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2009年5月 6日 (水)

新型インフルエンザ水際防御大作戦

今北京で書いています。3日からの休出というのは実は北京出張だったのです。急に打ち合わせになったのですが、いきなり来いと言われても連休中なので果たして希望日のチケットが取れるのか甚だ疑問でした。ネットで探すと決して安くはない料金設定ですが、いくつか候補はあるようです。

結局成田発のJAL に決めたのですが、新型インフルエンザの警戒が厳重になっていて、不必要に混む事が予想されます。悪い事には上海から戻って暫くして、熱は全くないのですが、少し咳が出るようになっていました。上海では新型の発症例はないので、インフルエンザだったとしても、A香港型か何かでしょう。

最初に症状が出てから7日以上経つので、仮に流感系だったとしても、既に周りにうつす危険性ありません。全く日常生活にも支障がないので放置していたのですが、私は喉が生来強い方ではないのです。概して咳だけが長引く傾向があります。果たして北京で無事通関出来るのでしょうか。

そこで薬局へ行き、咳止め薬と喉スプレー、のど飴を買い込み、万全の態勢で臨む事にしました。何しろ入国出来ないと仕事に重大な支障が生じます。何としても突破する必要があるのです。幸い薬が聞いたのか、飛行機の中では少し咳が治まって来ていました。

Sarmo 北京空港ではサーモグラフィ(PHOTO)による体温の検査と問診票の提出で、ゲートが一人分に狭められ長蛇の列が出来ています。さんざん待たされましたが、何とかその間、咳も出ず無事突破する事が出来ました。

ところが、これですんなりといかないのが、私の喉です。肝心の仕事の打ち合わせの時に咳が出て非常に難儀する事になります。印象を悪くしたのではと暗い気持ちになりました。後で通訳さんに聞いたら、特に問題はなかったらしいので安心したのですが、咳に効く特効薬はないものでしょうか。いつも苦労させられます。

次は帰りの成田突破です。こちらの方がもっと厳重でしょうから、緊張せざるを得ません。何しろ疑われると周りの人も40人くらい足止めを食らうと言います。絶対に疑われるような事があってはならないのです。飛行機の席は、もし咳が出ても周りにあらぬ心配をさせないよう窓際を選びました。。。。

今無事に成田もクリアして日本で書いています。予想外に成田の混雑はなかったのです。咳も心配した程には出ず、周りから怪しい目で見られる事もありませんでした。

それにしても、弱毒性で強毒性に変化する危険性も殆どないと言われている割には大げさとも言える厳重な防御態勢に、ちょっと呆れるくらいなのですが、ワクチンが出来ていない事が騒ぎを大きくしているようです。

そのワクチンも、ある専門家によると本当は殆ど効かないし、副作用の方が怖いので接種しない方がいいという説もあります。安静にして休むのが一番だと言うのですが、何を信じていいいのか、分かり難い世の中になりつつある事だけは確かなようです。

次期政権には、医療制度改革だけは最優先にして、安心出来る衛生環境作りをお願いしたいと思われる方、クリックをお願いします。

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