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2009年3月21日 (土)

火のないところに煙は立たない

昨年の第四四半期において、アメリカのGDPが日本よりも悪くなかった事に驚いた人は多かったのではないでしょうか。震源地が、殆ど揺れのなかった国より被害が少ないと言う事は、いくら大統領が優秀だからと言っても納得し難いのです。

よくよく調べてみれば、明らかに数字のトリック、マジックがあって、個々のアイテム別実態は、日本がはるかにましだったのです。マスコミや、えせエコノミストは表面の数字だけを見て騒いでいましたが、それが恣意的な行為でないとすれば、余りにも無能と言わざるを得ません。

これと同じような事は日常茶飯事的に見られ、常に恣意的なのか無能なのかの判断を迫られます。例えばかんぽの宿問題でも、年間に50億円もの赤字を垂れ流していると言われれば穏やかではありません。早く何とかしなければならないと思うのが人情です。

ところがこれもよく調べると、おかしな事実があるようです。2007年にはかんぽの宿全体で、赤字額は5億円しかなかったというのです。一年で何があったのかは知りませんが、一気に10倍に赤字が膨らむと言うのは、いかにも奇妙です。逆に言えば、また次の年に赤字が5億円に戻る可能性だってあるのではないでしょうか。言われているような、ずっと膨大な赤字を垂れ流し続けているイメージからは程遠いのです。いずれにしても50億円は胡散臭い数字と言わざるを得ません。

会社にとって、会計事務所や監査法人を巻き込めば数字の操作なんて簡単です。例え間違いを指摘される事があっても、悪質でなければ解釈の違いで済まされます。私なども、大きな声では言えませんが、会社の決算を赤字にしたくないばかりに、経費を後にずらしたり、減価償却分を除いたり、売上の前倒しをしたりと、解釈の違いや誤差の範囲内で調整し、色々苦心して来たのです。

要するに、何らかの意図があって、数字を操作し自分に都合の良い結論を導き出す手法は、古今東西を問わず常套手段と言えます。最近のアメリカを見ても、政府、銀行、企業等が発表する数字は、どう見ても不可思議さが拭えません。信頼性を欠くものになりつつあるのです。結局は中短期的に誤摩化せても決算時にはぼろが出ますから、無駄な抵抗と言えるのですが、短期的に何かの利ざやでも稼ぐつもりなのでしょう。
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数字のインチキは、お金にまつわるものだけではありません。戦争による被害者の数なども、ある意図を持って大きく改竄されるようです。ナチによるホロコーストは実は50〜100万人だったという説が浮上していますが、300万人しかいなかった場所での600万人虐殺は物理的に不可能なのです。アウシュビッツの元収容所の記念碑に書かれている数字は400万から150万人に250万人も下方修正されました。(PHOTO)いかにいい加減であったかが分かります。

同じく南京虐殺の30万人も物理的にあり得ないと言われていますが、戦争で負けた国は必要以上に責任を取らされるようです。恐らく戦勝国が行った蛮行や犯罪を正当化する為に、戦敗国が極悪であったという証拠探しをしたのではないでしょうか。アメリカは東京、広島、長崎で少なく見積もっても50万人以上の一般市民を虐殺したのですが、それら戦争犯罪を覆い隠す為のネタ探しに躍起になっても、南京の30万人虐殺や慰安婦問題しか捏造出来なかったのです。非のないところに煙を立てるのは難しい事なのです。


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