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2009年5月29日 (金)

ファイナルカウントダウン(2)

「アメリカがデフォルト(債務不履行)を起こし破綻する」と言われて久しいのですが、今年の6月説〜2年先説、10年単位での近未来説等、何を信じていいのか分かりません。いずれにしても破綻をする事だけは確かなようです。

周りの国は当然その準備に余念がなく、中国などはレアメタルや燃料系資源を、有り余るドルを使って買い漁り、あるいは投資しまくっています。ずっとアメリカを支えて行くなんて殊勝な事を言っている国は日本しかありません。本当にそれで大丈夫なのでしょうか(?)

私も何度か当ブログでアメリカは危ないのではないか、と書いて来ましたが、GMが破綻すれば、ファイナルカウントダウンのボタンが押されるのかもしれません。

以下、産経ニュース引用
経営危機に陥っている米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)が、破産回避の鍵となる債務削減交渉で期限内に合意できなかったのは、債権者が破産の方が“得”と見切り、強気の姿勢を崩さなかったためだ。

ヘッジファンドを含む数千人規模の債権者の多くが、債権が焦げ付いた場合、損失を保証してくれる「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」を結んでいることが強気の背景にある。GMが破産処理となった場合でも、債権者の存在が、政府が目指す早期再建の大きなネックになりそうだ。

GMが4月27日に発表した270億ドルの無担保社債を9割削減し、10%のGM株と交換する債務削減案の交渉は、当初から難航した。GMに加え、財務省も説得工作を続けたが、合意を得られたのは数%にとどまったもよう。

最大の原因は、CDSの存在。融資先や社債を保有する企業が破綻(はたん)した場合、その損失の一部または全額を支払ってくれる保険契約だ。その損失を負担する保証会社の代表格は、米政府が巨額の公的資金を投入した保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)という“皮肉な構図”になっている。
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そこで問題なのは、GMが破綻した場合、AIG始め保険会社が支払う、クレジットデリバティブの大半を占めるCDS(図)の総額です。リーマンブラザーズの時の15倍と言われているのです。即ち3600億ドルの15倍は5兆4円億ドル、日本円だと、日本のGDPにも匹敵する515兆円にもなるのです。現実問題として、この金額を支払う能力はAIGや他の保険会社にあるとは思えません。

政府からの援助が必要となる事は明らかなのですが、どう考えても政府の限界をも超えてしまっています。その結果、連鎖倒産が相次ぎ、その都度CDS爆弾が炸裂、悪循環には歯止めがかかりません。当然GMの債権者達の思惑は外れ、保険の支払が行われる筈はないのですが、そのあたりの計算はどうなっているのでしょうか(?)

米政府は「GMが破綻するのだから、国が破綻しても言い訳が立つ、そろそろこの辺でご破算にした方が得策だ」とでも考えているかもしれません。名役者だったオバマさんの役割は終了し、本命が現れて手際よく破綻処理をする、前に書いたブログの記事通りです。借金踏み倒したアメリカを再生させるシナリオが着々と進んでいるのかも知れないのです。

GMの連邦破産法11章の申請により、確実にファイナルカウントダウンのボタンは押されるのでしょうが、こればかりは、もうどうにもしようがないと思われた方、クリックをお願いします。

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コメント

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投稿: まつもと | 2009年5月29日 (金) 11時26分

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