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2009年5月20日 (水)

日本国債格上げの謎

先日ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)で、ムーディーズが日本国債(円建て、外貨建ては発行していない)の格上げ(PHOTO UP前)を発表したと報じていました。なぜ今(?)という疑問は尽きませんが、下がるよりはいいので、取りあえず冷ややかに、ハスに見ていればいいのではないでしょうか。

理由は長期ものが順調に償還されている事と、新たに発行する国債も問題なく、という意味はイギリスのように札割れになる心配がなく、市場が十分消化出来るという判断と思われます。

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これでAa2になり、上から3番目だそうです。アメリカが1段階落ちて、二番目のAa1ですから、ゴルフで言えば3打差から、いきなり1打差に迫った訳です。日本がバーディ、米ボギーと言ったところでしょうか。次のホールで米がOB(OUT OF BOUNDS)のダブルボギーを叩き、一気に逆転というシナリオもあり得ます。

それにしても妙な話です。ボツワナレベルの時と比べて、何がよくなった訳でもなく、むしろ悪くなっているというのに、評価基準がよく分かりません。何を企んでいるのでしょうか。意味なくこういう事をするとも思えないので、注意深くウォッチする必要があります。

与謝野さんはインタビューに答えて、「財政再建ヘの姿勢が評価されたのだろう」と言っていましたが、ひっくり返りそうになりました。認知症にでもなったのでしょうか(?)ついこの間、財政再建の目標は破棄して、目先の景気対策としての積極財政出動をやると言ったばかりではないですか。(その割にはみみっちいけど・・・)

実のところ、経済に関しては素人なのかもしれません。財務大臣と、何か兼任していた筈ですが、心細い限りです。答えとしては、とても及第点を出せるレベルではありません。含みや皮肉、ユーモアさえもないのです。

模範解答は「未だ低すぎる。相対比較でもいいから現状で日本より上のところがあったら教えて欲しい。日本の実体経済力に裏付けされた日本国債はAaa(トリプルA)が妥当だ。その証拠に長期国債金利は世界一低い!!」と言うべきです。

政府と日銀で55%を買い入れており、海外比率僅か5%、しかも世界一の債権国で、外貨準備高1兆ドル、個人金融資産1400兆円以上、経常収支もここ数年は20兆円以上にも達し、貿易収支より所得収支が上回る投資大国が、いくら財政赤字の絶対額が多いとは言っても、世界一安心である事は明らかです。財政破綻論者のNHKやTBS、テレ朝(偏向三兄弟)はこの事実を正確に報道するのでしょうか(?)

対して、返済不能な5300兆円とも言われる財政赤字と慢性的な貿易赤字を抱えるアメリカの国債は、長期金利4%に近く、買い手も最近購買力(意欲、能力共)が減退しつつある中国や日本以外は期待出来ません。

やむなくFRB自らが購入を開始している悲惨な現状を、どう見てもトリプルAとは厚顔にも言い難く、かと言って大幅ダウンは潔しとしない不純な動機から日本のアップ、アメリカダウンにつながったという事は専門家筋の一致した見方なのです。

つくづくアメリカという国は身勝手でいい加減な国だ、全く信用出来ない、と思われた方、クリックをお願いします。

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