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2008年12月22日 (月)

地球が受け入れられる自動車の台数

日本での自動車の販売台数が今年500万台を切るだろうと言われています。ピークの1990年頃から見れば、40%近いダウンという事になります。さすがにこの数字は自動車会社には厳しい数字かもしれません。原因は主に若者の車離れと言われていますが、不景気相乗効果で、来年はもっと大変な事になるのではと、マスコミ初め自動車関連の人々は、戦々恐々としているようです。

確かに日本国内ではその通りですが、その代わり、国内のマイナス分を補って余りある程、海外では販売拡大して来ました。即ち右肩上がりは自動車生産が始まった時から、多少の波があっても基本的にはずっと続いているのです。ところが残念な事に、今回の不況で来年の見込みは各社共、大幅下方修正せざるを得ません。その結果、日本車世界合計では最低でも1割程度減少する事が確定したのです。
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日本人の悪い癖で、何事も右肩上がりでないと納得しないところがあります。その気持は分からなくもないですが、人口そのものが減っていくというのに、いつまでも右肩上がりという訳にはいかない事に気付いていないようです。

日本の場合、アメリカやドイツ他の先進国と同じように、二人に一台以上という、8000万台近い保有台数は、ここ10年くらいを見ても、前年比でコンマ台から1%程度の伸びしかなく、既に飽和状態に達していると言えるのです。

人口と同じで、減った分と同じだけ供給すれば、全体の保有台数は減りません。500万台減って、500万台増えれば保有台数は一定量確保出来る訳です。公共の交通機関が発達した日本のような国では、今以上の自動車密度が必要とは思えないのです。

という事は、販売台数と若者離れとの関係とか、販売不振に色々理由を付ける意味が色あせます。既に交通手段としての一角を確かに確保している自動車は、趣味や嗜好によって販売台数が大きく左右されるものではないのかも知れません。

遠い話かも知れませんが、いずれ世界でも同じことは起きます。その時に相変わらず拡大再生産的発想しかないのでは困った事になるのではないでしょうか。地球の、車を受け入れられる限界が来て、新陳代謝のみとなったとき、一定量の中で、環境適応力や質を上げたり、安全性、生産性を向上させたりと、やるべき事は色々あるのです。

最終的に、今9億台もある世界の自動車保有台数が何十億台になるのか想像もつきませんが、勿論全て無公害車(ゼロエミッション車)にならなければならない事だけは明らかではないでしょうか。


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