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2009年3月

2009年3月31日 (火)

インテリジェント社会(1)

先週のブログ財政出動(2)での具体的な投資対象は、省エネ免震住宅、学校の補強改築、港湾整備、福祉、新通信システム、防衛産業、クリーンな電力等と書きましたが、なぜそれらが有効なのかを考えてみたいと思います。

今回の金融危機からの不況で、日本は殆ど無傷であったにも拘らず、現在大変な不況感が日本経済を支配しています。株は下がり、ミニバブル崩壊もあったかもしれませんが、不動産も大幅に値下がりして大変な事になっているのです。輸出は激減し、裾野産業が直撃を受けています。三月末で打ち切りになる派遣社員や契約社員も凄い数になるのではないでしょうか。

確かに輸出はこの調子でいくと、2009年度は30兆円くらいのマイナスになりかねません。最近になって輸入も減る気配ですから貿易収支はマイナスにはならないのですが、年間では限りなくゼロに近づく可能性があります。経済は縮小局面に入っているのでしょうか。確かに輸入額は月に3〜5兆円くらいまで下がっていますが、世界的な穀物や原油などの一次産品の値下がりや円高分を考慮すれば、量的にはさほど減っていないのかもしれません。

余談ですが、元々純輸出(輸出−輸入)はGDP比で1.6%くらいのものですから、多少輸出が減ってもGDPの数字的には殆ど影響が出ない事になります。経常収支は所得収支が常に大幅黒字なので、結局マイナスになる事はなさそうです。従って、どこかの国のように通貨危機に陥る心配は当分考えられません。そこはベースとして安心出来るところです。

ところで先日、与謝野財務大臣が、財政出動規模に言及して、外需のマイナスを全て内需に転換する程の規模で考えるのはいかがなものかと言っていました。心配していた通り、事の重大性、緊急性を全く理解していないようです。外需による売り上げ減少はGDP比率で7%くらいですが、マスコミの反日的プロパガンダや政治の無策による相乗効果で、その何倍にも日本経済は落ち込んでいるのです。

自動車でいえば、例年国内での販売台数が500万台のところ、2009年は430万台程度になると言われています。輸出が例年650万台くらいですから、今のペースだと230万台くらい減るかもしれません。国内が70万台減って、トータルでは何とマイナス26%にもなるのです。

他の産業も似たり寄ったりでしょうから、輸入で儲かっている産業分を差し引いても、需給ギャップは下手をすると80〜100兆円規模にまで膨れ上がるかもしれません。とても外需の落ち込みをカバーするくらいの財政出動規模では埒があかないのです。相変わらずの TOO LITTLE です。(続く)


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2009年3月30日 (月)

ハードカレンシー

先日のブログで金子勝慶応大学教授がTVから干されているのではないかと書きましたが、間違いだったようです。先週のサンデーモーニングに出演していました。その代わりと言うのも何ですが、財政出動をずっと主張していたリチャードクーさんに関しては、財政再建派の小泉竹中時代に徹底的に嫌われていたようです。最近、ようやくTVで顔を見かけるようになりました。メディアでよく見かける学者やエコノミストでまともな事を言っているのは、この人と後数人くらいしかいないと思うのですが。。。

さて、今日は通貨の話です。世界の基軸通貨はブレトンウッズ協定以来、米ドルという事になっていますが、その基軸性を保証する米経済がぐらついている以上、新たな仕組みの構築が迫られます。ユーロか円か、あるいは新通貨か、候補は色々言われていますが、いずれも力不足あるいは足並みの乱れで簡単に決る問題ではなさそうなのです。

では現状、ドル以外に国債為替市場で他国通貨と自由に交換出来る通貨がないのかというと、そんな事はありません。以下の10の通貨は自由に交換が可能なのです。これをハードカレンシーと言うそうです。

米ドル   カナダ・ドル   ユーロ   デンマーク・クローネ    英国ポンド   スウェーデン・クローナ   スイス・フラン  ノルウェー・クローナ   日本円    オートラリア・ドル
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日本人は、円の価値を正しく認識していないところがあります。自国の通貨がハードカレンシーでない国にとって、外貨準備高として持っているドルがいかに大切であるか、まさに生死を分けるほど重要なのです。というのは、世界の国々は輸出品の代金として、弱小国の通貨を受け取ってくれるほど優しくはないのです。

「日本から世界への輸出」と「世界から日本へ輸入」について、その割合を示すと次のようになります。日本円はドルに次いで存在感を示していると言えます。

 ≪日本から世界へ輸出≫
  米ドル ・・ 49.3 %  ユーロ ・・  8.4 %
  日本円 ・・ 38.7 %  その他 ・・  3.6 %
 ≪世界から日本へ輸入≫
  米ドル ・・ 73.5 %  ユーロ ・・  4.0 %
  日本円 ・・ 20.5 %  その他 ・・  1.6 %
             ——三橋貴明著/監修・渡邊哲也
   『ドル崩壊!/今、世界に何が起こっているのか?』
                        彩図社刊

私の会社でも輸出の契約は殆ど円建てでやりますが、輸入は現地通貨建てが多いのです。たまにドルでという話もありますが、その場合円に替えるタイミングに神経を使います。昔小さな仕事でしたが、ドルの小切手を受け取った時は円高が進んでいる最中だったので、暫く放置せざるを得ませんでした。

出張で海外に行った時も、市中の店で意外に円を受け取ってくれる国が多いのですが、アジアでは特にその傾向が強く、一万円札はどこででも喜ばれます。今は海外旅行、特に韓国あたりが急増していると言いますが、この場合はウォンより円を欲しがる店が多いのではないでしょうか。もっと上がる可能性が高いからです。

私などは円高になると受注が減って海外出張にも行けず、従って円高メリットを享受する機会に恵まれないのです。いいとこ取りなんて事はあり得ないのですが、為替はよく出来た仕組みと言えます。


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2009年3月29日 (日)

台湾人の日本びいき

WBCでの世界(参加国)の反応は様々で興味深いものがあります。日本は勿論勝ったという事で、単純にお祭り騒ぎでしたが、韓国は日本を讃える記事が一般人のブログなどを中心に予想より多く、批判的なメディア関係の記事を凌駕しているようにさえ見えました。

これは驚きです。やはりどこの国もメディアは偏向報道をしたり、一定の方向性に誘導したりしているのかもしれません。ネット時代には、こういう騙しは徐々に通用しなくなって来ているのですが、メディアはその事実に気がついていないのではないでしょうか。

何より驚いたのはYAHOO台湾でのネット人気投票(下の表)の結果です。準決勝に残った(表の上から順番に)ベネズエラ、アメリカ、韓国、日本の4国の中で何と日本が63.4%もの票を集め、ダントツのトップだったのです。中国では政策的な事もあり、かなり嫌われている日本ですが、誤った反日教育がされていない台湾では全く違うようです。
Wbc
知らないうちに日本は人気のある国になっていたようです。ロシアやフランスも日本びいきと聞きました。理由は色々あるのでしょうが、台湾では日本人になりたい人が多く、ファッションや持ち物も日本製がダントツの人気だと言います。携帯電話なども正規には売れないのですが、高性能な機能が評価されて、闇で高く(3万台湾ドルー8万1千円)売られているらしいのです。

日本びいきの台湾人のブログを紹介します。

私の日本好きは骨の髄までといっても過言ではないだろう。「哈日族(日本好きの人々の意)」のほとんどの人々は、日本での流行やファッション、日本ドラマ、アイドル、日本旅行などが好きなだけに過ぎない。

 しかし、私の場合は上述の他に日本の歴史や文化、伝統、芸術など全てが好きなのである。率直に言って、日本好きの程度はすでに制御不可能なほどであり、大学の同級生も私のことを日本人の生まれ変わりではないかと言うほどである。

 日本のドラマや音楽、ファッションなどに通じていることは、「哈日(日本好き)」としての最低限の条件である。「哈日」としての知識水準を高めるためには中級程度の日本語レベルが必要である。

 そして、私のように「哈日」の達人になるためには、平安時代から戦国時代、明治、大正などの日本の歴史に通じること、源氏物語や歌舞伎などの日本文学や芸術を理解することなども必要になってくる。

 私が「哈日」になった理由は、18歳のときに8日間の日程で日本旅行を行ったのが始まりである。東京や名古屋、京都、大阪などを巡り、先進的な日本と清潔な街並み、日本人の友人との交わりを経た18歳の私は形容のしようもないほどの羨ましさを覚えたものである。現在、日本経済は10年以上にわたって低迷を続けているが、私の心の中の日本は、何処も取って変わることの出来ない地位にあり続けているのである。

最後の「10年以上にわたって日本経済が低迷を続けている」というところはひっかかりますが、こういう日本に対する好意的な評価があるという事実を日本人はきちんと受け止めて、世界の模範となるべく、より精進していけば、知らないうちに国益に繋がって行くのではないでしょうか。


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2009年3月28日 (土)

もったいない(!!)

日本語の「もったいない」は世界共通語になりつつあるようです。という事は、世界にはそういう意味の言葉は存在しないのでしょうか。日本語だけの専売特許だとすれば、少し誇らしいような気がします。

そういえば先日テレビを見ていた時の事です。定額給付金の話で、ある中年女性コメンテーターが「そんな不労所得は支給されたら無駄遣いをする」と言うのです。それを受けて有名エコノミストのMさんが「工場や労働者を遊ばせる方がよっぽど無駄じゃないか」と言いました。

成る程、考え方の違いで正反対の評価になるのだ、と思ったのですが、ものが豊富でなかった昔の人程、無駄やもったいない、の意識は強いようです。

又ある日ネットを見ていた時の事です。あるブログで昨年の第四四半期のGDPが年率換算ー12.7%が余程ショックだったのか、内訳の個人消費が0.4%しかマイナスしていなかった事を「この不況なのに、ノー天気な日本人は無駄遣いをしているからこういう数字が出ている」と批判していました。

これは極端な例ですが、無駄をしない事で、数字の落ち込みが大きくなり経済がどんどん悪くなったとしても、節約する事に意味があるから不況は甘受出来るという意味なのでしょうか。それはそれで一つの見識かもしれません。

ところで、人間の価値観は時と共に、また状況と共に変化します。日本人の場合でも50年前と今とでは全く違うと言えるのではないでしょうか。勿論今でも、もったいないという言葉は生きていて、普通に使っていますが、その意味合いはかなり変化している可能性があります。

世界単位での大量生産を前提とする近代資本主義経済の下では、消費を罪悪だとしたら経済が成立しません。どんどん消費して使い捨てにするアメリカ型が一時期奨励されました。最近では資源の無駄遣いを無くそうという意味で、リサイクル出来るもの以外は過大な消費は戒められる傾向にあります。

しかしそれは一個人や人間単位で見た時の価値観にしか過ぎないのです。地球単位で見た場合に、例えば地下に眠る石油が枯渇しようが、天然ガスが無くなろうが体制に影響ありません。それで地球上の生体系が崩れる事はないのです。

それが、地上になると話は変わります。木がなくなったり、魚がいなくなったりしては困るのです。環境汚染も当然問題です。そこは自然と折り合いを付けなければなりません。人間の我がままは許されないのです。一方的に生体系を破壊すれば結局は人間にはね返る事になります。

何が言いたいのかと言いますと、地球と共存出来る範囲であれば、人間の少々大きな消費活動くらいでは罰は当たらないのではないかという事です。勿論、ものを大切にしないのは価値を冒涜する事になり、論外ですが、お札とものは両方共、使わなければ意味がないのです。幸いな事に、今ある物(商品)は全て、リサイクル出来る材料に置き換える事が理論的には可能だと言われています。人類の英知が地球との共存を実現する日は遠くはないのです。

人類の最大の長所とも言える、便利で上質で魅力的な“もの”が作れるという事は、それだけで大きな価値になります。その“もの”を所持したりサービスを受ける、一種の特権を行使出来なければ、人間としてその時代に生まれて来た意味が半減するのではないでしょうか。価値を正しく評価出来る人が、正しい経済的行為の範疇で、その恩恵を受ける為の制限はありません。

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意味なく情緒的、習慣的に昔の価値感で「もったいない」という方が、よっぽどもったいないのです。お金は流通させる事に意義があり、ものは作られ、消費される事に意義があります。それに抵抗があるなら、原始生活に戻るしかありません。それはそれで一つの選択なのですが、私は退屈で、おそらく死んでしまいます。。。


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2009年3月27日 (金)

自動車新時代の幕開け

ホンダインサイトが爆発的に売れている事で、トヨタも対抗措置を打たざるを得なくなりました。インサイトの最低価格189万円に対抗し、もうすぐ発売される3代目プリウスは205万円という設定にしたのです。さらに併売する旧型はインサイト並にして、トヨタお得意の包囲網を敷くようです。

いよいよ本格的電気自動車/ハイブリッドカー時代の幕開けです。一気呵成に日本の優位性を固めるチャンスと言えるでしょう。これに対抗する訳でもないでしょうが、アメリカでも低燃費車を助成する法律が可決する気配です。

ドイツに倣って、8年以上経過した車を買い替える場合に、最大7500ドル(約72万円)を助成するというものですが、2009、10年型に対してはリッターあたり10〜12.6キロ走る車に限定されます。

勿論買い換えの対象は、米国内産の車に限られるのですが、本当にそれでよければ、日本メーカーと現地法人はにんまりしているのではないでしょうか。米国産の日本車販売台数は金融危機前の実績で年間400万台程あり、しかもその大半が上記数字をクリアすると思われるからです。

逆に米車でその燃費の車を探すのは難しく、日米比率が増々開いて行く事が懸念されます。日本人として反対する理由は全くないのですが、法律施行後、販売台数の具体的数字が出て来た時点で問題になるかも知れません。

更に2011年型以降では米国産の電気自動車/ハイブリッドカーに限り、7500ドルの助成がされますが、量産車で可能性のある車は、今のところ11年頃から5万台/年、程度予定している現地生産予定のプリウスとGMのシボレーボルト(PHOTO)しかないのではないでしょうか。

01_l ところがこのボルトを生産する予定の工場は、今回の金融危機のあおりを受け、未だ完成していません。最近のドタバタ劇を見ていても、本当に11年に量産可能とは思えないのです。ところで、このボルトはジャンル的には電気自動車と言っていますが、実際はシリーズタイプのハイブリッドカーです。

ではなぜハイブリッドカーと呼ばないのでしょうか。因にハイブリッドカーは大きく分けて日本のプリウスのようにエンジンとモーターを交互、あるいは同時に動かすパラレルタイプと、モーターを廻す為のバッテリー充電用エンジンを積む、シリーズタイプに分かれます。

どちらがいいとは一概に言えませんが、パワー、燃費、CO2排出量のバランスという点でパラレルタイプに分があるようです。GMがシリーズタイプを選ばざるを得なかったのは、その構造、システム制御の難しさもさることながら特許の問題が立ちふさがった事は想像に難くありません。

そういう諸問題を解決出来ず、消極的理由で選んだシリーズタイプだったからこそ、ハイブリッドカーと呼ぶ事によって、日本車と比較されるのを嫌ったのではないでしょうか。いずれにしても日本車との共存の為にも、米国車の健闘を祈りたいと思います。


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2009年3月26日 (木)

財政出動(2)

間にWBCに関する記事を入れましたので、一昨日からの続きです。

ところでバブル崩壊後、長期に渡って政府、日銀が円安誘導を続けた割に輸出産業の労働分配率が抑えられ、緊縮財政との相乗効果でデフレを招き内需の拡大が妨げられました。資産デフレもこれに輪をかけ、GDPの伸びはこの間殆どなかったのです。確かな筋からの情報ですが、ある試算によると、15年余りで1500兆円もの需要が失われたと言われています。

第二次世界大戦で失われた富が当時のGDP一年分と言いますから、何とこの15年程の間に、日本は負け戦争を三回もやった計算になるのです。いかに政治家が無能無策とは言え、国家反逆罪とも言える程の犯罪的損失と言えます。

逆に言えば供給されるべき1500兆円分の商品、サービスが無駄になり、企業は海外に向かわざるを得なかったのです。従って、現在でも数百兆円ものデフレギャップ(設備や人員をフル稼働した場合の供給量マイナス需要)があると言われていますが、この不況で需給ギャップ(主に在庫の量で計られる/前年比)も20兆円という試算が出ています。

という事は、どう考えても20兆〜ン百兆円の間に財政出動額の答えはある訳ですが、以前のブログでも書きましたように年7%くらいの持続する経済成長を目指すなら、一年目は思い切って100兆円くらい国債を刷ってみてはどうでしょうか。日銀も国債の買入に対してはやや前向きになって来ていますし、機は熟していると言えます。
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日本経済界屈指の理論派、野村総研のチーフエコノミスト、リチャードクーさん(PHOTO 下)によれば、財政出動はマクロ経済的に見て、投資の内容はあまり問題ではなく、規模であるという事ですが、そこは現場にいる私などは異論があるところです。従来型公共投資より、発展的未来型環境エネルギー産業への投資が色々な意味で有効である事は疑う余地がありません。

具体的に言うならば、デフレギャップが余りにも大きいので、継続的需要拡大を喚起する投資は極力抑えられるべきでしょう。従って省エネ免震住宅、学校の補強改築、港湾整備、福祉、新通信システム、防衛産業などがあげられますが、電力も電気自動車の普及にリンクして、エネルギーを外に頼らないクリーンシステムの構築が急がれます。

利権などによる無駄が排され、これらに有効投資がされた場合、すさまじい乗数効果が生まれ、飛躍的に税収が増え、あっという間にプライマリーバランスは改善されるでしょう。多少のインフレターゲットを政策視野に入れて行けば、相対的減少も計算出来ます。これで将来に不安を残す問題は解決出来るのではないでしょうか。

問題はドラスティックに政策を展開出来る勇気と知恵が政府にあるかどうかです。国会内にさえ潜む非日本的、売国勢力、あるいは既得権益にしがみつく官僚から猛烈な反発が予想されます。どう考えても非日本的勢力に支配される民主党より、はるかにましと思える現麻生政権で、取りあえず妥協しますから、輝かしい日本の未来の為に万難を排し、思い切った財政政策を打ち出してくれる事を祈らざるを得ません。


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2009年3月25日 (水)

似て非なる兄弟国

WBCで日本が連続優勝を果たしましたが、最終戦は最後まで手に汗握る好試合でした。最後は選手層の厚い日本が押し切って、野球先輩国の意地を見せたというところでしょうか。それにしても韓国の応援は凄かったのです。本当にアメリカでやっているのかと疑う程でした。なんでそんなに沢山の韓国人が地元でもないドジャーススタジアムへ詰めかけたのかと不思議な気がします。
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何事にも日本人と違って、熱くなり易い国民性ですが、世界を席巻しつつある女子ゴルフ始めスポーツに関しては特に思い入れが強いようです。勝った試合で国旗をマウンドに立てる気持は日本人には分かり難いのですが、それだけ愛国心が強いのでしょう。

日本の小学5年生の女の子が、決勝戦で勝っても負けても日韓両国旗をマウンドに立てればいいのでは、と報道ステーションで提案していたそうですが、幸か不幸かそういう行為はなかったようです。

本当にそういうファックスがテレ朝に届いていたのでしょうか。テレビ局の八方美人的えせ平和主義は薄気味悪いものがあります。もしこれが“やらせ”であったとすれば報道番組として大問題です。今更言うのも何ですが、自滅への道を歩んでいると言わざるを得ません。

横道にそれましたが、フィギュアスケートなどもキムヨナの出現で韓国は大フィーバーしています。ところが困った事に、その身びいきぶりは、ちょっと度が過ぎる嫌いがあるのです。本来デリケートな問題で、慎重に扱うべき外国選手への誹謗中傷がこのところ目立ち、日本人の顰蹙を買っています。日本に対しては特にムキになるようですが、なぜなのでしょうか。まるで仲の悪い兄弟のようです。

多くの日本人は、過去の植民地時代、韓国人に対して行った事に原因があると思っているようです。確かに、幸せとは言い難い昔があった事は事実です。恨みを持たれても仕方がない面はあるのではないでしょうか。その点、厄介な国を敵にまわした感はあります。

ただ、韓国や日本で教育されているような事が全て事実であるかと言うと、それは疑問視せざるを得ません。正しい歴史的検証がされているとは言い難いからです。戦後アメリカが日本占領政策をGHQに委ねた時に、両国を反目させる為、歴史が改竄、捏造された可能性があるのです。

一種監視役としての役割を韓国が担ったのかも知れません。その証拠に以後半島勢力が日本国内に影響力を強く持ち、現在に至っている事が認められるからです。GHQが作った自民党にも、その他の党にも、その力は陰在し、日本的な力と常に対峙しているのです。
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共に協力しあって周辺大国からの内政干渉と言える外圧に対抗すべきなのに、仲間争いのような事をしていたのでは周辺国を利する事にしかなりません。日本も韓国も、いい加減に目を覚まして本来の共通の敵と向かい合うべきではないでしょうか。何と言っても世界で最も血が近い間柄なのですから。。。

PS : 李大統領は知日派なので、今後は期待が持てるかもしれません。


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2009年3月24日 (火)

財政出動(1)

前回のサンデープロジェクトには、与謝野財務大臣(PHOTO)が出て、頼もしい事に財政出動の話をしていました。田原さんの関心はどれくらいの規模を考えているかという事でしたが、なかなか与謝野さんも口を割りません。数兆円でない事だけは確かだ、などと言ってお茶を濁していたのです。
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私も以前はよく分かっていなかったのですが、財政赤字に関して一番よくある間違いは「将来、子孫に借金のつけを回すのか」と言うものです。しかし、よ〜く考えてみると、95%もの国債を国内で消化しているという事は、政府の借金は国民の財産でもあるのです。そこがアメリカや他の国と決定的に違うところです。

しかもそれは魅力がないから国内でしか売れないという事ではなく、国内に世界一の個人金融資産始め、資金が余っているから外国に頼る必要がないのです。

さらに、赤字だけが強調されていますが、政府の純資産で見ればせいぜい300兆円くらいのマイナスに過ぎません。これは他国と比較しても決して多くはないのです。むしろ適正な範囲内と言えます。財務省の陰謀とも言える、このレトリックにひっかかって増税、緊縮財政をして来た橋本政権、小泉政権は、経済が分かっていたとは言い難いようです。

日本の国家予算はOECDに加盟する先進諸国と比べて、GDP比で見るとかなり控えめと言えます。普通の国が20%くらいのところ、せいぜい14%の80兆円ですが、その内税収は最高時から10兆円も減って40兆円に過ぎません。という事は税負担はかなり低いと言えるのです。

従って、大胆な行政改革や増税をしない限り、毎年30兆円超の国債を発行しなければなりません。仮にその分を全て税収でまかなうとしたら大変な事になります。この不況下、たちまち大不況になる事は想像に難くないのです。その点、眠っている貯蓄を活用する国債発行は、賢明なやり方と言えます。

しかし几帳面な日本人としては、やはり将来が気になります。財政赤字をアメリカのように、どんどん膨らませてもいいものでしょうか。国内で消化出来る限りにおいては問題が深刻とは思えないのですが、それにしてもずっと増やし続けるという訳には行きません。個人と違い、100年、200年単位で物事を考える事が出来るとは言え、借金は借金ですから、いつかは適性な規模まで減らす必要はあるのです。

問題なのは、これまでのような財政出動(公共投資)の規模では、小さ過ぎて乗数効果があまり期待出来ない事です。投資先も箱ものや無駄な公共事業では有効とは言えません。やはりここでも政策的手腕が問われます。日本お得意の TOO LITTLE TOO LATE では折角の投資も無駄にしかならないのです。(続く)


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2009年3月23日 (月)

春のコンペ第一弾

いよいよ私にとっての春のゴルフコンペ第一弾が茨城県セゴビアゴルフクラブで先週末開催されました。この8組32名の参加によるコンペは、メインになる一社と、協賛数社による共同主催での第一回目という事でしたので、どういうメンバー構成になるのか興味深かったのです。

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メールで送られて来た案内を見ると、スポーツアパレルブランド系の会社が主体となり、その関連会社やデザイナーが多数参加しているようです。私もゴルフクラブのデザインという事で、あながち部外者という事ではありません。殆どの人と面識がありませんが、比較的共通の話題を持てる人達が多そうなので、不安感はなかったのです。

私のゴルフはデザイナーらしく(?)非常に繊細です。初コース、初対面、女性に弱いという小心者的弱点を持つのですが、正に今回エントリー後、組み合わせ表を見て、いやな予感が的中しました。同パーティにはかすかに知っている人が一人だけなのです。

Pic_h14 後は全く面識のないシングルクラスの男性と若い女性という事で条件は揃いました。コースも勿論初めてです。しかも距離は短いものの、やたら池やバンカーが、いやらしく配置されていて、ピートダイ設計のコースにも似た、私が最も苦手とする、いわゆる典型的トリッキーコースというやつです。

「君子危うきに近寄らず」最初から勝負が見えている戦いに臨むのはいかがなものかと思ったのですが、ゴルフクラブの仕事でお世話になっている“I”さんが主催するとあっては、不義理は出来ません。参加する事に意義があると自分に言い聞かせるしかなかったのです。

悪い事は重なります。当日の朝、コースは土砂降りでした。練習も出来ず、かさばるレインウェアを着ての第一打は、案の定、体がまわらず右への大きなスライス、このホールを何とかボギーで切り抜けます。

2番ではもっと曲げて右OB、既にやけくそ気味です。どうとでもなれという気分が支配し始めます。そうこうしているうちに雨は小振りになり、5ホール目あたりから晴れて来るではありませんか。

そうなると動き難くて暑いレインウェアは邪魔でしかありません。皆一斉に脱ぎ始めました。見ると同組の女性の場合は、何とレインウェアの下は真っ赤な短かめの短パンに生足なのです。膝から下はプロテクター風レッグウォーマー(?)を付けていて、ミリタリーファッション風でもありますが、私などにとっては、かなりアグレッシブで刺激的な出で立ちに見えます。

私は最初、見てはいけないものを見てしまったのかと思い、思わず目をそらしたのですが、それがスポーツ系アパレルブランド会社でウェアを開発する彼女のゴルフ用戦闘服だったのです。え〜お願いしますよ。ちょっとやり難いんです。心の中はそう叫んでいますが、そんな事はおくびにも出せません。平静を装うしかないのです。

結果はそれ以降、アプローチ、パットが千々に乱れ、散々な事になりました。おまけにOB2発、イケポチャ3発と新品ボールを消耗、いかにトリッキーなコースとは言え、47−47の94は、コンペでは例年もちょっとないくらいの今年ワースト記録だったのです。

そんな中、ドラコン賞だけは的を絞って取りに行き、2機会中2個ゲットしました。これだけが救いでしたが、いい歳をして未だ悟りの境地に達していない自分の精神的未熟さを思い知る事となったのです。未だ未だ修行が足りないようです。。。一生無理かも知れません。

(PHTO上はどこに打っていけばよいのか最初は分からない4番ホール、と池に囲まれたショートホール14番)


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2009年3月22日 (日)

湘南の春

暖かくなって来ました。お尻がむずむずして来ますが、週末は海岸の散歩も捨て難いものがあります。案の定、多くの人が繰り出していました。
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烏帽子岩を眺めながら、江ノ島方面へ向かって歩いて行きます。今日は1時間コースです。
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サーファーの数もいつもより増えているような気がします。
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海岸に近いレストランのそばで珍しい車を発見しました。イギリスのトロージャンと言います。1962年の車ですが、今の時代には電気自動車にでもすれば良さそうなデザインコンセプトです。昔はユニークな車や、お洒落な車が多かったのです。
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ところで春と言えば花粉や黄砂のシーズンですが、今年はジクロルボス入りが飛来しているそうです。酸性雨や潮風だけでも大変なのに、車のアルミパーツの腐食が進みます。
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何年もの間に出来た頑固なシミを取り、元の美しい素肌を取り戻すべく、表面を研磨します。
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湘南の週末はやる事が一杯あるのです。


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2009年3月21日 (土)

火のないところに煙は立たない

昨年の第四四半期において、アメリカのGDPが日本よりも悪くなかった事に驚いた人は多かったのではないでしょうか。震源地が、殆ど揺れのなかった国より被害が少ないと言う事は、いくら大統領が優秀だからと言っても納得し難いのです。

よくよく調べてみれば、明らかに数字のトリック、マジックがあって、個々のアイテム別実態は、日本がはるかにましだったのです。マスコミや、えせエコノミストは表面の数字だけを見て騒いでいましたが、それが恣意的な行為でないとすれば、余りにも無能と言わざるを得ません。

これと同じような事は日常茶飯事的に見られ、常に恣意的なのか無能なのかの判断を迫られます。例えばかんぽの宿問題でも、年間に50億円もの赤字を垂れ流していると言われれば穏やかではありません。早く何とかしなければならないと思うのが人情です。

ところがこれもよく調べると、おかしな事実があるようです。2007年にはかんぽの宿全体で、赤字額は5億円しかなかったというのです。一年で何があったのかは知りませんが、一気に10倍に赤字が膨らむと言うのは、いかにも奇妙です。逆に言えば、また次の年に赤字が5億円に戻る可能性だってあるのではないでしょうか。言われているような、ずっと膨大な赤字を垂れ流し続けているイメージからは程遠いのです。いずれにしても50億円は胡散臭い数字と言わざるを得ません。

会社にとって、会計事務所や監査法人を巻き込めば数字の操作なんて簡単です。例え間違いを指摘される事があっても、悪質でなければ解釈の違いで済まされます。私なども、大きな声では言えませんが、会社の決算を赤字にしたくないばかりに、経費を後にずらしたり、減価償却分を除いたり、売上の前倒しをしたりと、解釈の違いや誤差の範囲内で調整し、色々苦心して来たのです。

要するに、何らかの意図があって、数字を操作し自分に都合の良い結論を導き出す手法は、古今東西を問わず常套手段と言えます。最近のアメリカを見ても、政府、銀行、企業等が発表する数字は、どう見ても不可思議さが拭えません。信頼性を欠くものになりつつあるのです。結局は中短期的に誤摩化せても決算時にはぼろが出ますから、無駄な抵抗と言えるのですが、短期的に何かの利ざやでも稼ぐつもりなのでしょう。
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数字のインチキは、お金にまつわるものだけではありません。戦争による被害者の数なども、ある意図を持って大きく改竄されるようです。ナチによるホロコーストは実は50〜100万人だったという説が浮上していますが、300万人しかいなかった場所での600万人虐殺は物理的に不可能なのです。アウシュビッツの元収容所の記念碑に書かれている数字は400万から150万人に250万人も下方修正されました。(PHOTO)いかにいい加減であったかが分かります。

同じく南京虐殺の30万人も物理的にあり得ないと言われていますが、戦争で負けた国は必要以上に責任を取らされるようです。恐らく戦勝国が行った蛮行や犯罪を正当化する為に、戦敗国が極悪であったという証拠探しをしたのではないでしょうか。アメリカは東京、広島、長崎で少なく見積もっても50万人以上の一般市民を虐殺したのですが、それら戦争犯罪を覆い隠す為のネタ探しに躍起になっても、南京の30万人虐殺や慰安婦問題しか捏造出来なかったのです。非のないところに煙を立てるのは難しい事なのです。


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2009年3月20日 (金)

83名による経済対策セレモニー

政府が首相官邸に有識者を招き、経済対策へのアイデアを捻り出してもらおうという試みがなされています。何でもっと早くやらなかったのか、という感はなきにしもあらずですが、遅くても、やらないよりはましなので、成り行きを見守りたいのです。
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顔ぶれを見ると、リチャード・クーさん(PHOTO)のような、成る程と思う人がいる反面、えっ何でこの人が(?)というような人も混じっていて、どういう基準で選んだか、人選の“妙”を感じます。肝心の経済学者がたった3人というのも解せません。しかも結果については、話を聞くだけで、政策に反映されるかどうかは分からないというのですから、本当に危機感を持ってやっているのか、と疑ってしまいます。

さて肝心な内容ですが、消費税を20%にする代わりに国民一人一人に20万円配れ、などという実に面白い案がありました。この人は有名な経済学者で、メディアにも度々登場するのですが、大胆な宗旨替えで有名です。今日は、この玉虫色のアイデアについて考えてみたいと思います。

まず、国民一人に20万円配るとして、26兆円の支出となります。消費税収入は5%の場合、一年間で通年9〜10兆円ですから、20%だと単純計算で36〜40兆円です。この時点で10兆円超の税収オーバーとなります。従って景気浮揚策としては疑問符が付かざるを得ません。むしろ増税の為の案と言えます。

時系列的現実論で言えば、消費税アップまで国会の立法手続きや、民間の準備やらで半年かかるとして、確実に20万円もらえると分かっていれば、現行消費税の内に一斉に駆け込み需要が起こる事は想像に難くありません。その結果、短期的にはメチャクチャ好況に湧く事になります。

しかし半年後はどうでしょう。今度は一斉に消費が落ち込み、もらった20万円は貯金に回る事になると考えるのが自然ではないでしょうか。私ならそうします。ところでその20%は永久に続けるのか、下げるのか、いずれにしても市場は大混乱になる事は間違いありません。

個人はそれでも20万円もらえるというメリットがありますが、企業は莫大な消費税支出を負担しなければならなくなります。その結果設備投資や、開発資金を減額せざるを得なくなり、供給側の商品作りに致命的問題が発生する事が予想されるのです。いいところが一つもない駄案と言えます。

そもそも定額給付金の提案時、3年後の増税を言って非難されたいきさつもあり、麻生さん始め財政出動派へ政府自身が舵を切っているというのに、増税のアイデアは逆行します。

私は学者や、国に大して恨みや偏見をを持っている訳ではありません。まして個人攻撃や政治の批判をするのがこのブログの趣旨ではないのです。ところが残念ながら、これほどいい加減な案を聞かされると黙っていられなくなります。主旨をきちんと理解して、もっと真面目にやって欲しいのです。

他には、円高の時に円安になるよう各国に協調(?)を求めようと言った小学生並み経済音痴の某何とか連会長や、中途半端なタレント崩れながら、TVに出まくってB層にのみ人気のある、しかも身の程知らずにも総理の座を狙う面長な人などを見ていると、実は正しいアドバイスが出来る有識者を意図的に外しているのではないかと心配になってしまいます。本当にこんな事をやっていて大丈夫なのでしょうか(?)


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2009年3月19日 (木)

日本に言論の自由は本当にあるのか(?)

そう言えば最近、経済評論家の金子勝慶応大学教授(PHOTO上)さんの姿をテレビで見かけなくなりました。何週か前に関口宏のサンデーモーニング(TBS)で見て以来です。どうしちゃったんでしょうか。

Kaneko 旧聞ですが、昔良くテレビに出ていた政治経済評論家の森田実さん(下のPHOTO)も、もう何年も見ていません。別に体が悪いとか、商売替えをした、とかではなさそうです。活動はされているようなのです。

何か偏向報道と関係があるのでしょうか。森田さんは政府の米国債大量買い入れの正当性に疑問を呈し、小泉郵政改革にも反対していました。郵貯の膨大な資金が海外に流出してしまう危険性について懸念していたようです。

Photo150085 金子さんも、最後に見たテレビで印象的な事を言っていたので、よく覚えているのですが、小泉さんの突然の麻生首相批判と定額給付金の反対表明の事を、かんぽの宿売却に待ったをかけた現政権に対する“恫喝”ではないかと言っていたのです。

なぜあの唐突な意思表明が恫喝になるのかよく分からなかったのですが、その後の小泉さんの動きを見ていると、現政権をゆさぶって、かんぽの宿問題の追求が拡大するのを阻止しようとしているように見えなくもありません。

総理のクビをすげ替え、鳩山さんが頑張っている内閣を自分の息のかかった財政再建、構造改革派へ替えるのが目的なのでしょうか。残念ながら既に影響力という点では本人が思った程ではなく、小泉の乱は不発に終ったかに見えます。

小泉さんとしては、自分の役割が終わり、息子に跡を継がせ、これから悠々自適かと思っていた矢先のかんぽの宿騒動です。計算が大きく狂ったのかもしれません。アメリカにいる誰かさんに対しても顔向けが出来ないのでしょうか。

幸いな事に日本郵政の株式は、現時点で国が100%を持ち、将来的にも政府が支配権を行使出来る比率を保有する事で野党と合意しています。しかしながら万が一政府が傀儡となって、旧長銀のように、外資に只同然で売り渡したりすると大問題です。深手を負った金融ファンドは何をして来るか分かったものではありません。

国民の財産である施設を只同然で叩き売り、更に莫大な貯金を外資に献上するような事が、法治国家の日本で、まかり通るとはとても思えないのですが、日本政治の中心にも、外的な力に協力を惜しまない売国的勢力が多数存在するのも確かな事のようです。国民は常に政治家や役人のする事に目を光らせていないと後悔する事になりかねません。

しかし、最近の一連の流れを見ていると、日本には“つき”が残っているように見えます。今回の金融危機でも損害は軽微でしたし、日本に対してちょっかいを出して来る邪な連中が軒並み資金難に陥って、自滅して行っているからです。このつきを活かして、早く世界からあなどられない、日本人自身の手による強固で盤石な態勢を構築するしかありません。


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2009年3月18日 (水)

風が吹けば桶屋が儲かる世界

昨年は日本人のノーベル賞受賞に湧きました。一挙に3人というのは前例がありません。ドイツ人やアメリカ人の専売特許だったのに、何が変わったのでしょうか。今年になって今度はアカデミー賞で日本の作品が二つも評価を受けます。これも前例がありません。

更にスポーツでも何かしら日本人が目立っているような気がするのです。私は日本人が何か、電磁波や宇宙からの理解を超えた陽子ビームのような物の作用で急に優秀になったのではないかと疑いました。自分も、もしかしてと思い、色々試してみたのですが、自分はやはり凡庸な自分でしかなかったのです。3歩歩けば物忘れはするし、相変わらずゴルフも90を切るのに汲々としています。

どうも解せません。さらに先日はキムヒョンヒさんと日本の拉致家族との面会が、何と大韓航空機爆破事件から20数年も経ってから実現します。その間、なぜこのくらいの簡単な事が出来なかったのかが際立って不思議に見えます。そう思っているのは私だけではないのではないでしょうか。

そう言えばヒラリーさんは、いの一番に日本を訪れ、オバマさんも接待と呼べるかどうかはともかくとして、一番に麻生さんをホワイトハウスに招きました。その他数え上げるときりがないくらいおかしな事が日本人の回りに起きているのです。

いい事ばかりではありません。悪い方では、異常に低く、日本企業の実力を全く反映していない株価、どう考えても世界一安全であるのに、ムーディーズが行うボツワナ並みの日本国債の格付け(現在は、さすがに一段階上がっている)などは、余りにも恣意的で露骨です。ここまで理不尽だと、怒るというより、笑っちゃうくらい呆れてしまいます。

20090214_726709 更に、危ない話では北朝鮮のミサイル発射準備です。単なる実験や、北が言うような人工衛星打ち上げである筈がありません。関係各国が注目する中、迎撃すれば戦争だと言っている北相手に、果たして主張を通す度胸があるのか、また見逃せば弱腰を見透かされる事にもなり、難しい判断が日本政府に迫られます。麻生さんはお気楽な事を言っていますが、事の重大さが分かっているのでしょうか。

考え過ぎかもしれませんが、目に見えないアンダーグラウンドで、何かが蠢いている感じがします。何か巨大で邪悪な陰謀が渦巻いて、日本を飲み込んでいこうとしているのかもしれません。例えば007に出て来るスメルシュのような悪の組織か何かが、邪悪な目的を持って・・・

冗談はともかく、郵政民営化に対する問題発覚や、西松献金事件も、これらの事と無関係ではないかもしれません。世界は風が吹けば桶屋が儲かるではありませんが、どこかで通じていて影響し合ったり、反発したりしているのかもしれないのです。

それは多分全てお金に絡むと考えれば分かり易いのではないでしょうか。いえ、誤解があってはいけませんが、ノーベル賞やアカデミー賞を買収したと言っているのではありません。潔癖な日本人がそんな事をする筈がありません。むしろ何か目的を持った外的な力が、方向性を持って動いて行く過程で、日本に起こったそれらの事が、手頃なアイテムとしての必然性、妥当性があったのではないかと、私自身がこじつけているのです。

キーワードは非日本人的な力です。世界のアングラに巣くう国家単位とは言えない、断末魔のゾンビやバンパイヤのような複数の魑魅魍魎集団が、日本人が気付かないうちにシロアリが家を食い尽くして行くように、よってたかって日本の浸食を始めているのかもしれません。そう考えながら森羅万象を見て行くと、見えて来る世界があるような気がしてならないのです。世界は悪意に満ちているのかもしれません。知らないのは純粋な日本人だけ・・・考え過ぎでしょうか(?)


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2009年3月17日 (火)

悪貨は良貨を駆逐する

日曜日の朝、TBSのサンデーモーニングを見ていると、海上自衛隊の海賊対策ソマリア派遣について話をしていました。コメンテーターのほぼ全員が派遣には慎重で、議論を尽くしてから行くべきだと言っているのです。社民党の福島瑞穂代表の考えと大差ありません。

Dd11320 更に司会の関口宏は、なしくずしにずるずる“戦争”への道を進むのではないかと心配していました。日本は戦争の前科があるので、そういう話になるのでしょうか。確かに法整備前に見切り発車でも派遣出来ると言う事は、見切りで色々な実績を作り、エスカレートして行く危険性をはらんでいるのかも知れません。

実にもっともな見解です。安易に軍隊を海外へ派遣すべきではないのです。そういう考え方が根底にあって、南や西の島も、近隣諸国の実行支配を許しているのでしょう。博愛主義の極みです。世界は日本の争い事を避けて通る姿勢を見習うべきです。誠意を尽くして話し合いをすれば、解決出来ない問題なんてありません。涙を流しながら、日本の主張を理解して受け入れられる事は間違いないでしょう。

但し、その場合は周辺諸国が日本人と同じ歴史認識と価値感、倫理観を持ち、その国の憲法に不戦が誓われている事が前提となります。ところで、あたりを見渡して、どうでしょうか(?)果たしてそんな国があるのか、憲法の内容まではよく知りませんが、私の目には甚だ心もとなく映ります。

立場を変えて、ソマリアの海を航行する日本人船員から見れば問題は切実です。議論なんて二の次にして、すぐにでも来て欲しいのではないでしょうか。既に各国の海軍は現場にいます。日本船は自国の護衛なしの状態がずっと続いているのです。下手をすると中国や韓国海軍に保護される事にもなりかねません。アメリカ海軍であれば、日米同盟がありますから特に不自然ではないのですが、同盟関係にない国の軍隊に守られるのは、独立国(?)としていかがなものでしょうか。

日本の南や西に位置する島に関しても、誰も住んでいないのでピンと来ないのですが、例えば沖縄や対馬を、外国がもし強行に実行支配しようとした時に、同じようにじっくり議論を尽くすのでしょうか。ぐずぐずしているうちに相手はこちらの出方を読んで、九州や山陰地方にまで上陸してくるかも知れません。北海道だって油断出来ないのです。それでも前の議論が尽くされていないからと言って、新たな脅威に対する対策を後回しにするのでしょうか。

良識ある日本人は忸怩たるものがあるでしょうが、全く日本の安全保障体制はナンセンスと言わざるを得ません。いつまで平和ぼけを続けるつもりなのか理解不能です。領土や領海、日本人と日本の財産に対する安全に関しては、事がおきた場合に瞬時に行動が取れるレベルまで、法整備を完了しておくのは当然ではないでしょうか。

幸いな事に一般国民はそれほどバカではありません。世論調査では63%が自衛隊派遣に賛成しているのです。これを見ても徐々にマスコミと国民の考え方が乖離して来ているのが分かります。フィリピン人のカルデロンさん一家の件でも、「わざわざ日本を選んでくれたのだから、不法滞在を認めるべきだ」などと言う、訳の分からない擁護派TVコメンテーターがいるのには驚きました。この人は日本人でしょうか(?)

それならば正規の手続きを踏んでから来ればよいのであって、不法は不法として毅然と処理しなければ法の意味がなくなります。日本人の長所かもしれませんが、自衛隊派遣や移民問題に見る知的とは言い難い非論理的情緒的思考は、合理的正論を駆逐してしまうのです。

アメリカの影響力が弱まりつつある現在、安保条約が機能しない事も前提の一つとして、有事の対応を決めておく必要がある事は言うまでもありません。非日本的反日偏向報道を繰り返すマスコミのプロパガンダに乗せられる事なく、米隷属で築き上げた砂上の楼閣、戦後民主主義の呪縛から解き放たれ、国民一人一人が覚醒する事が今程求められる時はないのです。


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2009年3月16日 (月)

義を見てせざるは・・・

昔、志村けんのコントが好きで、よくテレビを見ながら腹を抱えて笑っていました。美形ながら、とぼけた味を出す石野陽子とのコンビが絶妙だったのです。内容はいくつかのパターンがあって、毎回、又何回かに一回繰り返されるのですが、好きなコントがいくつかありました。
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一つは、若い女の子がチンピラにからまれているとき、颯爽と助けが現れるのですが、実は助けた男はチンピラとグルだったという話です。これはうまい手です。感謝されて恋愛関係にだって発展するかもしれません。男は皆妄想をかき立てられるのではないでしょうか。

又反面、それを見ながら、チンピラさんがグルでない場合、実際にそういうシーンに出くわしたなら、何が出来るだろうかと考えてしまいます。

例えば、からまれているのが男だったら見て見ぬ振りをするのかもしれません。後で警察にでも通報すればいいでしょう。それまで頑張ってくれと言うしかありません。では、か弱い女性の場合はどうか、究極の肝試しみたいですが、義を見てせざるは勇なきなり、とばかり勇ましく助けに入れるだろうか(???)考えてしまうのです。

この場合はチンピラさんの数や、風体が判断の基準になります。被害に遭っている人の容姿も判断材料になるかもしれません。しかし、どう考えても勝てそうもない理不尽な相手に向かって行くのは賢明とは言えないのです。こちらにだって妻子があります。社会的責任だってあります。怪我をしてゴルフが出来なくなったりしたら本当に困るのです。迂闊な事は出来ません。

かと言って、その場から何もせずに立ち去った場合には、今度は後ろめたさ、意気地なさに間違いなく苛まれる事になります。。難しい選択です。ですから出来る限りそういうシーンに遭遇する事のないように、怪しい場所は通らないようにするしかないのです。日本政府的発想と言えます。

ところで私の日常の話ですが、家事は基本的にカミさんがやる事になっています。しかしながら全く何もしないというのは後ろめたさがあるので、家の外回りや電気関係、力仕事関係、ちょっとした日曜大工仕事は私が受け持つ事になっているのです。ゴミを出すのも力仕事なので担当にされてしまいました。

ある朝ゴミを捨てに行った時の事です。網で覆われている筈のゴミが道路に散乱しているのです。見ると黒づくめのチンピラ風カラスが数羽たむろしているではありませんか。こいつらが犯人に違いありません。私はかかわり合いになりたくないので眼を合わさないようにゴミ捨て場に近寄りました。大胆不敵にもチンピラカラス達は数メートルに近づいても立ち去ろうともしません。むしろ私を見下ろしながら値踏みでもしているようです。
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道一杯に散乱した生ゴミは車にひかれて、見るも無惨な状態でした。いつもなら放置、あるいは足である程度かき集めるくらいの事しかしません。あくまでも、そういうゴミの出し方をした人が悪いのです。全く私の責任ではありません。ところがその日は何を血迷ったのか、カラスに嫌がらせをしてやろうと思い、散乱しているゴミを手で拾って掃除をしてしまったのです。

終わりかけた時に後で声がします。振り向くと後の家から出て来た中年サラリーマン風の男性が、直立不動の姿勢で「有り難うございます」と言うのです。私は一瞬「しまった」と思いました。見られてしまったのです。これで次から放置出来なくなったのです。なぜなら、麻生さんではありませんが、行動がぶれる事になるからです。「前回は片付けたのに今回は片付けない、やっぱりね」と言われるのも癪に触ります。

行政さんお願いします。あんな網だけの防御ではチンピラカラス達からゴミを守る事は出来ません。もう少しましな方法を考えて下さい。さもなくば私は“名物お掃除おじさん”になってしまいます。折角の(?)イメージが崩れてしまうじゃありませんか。
(PHOTOはゴミ捨て場のイメージ画像)


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2009年3月15日 (日)

伊豆の海(真冬編)

昨年12月9日のブログ「忘年ゴルフと伊豆の海」で紹介した早朝の伊豆の海のイメージを、忘れないうちにイラストに残しておこうと思いましたが、忙しさにかまけて3ヶ月も経ってしまいました。その間、海と空の感じだけは作っておいたのですが、松が面倒で放置していたのです。

やっと時間的余裕ができたので松を作って完成と相成りました。とは言っても10分程しかかからなかったのですが、、、海の部分だけは細かい作業が面倒だったので、写真を加工して合成し誤摩化しました。イメージ優先という事で、その辺の違和感には眼をつぶっていただきたいのです。

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絵ではどうしてもスケール感には限界がありますが、寒い朝の澄み切った空気感を感じていただければと思います。中央の暗い影は海面から明らかに浮いていたので蜃気楼ではないでしょうか。当時、余りに感動して下記表現となりました。

しこたま飲んで騒いだ翌朝6時、切れそうに冷たい空気が冴え渡る屋上露天風呂から見た光景は、眠気も二日酔いもすっ飛ぶ驚愕の美しさだったのです。どう見ても丸くは見えない一直線に延びる水平線で、鮮やかな朱色とあくまでも濃い藍色に分かれた海空は、それぞれ見事なグラデーションを展開します。

何本かの松のシルエット越しに見る微動だにしない巨大空間は、広重等の日本画を彷彿とさせる時空を超えた感動の世界を創出していました。何万年、いや何億年もの長きに渡って繰り広げられる光のページェントは、神秘的などという表現を全く寄せ付けない圧倒的輝きに満ちたものです。やはり日本は、いや地球はとてつもなく素晴らしい。

今読んでも少しも誇張がありません。自然の前には文章の表現力なんて、いかに無力かという事を思い知らされます。


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2009年3月14日 (土)

年7%の経済成長(2)

政府紙幣の発行は昨日の国債発行の考え方から、資金を市場から調達せず、発行額を借入に計上しないというだけの違いです。例えば国債発行のケースのように10年後にGDPが1.6倍になるとして、10年後に得られるであろうプラス300兆円の一部を先取りをする訳です。

投入資金(政府紙幣発行分)に見合った需要が創出出来れば収支はプラスマイナスゼロになります。最終的に帳尻が合えば問題ありません。金利負担がないのと、日銀を通さないので話は簡単です。今世界中でこの手が使えるのは純債権国の日本だけしかないので、この特権を有効活用しない手はないと思うのですが、慎重派が多のは解せないのです。

政府紙幣発行の場合の経済成長率も国債発行の時と同じく10年での年平均は7%くらいにしかなりません。日本は少子高齢化社会だから5%以上もの経済成長は望めないと思っている人が多いと思いますが、それには賛同出来かねます。創造力の裏付けのある技術力、基礎経済力のある国です。これくらいは成長しても罰は当たらないのではないでしょうか。

これまでは国民は誰にとは言いませんが、メディア等のサブリミナル効果的刷り込みによって、騙されていたのかもしれません。何かの目的の為に豊かさをあえてスポイルされていた可能性があるのです。このデリケートな話は別の機会にしたいと思いますが、調べれば調べる程おかしな事が浮かび上がって来ます。

横道にそれましたが、この凄くメリットのありそうな政府紙幣発行にも死角はあります。一つは利権を追求してやまない議員だらけの政府がきちんとコントロール出来るかです。発行のタイミング、ボリュームには常に神経を使う必要があります。発行する側のモラル、意識がこれほど問われるものはありません。政府の都合のいい“うちでの小槌”にしてしまってはいけないのです。

従って実情を考慮すると、相続に関する非課税(減税?)無利子国債も最近話題に上っていますが、それも含めて赤字国債発行の方が取りあえず現実的なのではないでしょうか。一番重要な事は国債か政府紙幣かではなく、何に投資するかなのです。

従来型の公共投資では利権が絡んで途中の無駄が多いし、大して将来への投資になりません。何より時間がかかり過ぎて即効性もないのです。一番効率がいいのは政府が直接物を購入し、国民へ分配する事ですが、これも利権の問題と、不公平問題は解決出来ません。何より社会主義的な感じが強くなるので、嫌う人も多いでしょう。

やはり次世代インフラ、防衛関係を除いては、今回の定額給付金でテストした方法を改良して国民一人一人に直接配るのが一番いいのではないでしょうか。競争原理が働いて魅力的な商品、サービスに消費は向かうでしょうし、気分的にも明るくなります。その場合、くれぐれも振り込め詐欺グループにだけは、つけ込まれる余地がないようにしなければなりません。


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2009年3月13日 (金)

年7%の経済成長(1)

先日与謝野財務大臣が財政再建派から財政出動派へなぜか宗旨替えしましたが、その理由はともかくとして、日本にとっては歓迎すべき不況脱出へのターニングポイントとも言える出来事ではないでしょうか。大胆にやってもらいたいものです。

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財政出動に関して言えば、赤字国債や、政府紙幣の発行がありますが、どちらも結果的には大きく違わないのではと思っています。結果を急ぐかゆっくりやるかの違いではないでしょうか。素人考えで恐縮ですが、仮説を元に簡単な試算をしてみました。間違いがあったら指摘して下さい。

例えば国のGDPが500兆円であったと仮定しましょう。平年のプライマリーバランスはゼロの前提です。その状態で政府が10年後にGDPが300兆円増える事をターゲットに景気浮揚策を画策したとします。経済成長率の自然増が望めない状態として、1年目の国債発行は30兆円という計算になりますが、意外に少なくて済むのです。

その使い道に無駄が少なければ、乗数効果は2.0(日本の過去10年くらいの政府支出に対する乗数効果は1.5以上)くらいは見積もれるでしょうから、その結果GDPが計60兆円増えて、税収がその10%位(6兆円)とすれば、次の年の国債発行額からマイナス6兆円となり、発行額は毎年増収分減少していくのです。

それを続ければ、およそ10年後に165兆円の発行残となりますが、GDPも800兆と60%増加します。勿論税収が飛躍的に増えますから、公務員の給料を大幅にアップしない限り、この時点でプライマリーバランスはゼロに近くなるのです。更に継続する事によって165兆円の借金も乗数効果とGDPとの相対比率でどんどん減って行きます。多少のインフレも加われば鬼に金棒です。

国の負債が一時的にせよ増える事を嫌う人もいるでしょうが、日本のように国債を国内で消化していれば、金利も国内に支払われます。例え無制限に発行残高が増えたとしても国のバランスシートが黒字(現状300兆円の黒字)である限りは問題ないのではないでしょうか。そこが巨大純債務国アメリカとは決定的に違うところです。従って国民の資産が増え、国債を買い支え続ける限りは国の借金が増え続けても問題がないという訳です。

ではそれだけの資金をつぎ込んでも、それに見合う需要があるかという事になりますが、未だ日本人は満ち足りた生活を送っているとは言い難いのです。省エネ環境技術、新通信技術などの方面でもかなりな需要は見込めます。シルバー産業もこれからではないでしょうか。

供給に関しては、この不景気で20兆円の需給ギャップ(内閣府試算)が生まれており、さらに元々数百兆とも言われる膨大なデフレギャップがありますから、それを埋めるだけでも何年もかかるでしょう。多少の事ではインフレになんかなりっこないのです。加えて前述の新世代産業改革、航空機産業、防衛産業等に重点的に投資を行えば、巨大産業が生まれます。

要するにやる気と想像力の問題なのではないでしょうか。問題はアメリカ始め周辺国の妨害ですが、経済力が弱っている今はいいチャンスです。経済支援というカードをうまく使いながら、だましだまし進めて行くしかありません。(続く)

(PHOTOは宗旨替えして、神々しくなった与謝野財務大臣)


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2009年3月12日 (木)

デフレスパイラル(?)

ユニクロが990円のジーンズを発売して話題になっています。TVでも騒いでいましたが、あまり思慮深いとは言えないキャスターらしき人が、日本はデフレスパイラルなのに、更に輪をかけるような事になるのではないかと言っていました。
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成る程日本は不景気だから物価が下がって、それによって企業の収益が減り、給料が下がるデフレの悪循環に陥っているのでしょう。だからデフレギャップも膨大になるのかな(?)一般的にはそう考えてもやむを得ないのかもしれません。

でも私の頭の中はクエッスチョンマークが沢山駆け巡ります。「何か変だぞ」・・・よ〜く考えてみましょう。先日発表されたフォーブスによる世界長者番付で日本一になっていた人は誰だったのでしょうか(?)そうです。ユニクロのオーナー柳内さんです。しかもその資産額は6100億円にも上るのです。タイガーウッズが束になってもかないません。

という事は、会社は凄く儲かっている事になります。従業員に対する給料が安い筈はありません。社会の基準から見て平均以上でないと社員から不満が出る事になりますから、そんなにせこい事は出来難いのです。ならば某キャスターの仮説は一企業単位で見れば成り立たない事になります。

では他の競合企業が右へならえで過当競争になると言うのかもしれませんが、それはその通りです。同じやり方をするしかありません。こういう商品は例えば労働賃金の安い中国やベトナムで作るしかないのです。それで何か不都合があるのでしょうか。

日本は一昨日の某新聞の社説でも間違っていましたが、貿易立国だと信じ込んでいる人が大半なのです。実際はかなり違うという事をベースにしないとこの話は出来ません。この不景気下でさえ1月の海外投資からの所得収支は1兆円近くありました。貿易は9526億円の赤字でしたが、逆に4兆円を超える輸入(ユニクロの商品も含む)に関しては殆ど衰えていないという事になり、経済は収縮基調にはないのです。この事からも、実は日本は米英が辿ったように、とっくの昔に貿易立国から投資立国へと姿を変えているのです。

日本企業の海外(現地子会社)での売上は製造業90兆円、非製造業で110兆円にも上り、国内産業の約半分にも達します。更に円高で海外投資には拍車がかかる事でしょう。その結果、国内空洞化が叫ばれる事になります。しかしそれは経済発展した国の宿命です。アメリカはそれによって製造業が壊滅したと言われているのです。

では日本やアメリカのような経済大国では製造業は成り立たないのでしょうか(?)私はそうは思いません。消費財の性格を考えれば一目瞭然です。どこででも作れるような消費財は安いにこした事がありません。ところが高付加価値消費財や資本財に関しては先進国でしか出来ない物があるのです。この分野はむしろ高い程箔がついたりします。

例えば車で言えば500万を越えるような高級車、高性能スポーツカー、ファッション分野におけるブランド品、その他先端技術分野では環境省エネ技術、新通信技術、コンピューターソフトウェアなどは開発資金力がないと増々差がつきます。さらに私などには難解なポップカルチャーなども付加価値産業という意味ではあなどれないでしょう。要するに創造的付加価値の世界を開拓すれば、輸入品で代用出来ない産業は、いくらでも創出出来るのです。

アメリカが失敗したのは欲に眼が眩み、錬金術に血道を上げた結果、技術革新やブランド作りが、おろそかになったからです。その点日本では製造業での、低価格消費財と付加価値型消費財の二律背反する分野がバランスよく育っているように見えます。この最強の商品開発力がある限り、増々円高になるのではないでしょうか。従ってユニクロのジーンズはもっともっと安くなり、日本の国民は円高によるメリットをたっぷり享受出来るという訳なのです。それが、、何か(?)


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2009年3月11日 (水)

新車販売に政府助成金を

日本ではここに来て、少し物が売れ始めているというニュースを聞きますが、それにしても自動車の売れ行きが悪いのです。特にアメリカでは悲惨な数字が出ています。日本車でもマイナス40%近くで、米車の場合はマイナス50%前後です。2009年の年間販売台数は本当に1000万台を切るかもしれません。ピークが1800万台ですから約半分の落ち込みです。

なぜか日本国内でも売れ行きが悪く、軒並み前年同月比マイナス30%くらいとなっています。日本でのこの数字は全く理解不能なのです。何度も言いますがマスコミの大騒ぎが消費マインドを冷めさせているとしか言い様がありません。従ってちょっとしたきっかけで消費が戻る事は予想されます。

アメリカの場合はローンの厳しい審査もさることながら、予想以上に購入資力が落ちているのでしょう。一因は住宅バブルの崩壊です。GDPには表れてこない不動産売却などによる個人資産が大きく減っている事が推察されます。もう一つは個人資産の30%以上を占める株価の下落です。株価が高い時は含み益が増えて、儲かった気持になり財布のひもが緩むのですが、ここまで下がってしまうと逆の効果しかないのでしょう。

従って購買には向かわず、修理で繋ぐ事を選択しているようです。しかしこの方法はいつまでも持ちません。必ず車は壊れるからです。その時には安い新車を買うのか、中古車を買うのかという2種類の選択肢があります。新車の供給はこの場合無限に近いものがありますが、中古車は新車が売れていないのですから、平時より大幅なタマ不足は否めないでしょう。という事は構造上いつかは新車の販売は戻らざるを得ないのです。

一方、米市場での韓国現代自動車は購入者が何らかの理由で支払不能に陥った時に、車を返却すれば7500ドルを限度に支払義務を免ずる破格のインセンティブ付きローン「ヒュンダイ・アシュアランス」で売上を伸ばしています。絶対数的には多くはないのですが、ユーザー側から見れば願ってもない好条件ではないでしょうか。逆に現代は大きなリスクを抱える事になります。半年先、1年先が怖いのですが、本国が大不況だけに賭けに出ているのでしょう。

ドイツでは国が60万台を限度に助成金を31万円程出して市場が活況を呈しています。車齢9年を過ぎた車の買い換えを促進させているのですが、環境対策と一石二鳥を狙っているのです。これも60万台以降の急速な冷え込みが心配です。
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日本での最近の現象はと言うと、ホンダインサイトに見られるように、安価な環境対応車が売上を伸ばしています。政府はこういう車を買う場合に減税だけでなく、車両本体に助成金を50万円単位で出せば、あっという間に売上は昨年の数字以上になるのではないでしょうか。200万台分の予算で1兆円ですから安いものです。定額給付金より1兆円も安くて、もっと効果的だと思うのですが。。。


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2009年3月10日 (火)

南国

WBCアジアラウンド、韓国にコールド勝ちした時にいやな予感はあったのです。そこまでやるとムキになる国民性から、後が恐いのは分かりきっていました。それにしても打てない、今年は優勝は難しいかも知れません。

さて、日曜日のちょっぴり色っぽいブログは、事務局、特にカミさんには案の定大不評でした。事前に見せると却下されると思い、独断で載せたのですが、タイの様子がよく分かって面白いと思われる人の方が、眉をひそめる人より多いと踏んでの大英断だったのです。たまには写真を多くして文を減らし、息抜きがしたいというのも本音ではあります。

本当にタイの人は奔放で屈託がないのですが、ああいう格好も日本との温度差はかなりあります。元々年中30度以上もある国ですから、裸の方が楽に決っているのです。おまけにスコールがあったりで湿気も半端ではありません。Yシャツにネクタイで働くなんて気が狂っているとしか思えないのです。

そういう気候風土ですから、我々にはよく理解し難いのですが、寒さに対する憧れは強いようです。レストラン等のお店に入ると例外なく冷房がギンギンに効いています。外との温度差は凄いものがあるのです。従って室内用として上着を持ち歩かなければなりません。

デパートなどに行っても冷蔵庫にでも入っているように寒いのですが、売り子の女の子はカーディガンやセーターを着ています。どうやらそういうコスチュームに憧れているらしいのです。5〜6年も前でしょうか、うちの会社でクライアントのところから教育の為若い人を預かった事がありました。その若いタイ人デザイナーは雪を見たいと嬉々として乗り込んで来たのです。
Adventure
(PHOTOはタイのメーカーの依頼で、いすゞのピックアップトラックのキャブの後にワゴンを新規開発、発表のバンコックモーターショー会場での1ショット、もう5年程前になります)
ところが極度の寒がりだったようです。来日したのが運悪く寒い季節で毎日震えていました。室内でもジャンパーを脱ごうとしないのです。可愛そうに真夏がちょうど良かったのではと後悔しましたが、後の祭りです。雪も見られず寒いだけなんて、日本に対する悪い印象が残ったのではないでしょうか。

そのタイの経済も今は最悪だと言います。時間短縮、レイオフ、解雇、減産などという言葉のオンパレードらしいのです。日本との大きな違いはそういう状況でも暗さが全くない事です。全てマイペンライ(大丈夫)なのでしょう。ところがこちらに取ってはちっともマイペンライではありません。仕事も美味しい本場タイ料理も暫くはお預けなのです。

ところで南国と言えば日本では沖縄ですが、女子のプロゴルフツアーが琉球ゴルフ倶楽部で、いよいよ開幕しました。初戦を飾ったのは飛ばし屋三塚優子だったのですが、この大器は今年暴れそうな予感がします。横峰さくらちゃんも賞金女王を取ると宣言しましたし、昨年の覇者古閑美保、実力者の諸見里しのぶ、飯島茜、若手成長株の原江里菜、若林麻衣子、有村智恵、ベテラン勢では大山志保、不動裕理、これにしぶとい韓国勢が絡みますから今年も激戦が楽しみです。

私の開幕戦も7日に千葉夷隅(東−南6300ヤード)で行われました。結果は42−46の88で35パット、ドライバー始め、ショット自体は悪くなかったのですが、ショートゲームに練習不足のツケが出ます。特にかねてから懸案のパッティングに大きな課題を残す事になりました。

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(PHOTOはタイの友人が送ってくれたブーゲンビリア)


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2009年3月 9日 (月)

巨悪は剔抉する

今回の小沢-西松建設事件に関するマスコミの反応は当初、国策捜査ありきに論調が偏っていましたが、情報が出て来るに連れて少し沈静化して来たようです。民主党幹部始めTVのキャスター、評論家が国策捜査だと大声で言えば言う程、そんな事が実名で言えるのであれば国策捜査はなさそうだと、私などは思ってしまいます。

かと言って、かの国やその国のように国家権力あるいは他の力による、そういった事が過去にもこれからも全くないかというと、それはそれで保証の限りではありません。そういう事が起こらないように国民一人一人が注視して行くしかないのです。

さて、この時期に東京地検が動くという事は、政治資金規正法違反などという、よくあるちんけな容疑だけ、とはとても思えないのです。裏に大きな何かが隠されているであろう事は想像に難くありません。

小沢さんのような古いタイプの自民党型政治家は、色々な事に首を突っ込んでいますから、本人もどの件に的を絞られているのか分かっていないのではないでしょうか。

ところで自民党議員も大勢が西松から献金を受けているようですが、急に返金ラッシュが起きています。どんな性格のお金であれ、返してしまえば問題がないとする考え方には無理があるのではないでしょうか。逆に非正当性を証明しているようなものです。泥棒が、ばれたからと言って、お金を返せば罪を免れるのであれば世の中泥棒だらけになります。

自民党の二階経産相なども、838万円ものパーティ券売却益を返す宛のない相手に返すとうそぶいていますが、次ぎに検察の追求を受けるだろうと言われているのはなぜでしょうか。

20090202_2_2 検察は芋づる式にあるラインに沿って捜査を進めて行くのが常ですが、そのメンバーの共通点を探れば興味深いものが見えてきそうです。何か巨大な利権に絡む事も大いに考えられるのです。

昨日のサンデープロジェクトは、かんぽの宿問題と比較して偏向性が薄い印象がありました。さすがに民主党はやり難そうです。某若手議員などは小沢さんを恐れているのか歯切れの悪さが目立ちます。逆に共産党の小池さんは珍しく的を得た追求をしていました。献金の対象にならない党は完全にクリーンなのでしょう。

田原さんも自分と利害関係がない件に関しては、生き生きとして楽しんでいるように見えます。しかし肝心なところには踏み込めない理由でもあるのか、突っ込み方は浅かったのです。さらに田中角栄の娘が出ているからといって、ロッキード事件を、確たる根拠を示さず、あれは冤罪だと思っている、などと言うのは、ジャーナリストとしてはいかがなものでしょう。

いずれにせよ今回の件、全容が見えた時に、日本の民主主義の実態が浮かび上がるのですが、内外のどんな権力にも屈せず、純粋に国益に沿った姿勢を貫き「巨悪は剔抉(てっけつ)する」検察の不撓不屈の精神を信じたいのです。(PHOTOは日本より他国の利益を優先する二階大臣)


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2009年3月 8日 (日)

タイ式不況対策

タイの友人から今度は駐車場パーティの写真が送られて来ました。
曰く、最近アパートの駐車場で週末に毎晩繰り広げられるピックアップ車の大音響と踊りの乱痴気パーティです。住宅地でこんなこと、日本では絶対許されません。興奮して(?)ピンボケです。(会社では注意して開いてください)

成る程ちょっとぎょっとするのですが、きわどいのはアップをやめておきます。比較的無難なのを載せますが、楽しそうな様子が伝わって来ます。これで不景気というのですから、南国は明るくていいです。それともやけくそになっているのでしょうか(?)

日本でもちょっと前まで大黒埠頭辺りで乱痴気パーティやっていました。さすがにお立ち台の子はいなかったと思います。
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タイではピックアップトラクックを乗用で使うケースが多いのですが、カラフルに塗装して、楽しんでいるようです。Photo
見ていると行きたくなって来ます。何でもいいから仕事はないものでしょうか。。。

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2009年3月 7日 (土)

富の一極集中

昨日の続きみたいですが、日本の長者番付で、ユニクロの社長 柳井さんがトップとなりました。資産は何と数千億円(!!)ヘエーって感じですが、でもこれなんか未だ可愛いのです。世界には凄いのがいて何兆円という資産を持つ人がごろごろいるのです。

そこで疑問に思うのが、一人一人の人間の能力に、そんなに大きな差があるのかという事です。体力を計っても、知能指数を計っても凄い差というのは発見出来ません。せいぜい数倍程度です。それが資産で言えば一般人の1万倍〜数十万倍もの差がつく訳です。

原始時代にはあり得なかったような差が、文明が発達するに連れ、なぜかついてしまったのです。例えばスポーツ選手で最高年収を誇るタイガーウッズで100億円くらいと言われています。ピークを20年くらい続けられれば、合計2000億円、うまくすれば1000億円以上の資産を持つ事が可能でしょう。

これが会社や団体でなく、個人で得られる富の限界値かと思いますが、そこは世界一の選手で、超人です。むしろ神に近いのかもしれません。残念ながら、私などゴルフではとても勝ち目はないので認めざるを得ないのです。ところが会社経営というだけで特に取り柄のない、ゴルフでも100を切れないようなおじさんが数千億、数兆円の資産というと納得出来ないのです。

当然社員という協力者がいての数字です。一人で稼げる訳はありません。世が世なら全学連あたりから労働者階級からの搾取、保守反動などと後ろ指さされても仕方ないのです。中国の文化大革命時代なら粛正されるかもしれません。会社を発展させた経営手腕は認められて然るべきですが、少しだけの先見の明と、大いなるラッキーがあったからといって天文学的数字を肯定させる根拠としては希薄といわざるを得ないのです。何でそうなるのでしょうか。

アメリカはその強欲さ故に金融システムを崩壊させたと言われていますが、富の一極集中は人間社会にとって健全とは言えないのです。やはり広く薄くが基本ではないでしょうか。中産階級を優遇した方が経済が活性化して成長する事は明らかです。結果的に文化が生まれ、治安も良くなります。

ところがアメリカはその中産階級が、自ら作り上げた身の丈以上の豊かさのイメージを享受する為に、良き時代のお父さんだけが働くやり方から共稼ぎスタイルに変えたのです。これによって収入が増え、物質的には豊かになりましたが、精神面でのケアが追いつかなかったのでしょうか、家庭の崩壊が進む事となります。

それでもなお欲には際限がありません。プール付きの家に高級車複数台を持つ為に、さらなる借金を重ねます。結果的にはそれが度を超してサブプライムローンを始めとする住宅バブルを崩壊させ、今日のような悲惨な状態を招きました。気がついたらとても返済出来そうもない額を皆で失っていたのです。

さらに企業単位でも手っ取り早く儲ける方法を編み出す事に血道を上げ、本来進むべき道を見失っていました。額に汗して稼ぐ事をやめ、ねずみ講的濡れ手で粟大作戦に国を挙げて走ってしまったのです。何事も過ぎたるは及ばざるが如し、逸してしまった、チキンレースにストップをかけるタイミングは、二度と巡って来ませんでした。

稚拙な仮定かもしれませんが、アメリカに五万といる億万長者がもう少し控えめで、自分たちの収入を3分の1から半分くらいまでに抑えていたなら、全く違う展開もあり得たのではないでしょうか。共産主義的考え方を肯定する気は毛頭ありませんが、90年代までの日本型社会主義的資本主義がベストではなかったかと今更ながら思っています。特定個人に富が集中する経済システムは、システム自体が自己矛盾を抱えていると言わざるを得ません。
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(PHOTOはタイの友人が送ってくれた海辺のレストラン、カニ料理他たらふく食って飲んで一人900円! これは別の意味で十分リッチです。)


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2009年3月 6日 (金)

世界強欲指数

アメリカでメリルリンチの役員が政府から巨額の援助を受けながら多額の報酬を受け取っていた事が分かり問題になっています。1000万(役10億円)ドル以上もの報酬を11人が臆面もなく受け取る国の倫理感は一体どうなっているのでしょうか(?)

個人の収入に関して面白い統計を見つけました。米国民の中で最も収入が多い0.1%の層が得ている年収が、米国民の年収総額の中に占める割合は、1930年代には6%前後だったのですが、1940年代の戦時体制下で(収入分布の)大庄縮と呼ばれる現象の中で急減し、1950年代から70年代までは2%台の低位で安定していたそうです。

この時期の米国は、お金持ちに入る富が比較的少ない分、中産階級に入る収入が多かったことになります。その後、1980年代から2000年代には、再び大金持ち層の収入比率は8.5 %まで上昇したのです。(国際ジャーナリスト田中宇さんの記事転用)

ラフに計算して 30万人が77兆円の年間収入を得ていた事になります。平均すると一人あたり2億5000万円くらいになるのです。世界的に見ても同じ傾向があり、大金持ち収入比率が低い1980年までは先進各国での経済成長が進みました。

一方、世界の国別長者番付では2008年の場合、億万長者の数が1125人中 アメリカ469人、ロシア87人、中国72人(香港26人含む)、ドイツ59人、インド53人、イギリス35人、日本24人、フランス14人、イタリア13人、韓国12人 となっていますが、日本は世界2位の経済大国である割には上品であると言えます。

因に私が独断と偏見で考えた強欲指数=億万長者数÷GDP(2007年度)で言えば、アメリカ3.39、ロシア6.73、中国2.195、ドイツ1.79、インド4.53、イギリス1.06、日本0.54、フランス0.58、イタリア0.61、韓国1.23となります。アメリカ、ロシア、インドが突出しているのが分かります。逆にドイツを除く日本、欧州のG7国は控えめです。

これを見ても分かるのは、持続的に経済発展をしている知的先進国の富の格差は小さいという事です。更に言えば中産階級の人口が多く、豊かである程、国が栄えるという事ではないでしょうか。日本の戦後から80年代までがそれに該当します。その後格差が徐々に広がっていますが、経済成長率もそれに反比例でシンクロしているのです。国の誤った政策と企業のモラルハザードによる事は明らかではないでしょうか。

早急に労働分配率の見直しを行い、セーフティネットや福祉を充実させ、底辺の底上げを計っていく事が明日の日本の発展に寄与する事は言うまでもありません。
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(PHOTOはタイの友人が送ってくれたブーゲンビリア、連日35度の暑さだそうです。彼の会社は自動車部品製造ですが50%の減産を決めました。)


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2009年3月 5日 (木)

天網恢々粗にして漏らさず

小沢さんの第一秘書が東京地検に逮捕されました。例の準大手ゼネコン西松建設献金疑惑です。小沢さん個人に対する献金額は報道の度に増え、最終的には2億円にも達するようです。メディアのはしゃぎ様は案の定凄いのですが、冷静に対応して欲しいものです。

容疑は迂回献金のようですが、そこには疑問符が沢山つかざるを得ません。それを言ったら政治家の大多数が政治資金規正法に抵触するのではないでしょうか。特に献金の多い自民党は、迂回献金を除けば、どれほども資金が残るとは思えないのです。

民主党幹部は国策捜査ではないかと言っていましたが、あえてこの時期を選ぶ理由の正当性を見つけるのは困難なのかもしれません。自民党議員にも司直の手は伸びるのか、成り行きが注目されます。いずれにしても“李下に冠を正さず”です。疑われても仕方がないような事をやっていては言い訳が出来ません。西松側は要求があったとさえ言っているのです。

野党党首には特別クリーンさが要求されるのですが、そういう点で不適格であった事は明らかではないでしょうか。昔から黒い噂が絶えず、よく週刊誌ネタになっていました。自民党時代にもアメリカの要求に抗う様子もなく屈し、対米隷属的法律、慣習を沢山作った報いが来ているのかもしれません。

しかしながら、民主党にとって小沢さんが党首である限り、この程度の事は想定内と言えるのではないでしょうか。問題は事後処理です。いつまでも潔白を主張し代表の座にしがみつくような事があれば、返って与党の思うつぼです。腫瘍は早期に取り去るのが肝要である事は言うまでもありません。

小沢さんも民主党の事や日本の未来を考えるならば、早期に辞任し後達に道を譲るべきです。その場合、菅さんや鳩山さんではイメージ的に同じ穴の狢感が拭えません。岡田、前原前党首も候補になるでしょうが、この際もっと若手で正義感の強い人を選んで欲しいものです。

この件、勿論看過出来るものではないのでしょうが、かんぽの宿問題の方が重要度、優先度に勝るのは明らかです。これで日本郵政問題がうやむやになるようでは検察の正当性、自立性が疑われます。そうならないよう天の網を信じたいのです。

70260a76_2 ところで気がめいる話ばかりの中で、明るい話題です。3月2日に行われた日銀のCP(コマーシャルペーパー)入札で、応札額が枠に満たない札割れが起きたそうです。1月30日の一回目には3000億円の枠に7482億円の応札があったのに、今回は同じ枠に応札が967億円どまりだったのです。これは市場環境の好転を意味し、日本の経済は立ち直り始めていると言えるのではないでしょうか。

更に九州トヨタは4月からの増産に対応して、8月に期限が切れる派遣社員1000人全員に対し、正規採用を決めたようです。在庫が適正になり、新型プリウスの増産に対応する事がその理由です。ホンダもハイブリッドカー、新型インサイト(PHOTO)の受注が好調な事から今年度の販売台数予想を2〜3万台上方修正しました。まだまだ予断を許す状況ではないのですが、早くも反転攻勢が始まったのかもしれません。


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2009年3月 4日 (水)

世論をミスリードする学者、マスコミ、政府(1)

先週末のサンデープロジェクトで、かんぽの宿問題を初めて扱っていました。珍しいなと見ていると、どうも出来レースの様相を呈しています。報道番組である筈なのに、フェアとは言い難いのです。仕組まれた感さえ漂います。

かんぽの宿問題肯定派が、口の立つ竹中さんと後方で援護射撃する評論家2人プラス司会の田原さんの4人、否定派は亀井静さん一人です。亀井さんは昔から論客とは言い難く、資料も不十分でした。これでは多勢に無勢、押し切られるのは目に見えています。バカバカしくなり途中で見るのを止めたのですが、見え見えの偏向報道と言えるでしょう。テレ朝に何かメリットがあるのか、圧力がかかっているかのいずれかです。

こんな問題はさっさと国会で証人喚問して、嘘をあぶり出せば済むのです。宮内さんや西川さんの証人喚問を死ぬ程恐れている人がいて、何としてでも阻止しようと画策しているようですが、あがけばあがく程、自分達の首を絞めて行くのではないでしょうか。

しかし竹中さん始め、大学の教授クラスでも、いい加減な人が多いのには驚きます。先日も新聞の一面に堂々と誤った記事を書いている某一流私立大教授がいました。相変わらず、日本の外需依存を批判し、自動車などの対米依存型の完成品輸出が多すぎるのが問題で、その結果昨年第四四半期のGDPが年率換算でマイナス12.7は欧米と比べて最悪の数字になったと言うものです。

この文は採点すると零点です。正しいところが一つもありません。これを生徒に教えているのかと思うと空恐ろしくなりました。日本の未来は暗いのだ(!!) 恐らくTVなどの報道を見てイメージが刷り込まれているのでしょう。実際は自動車の完成品輸出は比率で言うと極小さいものです。

意外でしょうが、日本の輸出(2008年83兆円)の70%は生産材を含む資本財が占めているのです。分かりやすく言うと、韓国や中国が自動車やTVのような耐久消費財を作る為の設備や機械、材料が輸出の殆どであるという事なのです。従って、世界的不況の場合は資本財の輸出は真っ先に減少します。逆に景気が回復すると一番最初に伸びるのがこれら資本財なのです。
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日本の場合は世界でも有数の資本財輸出国です。因に日本と同じような産業構造を持つドイツはGDP輸出比率が35%と高く、内資本財が30%、日本の15%−70%と比べて、いかに日本は輸出自体が少なく、資本財輸出比率が高いのかが分かります。優秀な製品を作るには優秀な機械、設備、材料が不可欠である事は言うまでもありません。発展途上国ではこの分野が未だ自国でまかなえる程、整備されていないのです。

日本の自動車などの耐久消費財輸出は80年代の貿易摩擦を経て現地生産化が大幅に進み、現在では輸出の20%を占めるに過ぎません。その中でも自動車は約12兆円(2008年)更に対米はその1/3程度ですから約4兆円で、GDP比率で言うと1%をはるかに下回るのです。しかもこれが全部消えている訳でもないのです。件の先生の言っている事が理解出来ないのは私だけなのでしょうか(?)

更に学者の視点で一番欠けているのは企業の考え方です。例えば自動車会社の場合、不況で市場が収縮し、為替が円高という場合は手取りが減る輸出に力を入れる筈がありません。現地生産分を優先するのが自然な考え方です。その結果、国内の派遣社員や部品会社に皺寄せがきますが、世界トータルで計算するのは企業の論理として極当然な事ではないでしょうか。今回のような不況では輸出が政策的に減らされるのです。

問題は国がこういう事態を想定して、セーフティネットの整備をしていない事です。不況になった場合に、迅速にGDPマイナス分だけの財政出動出来る準備さえあれば、何の問題もないと思うのですが、政府も学者もマスコミも常に問題をすり替えてミスリードしています。その結果必要でないところに資金が回った事で財政出動の効果が出ず、その経験から大型財政出動が見送られるという頭の悪い悪循環となるのです。(続く)


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2009年3月 3日 (火)

世界大戦前夜(?)

アメリカやヨーロッパばかりに目が行っていますが、アメリカのお膝元、メキシコの状況は、それどころではないようです。この大不況のドサクサに紛れて麻薬組織が跳梁跋扈、力を拡大しているというのです。

現政権になってから既に当局関係者を含む8000人が殺され、無政府状態に陥っている街部は麻薬組織のやりたい放題で手が付けられないと言います。職を失って政府に失望した難民の群れがアメリカ国境に大挙押し寄せる日も近いのではないでしょうか。

アメリカの国境警備予算はこの事を想定していたのかも知れません。正に内憂外患です。更にカリフォルニア州は課税収入に色気を出して、マリファナを合法化しようとしていますが、メキシコや南米の麻薬組織に資金援助するような事が、米政府の合意を得られるとも思えないのです。

シュワちゃんは何を考えているのでしょうか(?)映画の中ならありそうな話ですが、現実にあっては困るのです。放漫政策で加州を破綻させただけでなく、犯罪に加担するようでは、やはりタレント議員に政治は荷が重過ぎるのかもしれません。

日本などと違って、独立心旺盛な各州が、当てに出来ない政府を見切って勝手な動きを始めると収拾がつかなくなります。強圧的に押さえ込もうとする政府と、州単位で軍隊を持つ州が内戦状態になる可能性だって排除出来ないのです。

その結果、歴史上に悪名を残すのはオバマさんなのですが、貧乏くじを引いた、いや引かされたのかも知れません。内戦が収まって、治安が回復した時がデフォルト宣言には絶好のタイミングでしょう。世界に対してイクスキューズが成り立つからです。新通貨はカナダ、メキシコと経済共同体を形成、アメロとなるという噂が飛び交っています。勿論ドルから見れば大幅な切り下げが予想されます。

その時に、失政の責任を取らされたオバマさんの代りに、白馬に乗った白人大統領が救世主然と現れる算段だとすれば、、、怖過ぎるくらい良く出来たシナリオと言えるのではないでしょうか。

本当は派手な世界的大戦も選択肢に入れたいところでしょうが、グローバリゼーションの時代は1930年代のように植民地を欲しがるような仮想敵が大勢いる訳ではありません。簡単にアメリカの思惑に乗っかって来る国などいないのです。中国は経済が一蓮托生だし、日本は相変わらず米の腰巾着で戦意など毛頭ありません。それより貢がせた方がいいに決まっています。

北朝鮮では瞬時に終わってしまうし、イランもノリが悪いのです。ロシアはアメリカの考える事などお見通しで、引っかかったりするタマではないのです。何てったって親分が元KGBです。全面核戦争への引き金を引く事にもなりかねないこの国とは、米だって事を構えたくないでしょう。

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テロとの戦争も今一効率が悪く、また9.11の再現ではあまりにも見えすいています。アフガンへ増兵するとは言っていますが、デフォルトの言い訳にはなりそうもありません。結局選択肢としては内戦くらいしかないのです。

いやなシナリオを書きましたが、最悪の事は常に想定しなければなりません。勿論そうならないに越した事はないのですが、抑止力としての想像力を世界中の人々が働かせなければ、先の大戦のように世界は邪な力に席巻されて行くのです。

(PHOTOはカトリーナの時に出動したルイジアナ州軍)


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2009年3月 2日 (月)

第一回国際二次電池フェア

金曜日にビッグサイトで行われている二次電池フェアに行ってきました。初めてゆりかもめに乗りましたが、凄い人です。会場も熱気で溢れていました。
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リチウムイオン電池と初めてご対面、1ユニットは意外に小さいのですが、4個セットを22セット床下に積んだのが三菱のiミーブだという事です。コストは秘密ですが、一時程ではありません。量産車に搭載可能な範囲と言えます。
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ホンダもどこかと共同開発の太陽電池を出展、自動車メーカーも存在意義の為に環境問題は無視出来ないようです。 Honda

家庭用燃料電池も数社が出展、競争時代に突入しています。

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燃料電池車用樹脂製液化水素タンク、ホンダの場合はこれを2個搭載するそうです。

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帰りに大森のベルポートヘ寄って別件で商談、この空間は嫌いではありません。

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2009年3月 1日 (日)

アメリカ崩壊のシナリオ

円安が進んでいますが、マスコミは今度も大変だと叫んでいます。えっ円高が悪かったんじゃないの(?)と思わず首をひねってしまいました。結局どちらにせよ悪く言う事が最初から目的なのでしょう。

しかしよく見ると円安というよりはドル高のようです。円対ドル以外では、やや円安傾向はありますが、大きな差が出ていません。こうなるとよく分からないのですが、一説によるとドルの海外投資からの撤退による世界的ドル不足からの現象のようです。

そこは基軸通貨の強みです。貿易の決済の為にドルはなくてはならない訳です。少ないドルの奪い合いになっているのでしょうか。円単独で言えば、思ったより伸び悩んでいるのは政府の無策によるところが大きいのですが、マスコミの大騒ぎで市場が冷えきって自滅している感もあります。そういう円に対する信頼が揺らいでいるのでしょう。

ところでドル高とは裏腹に、ついにアメリカの崩壊が始まりました。25日に行われた5年もの米国債320億ドル分の入札が不調に終わり利率がじわじわ上がって来ているようです。中国は今回は買い支えなかったのでしょうか。日本への圧力が強まる事は必至です。

143117_c185 さらにGMの決算が3兆円もの赤字で政府も見放したのか、破産手続きの検討にはいりました。銀行は16行が既に破綻、予備軍が252行、シティバンクは実質国有化され、AIGも出血が止まりません。これ以上“ざる”に公的資金をつぎ込むのは危険過ぎます。

そればかりではありません。カリフォルニア州は政府からの融資が受けられず、全ての支払いが止まってしまいました。加州に続く破産予備軍の州は46もあって、最早手が付けられないのです。政府もそこまでは面倒見切れないので次々に万歳していくのではないでしょうか。

巷には失業者があふれ、治安の更なる悪化が懸念されます。これで金融安定化対策予算の内訳で国境警備と空の安全に470億ドルも計上したのが生きて来る訳です。流石にオバマさんは読みが深い(?)こういう状況にも慌てている様子がないのは既に織り込み済みのことなのでしょう。恐怖のシナリオは着々と進行しているのです。

アメリカに滞在している日本人を早く呼び戻した方がいいのではないでしょうか。情報が行き届かず、良くわかっていない人が多いと思われますが、政府は何か手を打っているのかと心配になります。

日本政府には早急にやるべき事が沢山あって、非常事態態勢で臨まなければなりません。大型財政出動が最優先される事は当然なのですが、案すらないという事は対米隷属政策で共倒れするつもりなのでしょう。


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