都市伝説食料危機(?)
世の中は間違った、あるいは嘘の情報に溢れています。それは世の中をそういう方向に導けば、必ず得をする人がいるからです。という事は逆の立場の人がいるという事にもなります。
例えば地球温暖化です。CO2のせいにして温暖化を煽れば化石燃料系の会社や人達は不利になり、原発やクリーンエネルギー関係の人は得をします。「不都合な真実」のゴアさんは原発推進派でした。もっともCO2垂れ流しは感心した事ではないので、減らす方向に世界が動く事に反対する理由はありません。
だからと言って排出量取引で無用の支出をするのは馬鹿げています。何で一番クリーンで省エネが進んだ日本が中国やロシアにお金を払ってまで貢献しなければならないのでしょうか。あり得ません。そんな馬鹿な協定からは脱退すれば良いのです。
とは言っても京都議定書は日本が音頭をとっていますから、そういう訳にもいかないのでしょう。そこは大人になって、地球全体のため技術的な援助はするべきかもしれません。最近悪名高い汚染物質満載の黄砂対策にもなるかもしれないのです。とにかく、お金を払うのだけは何とかくい止めたいものです。
ところで、その温暖化ですが、本当にCO2のせいでしょうか(?)地球は常に変化していますから、凄く長いスパンで見なければ判断出来ない事が多いのです。基本的に地球は第3間氷期にあり、ゆっくりと氷河期に向かっていると言われています。
たまたま最近は温暖化傾向がありますが、いつまでも続くとは限らないのです。最近言われているのは、太陽の黒点が見えなくなって久しく、それは太陽の活動が活発でない事を意味し、実はプチ氷河期が訪れているのではないかという事です。実際に地球規模で見ると平均気温は年にコンマ何度か下がっているというデータもあります。
実は人類、いや生物にとって一番困るのは寒冷化です。食糧難になる怖れがあるからです。そこで気になる日本の食料自給率ですが、何と39%しかなく、危機感を感じざるを得ません。と言っている人は凄く多いのですが、実はその根拠は甚だ希薄と言えます。
日本は減反までして食料生産を抑えているのです。その気になれば得意の技術革新もあり、かなりな自給率は見込めるのではないでしょうか。食料輸入が完全に途絶えたとしても戦争中の様な事にはならないと思います。
その輸入に関しても、世界には農地が未だ余っていると言います。バイオ燃料の為に随分食料を無駄にしたりしているのです。ゆとりがある証拠です。人口爆発が心配という人も多いでしょうが、2040年頃から減少に転じるという説もあります。
勿論不測の事態も考慮して、自給出来る態勢を構築する事は大事な事です。一部飢えている国があるのも確かなので、札束で食料を買い漁るような真似は感心しません。取りあえずドイツやスウェーデン並みの80%くらいを目標にするべきではないでしょうか。自給率を上げて行く過程で、足りない量だけ余剰国から確保すればよいのです。
問題はむしろ投機マネーと利権構造ですが、今回の金融危機における世界的なルール見直しに期待するしかありません。基本的には国力をつけて、円高にしておけば最悪の事態は避けられるのではないでしょうか。従って、いたずらに食料危機を煽る人の魂胆は何かという事を見極める事こそ肝要なのではないのか、と思う今日この頃なのです。
今は食料問題よりも経済危機の方がはるかに問題だと思われる方
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コメント
はじめまして、ペカリと申します。
ご意見に共感します。
地球温暖化説に異論が出ず、皆が思考停止しする状況は「ゆるやかなファシズム」じゃないかと危惧します。
投稿: ペカリ | 2009年4月19日 (日) 20時26分