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2009年10月 5日 (月)

欧州メーカーの宗旨替え

日本の自動車評論の世界で大御所と言われるTさんは、つい最近までディーゼルエンジンの時代が来ると言っていました。ハイブリッドカーのポテンシャルを目の当たりにしているのに、いくら何でもそれはないだろうと思っていたのですが、この問題、どうやら勝負がついたようです。
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今秋のフランクフルトショーでは、ディーゼル車がすっかり姿を消し、ハイブリッド車と電気自動車のオンパレードだったと言います。一年前とは隔世の感があります。満を持して大攻勢に出て来たのでしょうか。背景には非常に厳しいヨーロッパの排ガス規制があるようです。

10年、12年、20年と3段階の規制で20年にはリッター24.4キロ以下の車の販売は、厳しい罰金が課せられる為、事実上不可能になります。EUモードで21キロ走るホンダフィットでも厳しいこの規制に生き残る為にはダウンサイジングやハイブリッド化、電気化しかありません。
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ドイツ車を中心に一気に攻勢に出て来た欧州車に、日本は受けて立たねばなりませんが、CO2 25% 削減問題も絡めて一気呵成に車の電気化、モーター化が進んで行く事になりそうです。

それにしても大御所さんの眼鏡は既に曇ってしまったのか、歳のせいで判断力が衰えたのか、誤った情報を垂れ流す弊害を自覚すべき時期に来たのかも知れません。元々、車メーカーのコマーシャルに平気で出る人ですから自動車評論家ではなかったのかも。。。
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(PHOTO 上はAUDIのモーターを動力とするスポーツカーのコンセプトカー、中はメルセデスの電気自動車CC、下はプジョーのハイブリッドカー)


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コメント

自動車評論家と呼ばれているTさんのいう事に疑問を持っていた方は、相当昔からいらっしゃいました。 云っていることのチグハグさは今に始まったことでは無いとおもいます。

不審死も含めて怪訝な事が多過ぎるのが政治と世界でしょうか?

投稿: Suga | 2009年10月 8日 (木) 15時53分

まずアメリカでは10月15日からのワクチン強制接種、10月末にはFRBが米国債の買いオペ終了、米政府が何も手を打たなければ、景気の二番底が来年にかけて起こり、日本経済は揺さぶられます。激動の時代に突入した時、国民は無策な民主党に政権を取らせた事を後悔をするのではないでしょうか。

投稿: 田中 徹 | 2009年10月 8日 (木) 16時04分

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