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2008年12月28日 (日)

為政者の覚悟

昨日の続きになりますが、政府は政策一つで世の中を百八十度変えられるくらいの魔法を行使出来ます。という事は政治家は国家の命運を左右する程の強大な権力を握っている事になります。今の日本ではその権力が何百人もいる政治家に分散されていますから、決るものも決らないし、人事のようにしていられるのです。

リーダーも、ドングリの背比べの中から年功序列的に選ばれるので、自覚も覚悟もありません。それでも何とかやって来られたのは、世界に冠たる経済的ファンダメンタルズが民間にあるからです。そのお陰でこれまでは大きな問題がありませんでした。しかも一番大変な防衛問題は他国に任せっきりです。こんな楽な商売はありません。

ところが今回くらいの世界的な危機になると、これまでのような訳にはいかないのです。特にリーダーには強力な指導力が要求されます。日本の場合、既得権益の垢にまみれた連中をまとめるのは至難の技です。小泉さんの時のように、世論を味方に付け、抵抗勢力が出て来難い流れを作るしかないのですが、残念ながら小泉さん自身はアメリカ偏重である上、興味ある事が限定されるので、今回は適任とは言えません。

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では、他に誰がいるのかいないのかよく分かりませんが、命を狙われるくらい強力に指導力を発揮するには、余程の信念と覚悟が必要である事は明らかです。その点、アメリカの大統領は信念はともかく、命がけでやっている姿勢は評価出来るのではないでしょうか。これまで未遂も含めて何人もの大統領や候補者が暗殺されました。

方向性を持った政策を強力に推し進めれば、逆サイドには不満が生じ、それが必ずと言ってもいいくらい過激な行動へと向かうのですが、それでも安易な妥協はしないのです。つくづくブッシュさんやオバマさんは政治の内容はともかくとして勇気があると思います。SPが付いているくらいでは枕を高くして眠れる筈もありません。

本来古今東西を問わず、為政者というのはそういうものなのです。従って、そんな危険な職業を子供に継がせたいと思わないのが普通の親心です。日本の場合、気軽に世襲するのは安全で美味しい商売だと思っている証拠ではないでしょうか。そういう心掛けでは国を動かしたり、変えたりする事などあり得ないのです。

今回自民党に造反した二世議員なども、これまでやって来た事を見ると中途半端で、パフォーマンスにしか見えない事が多いのですが、命を投げ出すくらいの覚悟と、狙われる程の能力はあるのでしょうか(?)これからが真価を問われる激動の時代に、今までのお気楽な政治家達では、とても務まるとは思えないのです。515や226事件の頃が再現するとすれば、立候補する人は、果たしているでしょうか。

(PHOTOは最近、核問題で話題になった、ノーベル平和賞受賞の佐藤栄作元総理)


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