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2010年2月 1日 (月)

再燃する日本叩き

小沢叩きが一段落したかと思えば今度はトヨタ叩きが始まったようです。いつもの事とは言えマスコミはよく調べもしないで人あるいは会社、団体の信用に関するデリケートな問題を無神経に扱い過ぎます。

トヨタとしては下手な言い訳は出来ないので、粛々とリコール処理を進めるしかないのですが、はらわた煮えくり返っている事は想像に難くありません。
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そもそもの発端は昨年の、後付け市販品のカーペットがアクセルペダルにひっかかり車が暴走すると言うものでした。さすがにこれは言いがかり以外の何ものでもないので、トヨタもリコール処理から訴訟で受けて立つ姿勢に転じたのですが、この動きは敵にとって予想外だったのかも知れません。

今回、妙に符合するアクセルペダル周りの問題での再燃は、相手側が訴訟に勝てる確証を得たからではないでしょうか。重箱の隅をつつかなければ見つからない問題でも、その気になれば「何か」は見つかります。極端に言えば問題提起側の意図次第で何でも出来る訳です。

特に今回のような権力側からの圧力には絶対に勝てないのではないでしょうか。アメリカというのはそういう国です。その為にロビー活動が活発でロビイストと言われる輩が沢山存在するのですが、日本はどちらかと言えば、そういう活動は苦手としています。逆に言えば罠にはまり易い体質と言えるのです。

クリントン大統領時代にも散々難癖をつけられて日本メーカーは泣かされました。ブッシュ時代は小泉貢君の貢献度が高かったからか影を潜めたのですが、同じ民主党の今回、また始まったか、の感はあります。間髪を入れず、GM、フォードの乗り換えキャンペーンが始まった事を見れば、仕組まれた感は否めないのではないでしょうか。

問題部品を作っているCTSというアメリカの部品メーカーがどういう会社かは知りませんが、意図的に前々から計画されていた可能性だって否定出来ません。出すタイミングを計っていた可能性があります。

恐らく多くのユーザーは危険性を実感出来ないでしょうし、実際に問題となるケースも殆どないと思われますが、場所が場所だけに対応には慎重にならざるを得ません。それにしてもメーカーはともかく、トヨタ側の品質管理に問題があったとは思い難く、謎が多いのです。

トヨタは世界の超一流企業と言うには色々問題もあるし、経営姿勢も疑問なところはありますが、環境車で世界の先頭を走っている厳然たる事実があり、自動車業界や地球への貢献度も決して低くはないので、何とかこの危機を乗り切ってほしいと思われた方、クリックをお願いします。

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コメント

ニュースで見たのですが、インタビューされている米国人のほとんどがポジティブでしたよ。
コレくらいで乗り換えないとか、信頼は落ちていないとか。
多分、これでもまだ他の方が酷いからなんでしょうかね・・・

投稿: ASO | 2010年2月 1日 (月) 18時52分

ASOさんお久しぶりです。
敵も雇用の問題があるので、徹底的にはやらないと思うのですが、量が半端ないのでビビります。ホンダあたりも狙われないかと心配です。

投稿: 田中 徹 | 2010年2月 1日 (月) 19時00分

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