エアー免震構造
イタリアで大きな地震があり、被害が広がっています。予知した学者がいてネットで注意を喚起していたにもかかわらず、政府によってその記事は削除されたのだそうです。
日本の話ですが、日曜日のTVでエアー免震構造を開発した、ある建築会社の特集をしていました。神戸の地震で被害を受け、対策を考えたらしいのですが、なぜこの様な簡単なアイデアが今まで出てこなかったのか不思議なくらいです。シンプルな構造なので、嬉しい事にコストも従来の免震構造に比較して半分程度に抑えられます。
大規模な建築には不向きな構造と言えますが、ツーバイフォーの一般住宅(PHOTO-施行例)ならば50坪程度の家で200〜300万円で工事可能だと言うのです。主な部品はコンプレッサーとセンサーと空気なので、当然と言えば当然なのかもしれません。
地震を検知するとコンマ5秒でエアが住宅を25ミリ程持ち上げるのです。揺れは震度7でも殆どありません。大抵の地震はこれでカバー出来ますが、問題はそれより短い時間でいきなり突き上げて来る直下型のタイプです。これに対応するには人が感じない微振動を、他の震動と混同せず事前に感知する必要があります。
色々研究を重ねた結果、磁石を応用した微振動センサーの開発に成功するのですが、開発者のアイデアと執念に感心しました。世界初の完璧な免震住宅が日本で建てられるのです。寝込みを大地震に襲われても全く知らないで朝を迎えられる、こんなに凄い事はありません。
周りが被害を受けて火災になったりすると事は厄介ですが、完璧な耐火仕様と併用しなければならないかもしれません。いずれにしても、これを政府が半分程度でも支援する形にすれば、麻生さんが提案している住宅建築に限った500万円までの贈与税免除よりも、財政支出は活きて来るのではないでしょうか。
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