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2008年11月26日 (水)

武運長久

「彼はうまい選手になろうとしているのではない、凄い選手になろうとしている」・・・尾崎将司の言葉です。「一緒に回った選手は誰でも彼の事が好きになる」・・・深堀圭一郎が言いました。「タイガーのジュニア時代のようなオーラを発している」「彼は我々、危険を避ける考え方と違って、常にバーディを取る為のコースマネージメントをしている」「この中で世界に最も近い選手だ」・・・今期米ツアーで念願の初優勝を飾った今田竜二の言葉です。

もうお分かりでしょうが、これらの言葉は石川遼に対して大ベテラン達が素直に吐露した評価です。三井住友VISA太平洋マスターズで初日6アンダーの単独首位に立った石川は、最早ルーキーとか17才とかという言葉とは無縁の一人の凄いゴルファーとしての存在感を見せつけています。

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プロ宣言の直後は、身内に絡むトラブルがあったり、週刊誌ネタになったりで、無事に飛び立てるのかと危ぶまれました。年の前半は予選落ちも多く、やはりプロとしてやっていくのは簡単な事ではない、これはものになるまで暫くかかるのではないかと思わせたのです。

ところが二ヶ月前の日本オープンで片山に次ぐ二位、三週前は深堀圭一郎と渡り合って堂々の初優勝と、このところ人が変わったようです。次の週は初日首位に立ち、結果5位、先週は惜しくも一打差の準優勝という成績でした。そうそうたるメンバーに囲まれて、互角に渡り合う姿は貫禄さえ漂っていたのです。

1年目にして早くも賞金ランク5位(日本人だけだと4位)につけている、全く新しい、17才の天才自己完結型プロ、石川遼の出現に、新鮮な驚きを禁じざるを得ません。暫くは子供の事のように目を離せなくなりました。大げさではなく、人生の楽しみが又一つ増えたようです。

行く行くは世界に羽ばたいて、大きく育って欲しいと日本のオヤジ達の期待を一心に集める遼君に、不測の事態などが起きないよう、武運長久を祈らざるを得ません。 混沌として先の見え難い時代に、一筋の光明を見るようです。

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