもありません。その代わり海外からの所得収支(主に投資配当、特許料等)は2005年の時点で年間12兆円を超えているのですが、その事実は意外に知られていないのではないでしょうか。これは既に貿易収支の黒字を大きく上回っているのです。

040124080724 その事からも分かるように日本は貿易立国というより、既に投資立国へと姿を変えているのです。テレビで経済評論家が日本は貿易立国だから大変だと言っていました。いつの話をしているのでしょうか(?)。更に円高で海外投資が進みますから、所得収支は増える事があっても減る事は考え難いのです。従って経常収支が赤字になる事は当分ありません。外貨準備高は積もり積もって1兆ドルもあります。

ここがしっかりしていれば韓国のように通貨危機に陥る事もないし、アメリカのように海外から莫大な借金する必要もないのです。さらに国内の金融資産は世界の3分の2、1500兆円にも達し、日本の対外純資産(債権−債務)は2007年末の時点で250兆円と言われているのです。これも二位ドイツの107兆円を大きく引き離して世界一です。

財政赤字こそ、まずい政治と官僚のせいで1000兆円ありますが、その95%は日本国内への債務(主に元国営金融機関)ですから、日本人が頭に来て国を見捨てない限り問題はありません。会社で言えば社債を全て社員が買っているようなものです。この日本国を企業に見たて決算書を作った場合、トヨタをも凌ぐスーパー優良企業の姿が浮かび上がります。世界から投資が集中的に集まっても何の不思議もないのです。

自動車だけで言わせてもらっても国内生産は1200万台ですが、海外生産分は既にそれを上回る勢いです。日本ブランド全体で2400万台(2007年下期〜2008年上期)は世界の35%にあたり、他の追随を許しません。さらに近い将来電気自動車で完全に覇権を握りますから・・・そこから先は多くを語る必要もないでしょう。

知れば知る程日本の底力に驚かざるを得ません。こういう凄い国は有史以来かってなかったのではないでしょうか。政治がまずい為にその力を十分に発揮出来ないのは歯がゆいばかりです。第一、政治家もマスコミも一般の国民でさえ、こういう事実を知らないのではないでしょうか(?)


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2008年11月 3日 (月)

石川遼プロ初優勝

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子猫が家に来て、早くも2週間が経ちました。心なしか少し大きくなっているようです。やっと環境に慣れて来ていたずらをするようになりました。

スバッシコさは磨きがかかって来て、捕まえるのに苦労をします。基本的にはマイペースな性格なので、捕まりたくないのでしょう。眠い時以外はだっこを嫌がります。そのへんが犬とは全然違うので未だ慣れません。可愛さの種類が犬とは全く違うのです。

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今週末は珍しく風邪を引き、頭痛と咳がとまらないのでゴルフの練習にも行かず、猫ちゃんとじゃれながら家で安静にしていました。お陰で幸いな事に石川遼君の感動の優勝シーンを見れたのです。久々に手に汗握りました。

最後まで若者らしく直球勝負する事を貫いた遼君は勿論素晴らしかったのですが、2打差がついても諦めずにベテランの味を見せながら追いつめていった深堀圭一郎の技も見所があったのです。

20081102k0000e050030000p_size5 15歳の時の優勝は天候のせいで変則日程になったり、何万回打っても入りそうもないバンカーショットが入るなどのラッキーがありましたが、今回は堂々の実力優勝です。

それにしても飛距離、アイアン、アプローチ、パット、どれをとっても抜群の17歳は、これからどこまで伸びるのか末恐ろしい限りです。まずは順調に一歩を踏み出した事を、我が子の事のように安堵したのです。


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2008年11月 2日 (日)

プレミアムアウトレット

久しぶりに御殿場のアウトレットに行きました。最近は都心のデパートで買い物をする事がめっきり少なくなったので、デパートはさぞ大変かと思いきや、たまに行くと結構繁盛している事に衝撃を受けます。つまり我々以外は常にお金をたっぷり持っていて、買い物のパターンが変わっていないのかもしれないのです。

アウトレットの方も、いつ行っても若い人や外国人で溢れています。デパートに比べれば品揃えは見劣りするものの、店の数が圧倒的に多いので多少の妥協をして、くまなく探せば何とか目的の物は見つけられるのです。今回も私は早々に目的を達し、カミさんの後を荷物持ちとして、ついて歩く事になりました。
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目的を達した私は周りの様子を見るゆとりが出来ています。当然人間ウォッチングとなるのです。すると英語、韓国語、中国語、国籍不明語と色々聞こえて来ます。着るものも含めて見え方は国によって少しづつ違うようです。顔だけでは判断し難いのですが、行動も雰囲気もやはりどこか日本人とは違うのです。

周りを外国人に囲まれると、何か落ち着きません。何かされる訳ではないのですが、日本にいながら居心地が悪いのです。お互いに馴染まないのです。共通の歴史的文化的背景、価値観を持たないという事はそういう事かもしれません。

そこで自民党の一部勢力が進めている海外からの移民を1000万人も受け入れる政策ですが、本当にやるつもりなのでしょうか。先輩先進国はことごとく移民受け入れで失敗しています。人口減少、少子化で足りなくなる労働力を補う為なのでしょうが、シミレーションはきちんと行われたのでしょうか(?)。

日本の省エネ環境技術は世界に冠たる物がありますが、一人当たりの生産性という点では決して高い方ではありません。もっと効率を上げる事は可能なのです。さらに最近は60代といえども凄く元気です。定年の引き上げ、再雇用、色々な手は未だ残されているような気がします。そもそも少子化対策は真面目に取り組んでいるのでしょうか(?)。

むやみに外国人を増やしても、これまでの例で言えば収入の大半を母国に送金するので、内需には大して貢献しません。教育問題、治安問題、年金問題、健康保険問題等を考えて行くと、リスクの方が大きいような気がしてならないのですが、それらを乗り越えてでも移民の受け入れを急がなければならない理由というのは、何なんでしょうか(?)人間だけはアウトレットもので調達という訳にはいかないのです。何かきな臭い物を感じます。。。


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2008年11月 1日 (土)

SUICA

先日新宿で飲んだ帰り、湘南新宿ラインの最終に間に合わなかったので、品川経由の東海道線に乗りました。いつものように品川駅のホームでグリーン券を求めようとしたのですが、発券機に千円を入れても反応がありません。よく見るとSUICA(?)専用自販機と書いているではありませんか(???)
Suica_cardいきなりSUICA といわれても困ります。それがどんなシステムでどこで売られているかも知らない私は路頭に迷うしかないのです。ちょっと前までは現金で購入出来たのに、これはJR の陰謀に違いありません。プリペイド方式(?)にすれば現金が前倒しで入りますから財務的にうま味があります。そんなにJRは経営が苦しいのでしょうか。

たまにしか電車に乗らない私のような人はそんなカードは持ちたくもありません。少数派は見捨てるやり方に腹が立ちました。仕方なくすし詰めの普通車(最終)で立ちっぱなしで帰る羽目に、二度とJRなんか乗るものか・・・プンプン。。。麻生さんに言いつけてやる。

と言ってもそのあたりの庶民的感覚は麻生総理には多分ないのでしょう。カップラーメンの値段を400円くらいかなどと言っていました。庶民と違うのはけしからんとばかり、ホテルのバー通いを追っかけたり、自宅をかぎ回ったりマスコミも忙しい事です。しかし総理大臣に庶民感覚を求めるというのはよく分かりません。

それより一国のトップの居場所を逐一ニュースで報告するバカマスコミがいる国が、この地球上に存在する事自体あり得ない事です。セキュリティ問題はどうなっているのか、平和ボケも度が進んでるようで、増々よく分からない国になって来ています。

一国の宰相は特別な存在です。立派な家に住み、高級な服を来て美味しいものを食べて当然です。それだけ価値ある(?)大変な仕事をする訳ですから、それに見合った環境は与えられてしかるべきです。世界の要人と肩を並べるG7に貧相な貧乏オヤジの風体では行って欲しくもありません。

元々金持ちのボンボンの麻生さんですから、立派な家は税金で建てた訳でもないと思うのですが、マスコミはなぜそんなに興味を示すのでしょうか(?)。それより次期総理になるかもしれない野党の党首が政治資金を私的に流用し、個人名義不動産を都内に沢山持っている事の方がよっぽど問題ですが、追求が中途半端に終わっている事に疑問を禁じ得ません。

この国の駄目な職業ランクは降順に政治家、官僚、マスコミかと思っていましたが、最近ではマスコミ、官僚、政治家かもしれないと思い始めています。


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