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2009年12月27日 (日)

日本円は日本人だけの所有物ではない。

日銀が12月1日に10兆円もの量的金融緩和をしましたが、デフレや国内の資金不足などには殆ど効き目がなく、海外に流れて新たな投機の問題を生んでいます。なぜかタイミングよくドバイにも流れて、デフォルト回避に一役買ったそうですが、本当に偶然でしょうか(?)

正に鳩山さんの「日本は日本人だけの所有物ではない」ならぬ「日本円は日本人だけの所有物ではない」という訳なのでしょうが、これで軍事力が強大なら、ドルに取って代わる世界基軸通貨も夢ではないのかも知れません。

もっとも政府も日銀も、世界第二位のポジションに安住し過ぎて、そんな大それた事を考える人は皆無です。アメリカの傘の中で何も考えず、美味い汁さえ吸えば良いでは、みすみすチャンスを逃してしまいます。

前にも書きましたが、質的にせよ量的にせよ日銀の金融緩和策は日本の現状にはそぐわず、効果は限定的でした。資産デフレ下での不況にあって、国内に対する企業の投資マインドは低く、資金供給されても国債購入や投機方向にしか向わなかったのです。これがミニバブルの原因だったりするのですが、銀行にいくらお金を渡しても使い道を知らなければ猫に小判なのです。

しかし90年代からの、バランスシート不況下での長きに渡る質的、量的金融緩和策は世界にバブルを招き、日本以外の国々の景気を上昇させて来ました。やっぱり人がいいと言わざるを得ません。

効果的なお金の使い方を知らないとこういう事になるのです。割を食ったのは我々ですが、日本は世界の財布とも言える役割を余すところなく発揮する事になります。

いわゆる円キャリートレードと言われる現象で、日本はウォール街を通じて世界に資金を供給したのです。その額は年数十兆円、信用乗数で数百兆円にもなるそうですが、国内で有効に使っていたなら、今頃GDPは1000兆円を軽く超えていたでしょう。日本以外の国の成長率を見れば明らかです。

結局、日本が資金提供し、アメリカが借金して世界経済を牽引をして来た事は間違いないようです。その事実に目を向けず、日本の影響力を過小評価する日銀が、コンマ25パーセント短期金利を引き上げた事によって、円キャリーの巻き戻しを招き、サブプライムローン始めとする金融バブルを破裂させたのではないでしょうか。

国債を無制限に刷っても円安にならず、インフレにも向かわず、長期金利が微動だにしない不世出の経済大国の実力は、調べれば調べる程、底知れぬものを思い知らされる事になるのですが、資金の使い方次第ではとてつもなくリッチな国が誕生する事は想像に難くありません。

それを好ましく思わない連中や国がいて、マスコミその他、色々な手を使い妨害工作を仕掛けてきます。何とかそれらを排除して、健全路線に戻したいのですが、安々とそれらの傀儡になる政治家や得体の知れない日銀に期待するのは、残念ながら望み薄だろう、と思われた方、クリックをお願いします。

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