« 内憂外患 | トップページ | 灯台下暗し »

2008年12月 5日 (金)

ロード・オブ・ザ・ゾンビ

民主党がもう少ししっかりしてくれれば自民党も変わって来るかもしれないと思うのですが、とんちんかんな事ばかりやって、いつもがっかりさせられます。10兆円のIMFへの拠出に関しては、どういう訳か異論を唱える訳でもなく、むしろ賛同しているように見えます。更に、個別でも経済危機に陥った発展途上国を支援をする法案を検討すべしと、ぎょっとするような事を平気で言っていますが、果たして国内の状況が飲み込めているのでしょうか(?)

自動車の国内販売が、決して良いとは言えない前年同月比で、10月は3割近くも落ち込んで、さらに季節労働者や派遣の首切りが自動車関係だけでも3万人に及び、事態は深刻さの度を増すばかりだというのに、何の手も打たない政府や、これと言った対案も出せない民主党を見ていると、これが日本の実力かもしれないと諦めにも似た心境になります。

その中で一つだけ、民主党が出した案で、これはというものがあります。高速道路の通行料無料化です。珍しく建設的且つ現実味があります。実現すれば構造改革という点においても非常に画期的ではないでしょうか。自民党も慌てて土日1000円乗り放題という、例によってその場しのぎの中途半端な対案を出しましたが、全く見劣りします。是非民主党案を強力に推進して欲しいものです。

Kounanicyosouzu

そもそも既に無料になっていなければならない筈の高速道路から相変わらず徴収している方が問題なのに、なぜかこれまで追求される事がありませんでした。むしろいつの間にか値上げしている道路が多いのに至っては、盗人猛々しいと言うしかありません。

麻生さんは道路メンテナンスにかかる2兆円をどこから捻出するのか、全くあり得ない案だ、と一蹴していましたが、その2兆円は誰の見積でしょうか。道路公団が外注するメンテナンス費用は丸投げ専門の何社かが間に入り、工事自体も系列会社が受注するシステムが出来上がっています。彼らが計算する費用の妥当性はまず疑ってかかるべきなのです。

無駄を排して、系列外の民間に発注すれば、多分半分もかからないのではないでしょうか。そのくらいは、どうせ廃止しないのであればガソリンの暫定税率(残りは一般財源化)や意味不明の自動車関係諸税から楽に捻出出来る筈です。徴収額の殆どが道路関係人件費に消えるような現行通行料は特定個人、団体への福祉的意味合いしかありません。

無料になれば一般国民及び民間企業の行動範囲が飛躍的に広がり、地方が活性化する事も明らかです。要するに血の巡りが良くなる訳ですから悪い事など何もありません。地方が栄えている道路先進国のドイツやイギリスは無料、アメリカも94%が無料なのです。

道路族と道路関係者は謂れのない利権を長年むさぼり続けて来ました。もうそろそろ国民も堪忍袋の緒を切らないと道路ゾンビに永久に血を吸われ続ける事になります。

(ゾンビは本当は噛み付くだけです、念のため)


ブログランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。

|

« 内憂外患 | トップページ | 灯台下暗し »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

>無料になれば一般国民及び民間企業の行動範囲が飛躍的に広がり、地方が活性化する事も明らかです。
要するに血の巡りが良くなる訳ですから悪い事など何もありません。地方が栄えている道路先進国のドイツやイギリスは無料、アメリカも94%が無料なのです。

高速道路無料化は公共料金ですので無料化が妥当だと私も思います。

>道路族と道路関係者は謂れのない利権を長年むさぼり続けて来ました。もうそろそろ国民も堪忍袋の緒を切らないと道路ゾンビに永久に血を吸われ続ける事になります。

毎年の道路メンテナンス費用2兆円にも、利権が絡んでいるといたら、
それがついでに解消されれば、なお結構なことです。

同様の利権絡みの予算が、特別会計予算100兆円から200兆円にかなり在りそうですね。
鳩山新政権に期待したいですね。(* ̄ー ̄*)

投稿: EV | 2009年10月 2日 (金) 00時24分

民主党は、また違う利権を考えているだけで、トータルでは自民党よりたちが悪いかも知れません。
排出権購入や、謂れのない賠償金で海外に資金を供与するくらいなら、日本人官僚に取られた方がましではないでしょうか。
なぜなら日本人官僚は、日本で消費活動をするからです。

投稿: 田中 徹 | 2009年10月 2日 (金) 13時13分

>民主党は、また違う利権を考えているだけで、トータルでは自民党よりたちが悪いかも知れません。

まったく迂闊でした。
仰られることが、無いとはいえませんね。
只、今のところは信じてあげたいです。
そして、信じて良かったと言えることを期待してます。(* ̄ー ̄*)

ところで、鳩山新政権の当面の課題は次のものがあります。

①新国際準備通貨への移行

藤井財務相 為替介入静観、円高容認(外需から内需への転換)


②利権談合システムの廃止

前原国交相 八ツ場ダム中止問題(ダム利権集団との対決)
      JAL利権問題(民事再生、法的整理、清算)

直島経産相 原発推進(CO2問題)

岡田外相  記者会見の記者クラブ加盟社以外にも開放した( ^ω^ )


③予算は法人から個人へ、大企業から中小企業へ

亀井金融相 債務返済猶予制度(モラトリアム制度)

④その他

子供手当て( ^ω^ )

年金(老人手当て)

これらの課題がクリアーされれば、国民にかなり指示されそうですね。(* ̄ー ̄*)

投稿: EV | 2009年10月 2日 (金) 20時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 内憂外患 | トップページ | 灯台下暗し »