日本は最早、一流国とは言えない(モラル編)
46年ぶりという皆既日食の昨日、三日月ならぬ三日日を雲の合間から拝ませてもらいました。なあんだ昼の三日月かなどと思いつつ、悪石島に行った人達は、さぞがっかりしたのではないかと、人事ながら同情を禁じ得なかったのです。飛行機から眺めた人達はラッキーでした。雲の上には遮るものがありません。
その余韻を残しつつ、久々に東京に出ました。しかも電車で、です。何ヶ月ぶりでしょうか。やはり東京は人が多く、垢抜けていて、可愛い子も多いようです。いえいえ私にとっては男の子も女の子も皆子供のようなものです。若い人は爽やかで、しなやかで、見るだけで目の保養になります。特に最近の子はお洒落で、ファッションの勉強にもなるのです。
そんな人間ウォッチングをしながら電車に乗っていると、ある駅で一才くらいの子供をベビーカートに乗せたお母さんが乗ってきました。カートをたたむと、その子はよちよち歩きながら自分で立っているのです。
すかさず、優先席に座っていた70代くらいの老人が立ち上がりました。「大変でしょう、座って下さい」私は一瞬ひるみながら、自分のシチュエーションに思いを巡らせます。少し離れた一般席に座っているにしても、その老人より先に動くべきではなかったのか(?)等々。
更に反対側の優先席に目をやると、一人若い男性が座っているではありませんか。その30代くらいのサラリーマン風の人は熱心に本を呼んでいるようです。眠った振りはしていません。堂々と座っていて微動だにしないのです。肝っ玉が据わっているのでしょうか。それともタイミングを逸して、実は後悔しているのかも知れません。
それにしてもさっと動いた老人は、自分も優先されるべき立場なのに立派です。見ると大柄で背筋が伸び、かくしゃくとしていて、目に光があります。周りの目を気にする訳でもなく、自然体で別の席に移動して座っていました。
そこで目の光に関して、思い出した事があります。昔、始めてタイに出張に行き、戻ってから東京で気付いた事です。若い人の目に光がないのです。タイの若い人は目が生き生きとして光がありました。色が黒いせいだけではありません。確かに意思の力を感じるのです。
最近の若い者は、、、何て事を言うつもりはさらさらありません。自分だって若い頃は褒められたものではなかったのです。結構KYだったり、自分勝手だったりしました。妻にもよく「あなたの若い頃は・・・」などといじられます。
ところで、先日東京に住む私の母が、所用の為に、電車で茅ヶ崎に来た時の話です。ウィークデイのラッシュアワー時を避けているので、てっきり楽に座って来たのだろうと聞いてみると、そうでもないと言うのです。
85歳で圧迫骨折を患い、腰が少し曲がった老女は見ただけでも優先されるべきは明らかではないでしょうか。ところが優先席は若い人に占領されていて、殆ど誰も立ってくれないと言うのです。むしろ一般席の人が譲ってくれると言います。
本当に驚きました。日本はいつの間に弱者に配慮しない国になったのでしょうか。目上の人間に対する尊敬の念は・・・。日教組による戦後教育の間違った平等主義や、少子化による親の甘やかしが子供を駄目にするのかもしれません。
見た目には都会的でお洒落でも、目に光がなく、覇気のない若い人は、携帯いじりに熱心なあまり周りが見えないのでしょう。あるいは寝た振りをする、例え目が合っても動こうともしない、それよりも、なぜ君達はそこにいるのか、プライドは何処に行ってしまったのか(?)
私などには到底理解し難い、とても気持の悪い現象です。日本は最早、民度、モラルの面で一流国とは言えないのかも知れません。ブログランキングに入っています。クリックを宜しくお願いします。
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