真犯人浮上(?)
トヨタ車問題で新たな展開があるかもしれません。最近ネット上では電磁波犯人説が飛び交っています。もしそれが事実だとすれば、公聴会で証言した女性に、暴走する160キロの車を操りながら携帯電話をかけたかどうかはともかくとして、謝らなければならないかもしれません。
以下、岩瀬氏のブログより転載します。
筆者は、トヨタが燃料噴射を機械制御から電子制御に切り替えた段階で、今起きている不可解な暴走を懸念していた。それは、当時、アマ無線やCB無線で大出力による電磁波障害の恐ろしさを多数目撃していたからだ。
筆者は2アマで、当時(90年頃)100ワットしか出力が認められなかったが、その100ワットのブースターを使って6mで発射すると、周囲数百メートルで信じられない電気的暴走が発生する事実を目撃し、恐怖した思い出がある。
テレビは画面が真っ黒になり、まったく視聴不能、ラジオもダメ、近所の喫茶店の自動ドアが暴走し、勝手に開閉する。アンテナ近くのアルミ窓枠に手を触れたらビリビリと感電する。テレビが勝手に点灯する。クーラーが勝手に点く。あらゆる電子機器が暴走する。もちろんパソコンも暴走、ときには壊れてしまう、などで電波とは本当に恐ろしいものだと実感した。
自動ドアの制御周波数は2400MHzで、50MHzなど何の関係もなさそううだが、ところがどっこい、周波数には高調波(スプリアス)という性質があって、発射周波数の整数倍高い副次波が出るのだ。
さらに、アンテナ近くに金属があれば、その長さと周波数が同調することで、誘導電流が流れ、さらに、それが副次的電波を発射するという具合で、実に複雑怪奇な制御不能のトラブルを引き起こすのである。
この経験があったから、地殻変動によって、地震由来の電磁波暴走が存在することに早くから気づいていた。NHK解説委員、伊藤和明が、ラジオ子供電話相談室で「空のことは空のこと、地面のことは地面のこと、両者は全く無関係」と断言したことを聞いて、「偉そうにしているNHKの馬鹿野郎は、なんて無知なんだ!」と激怒したこともあった。
地面で巨大な電磁波(ピエゾ効果)が発生すれば、全地球規模で電磁波障害が出て、空間の電場に作用し、水蒸気を磁気の形に凝集させるのであって、これが地震雲である。これが、何の根拠もない妄説と、未だにNHKや気象庁が公式に表明し、撤回していない。だから筆者は絶対にNHKも気象庁も信用しない。それどころか、日本地震学会や予知連までも、東大地震研閥が力武以来、鍵田氏を侮蔑していることを知っているから、絶対に信用しない。
電磁波は恐ろしいものだ。人類の知的レベルはこの程度の愚かな段階であるから、トヨタの技術者が、その恐ろしいスプリアス作用に気づかず、それがどれほど暴走を引き起こすかも知らないのだろう。
地殻変動由来の電磁波以上に恐ろしいのが、アメリカで普通に利用されているCB無線だ。
これは陸上での使用が禁止されている海洋漁業用移動周波数である25〜30MHz帯で、日本・アメリカ・中国・ベトナムなどで違法運用が行われ、それに使われる出力がキロワットにも上るという事実である。
今から20年以上前、トラック野郎による違法無線局が、テレビ視聴に大きな障害を与えていたことを誰でも知っていると思うが、日本では苦情が殺到して、取り締まりが行われた成果で、とりあえず収束している。しかし、アメリカでは、まだ野放しだ。
このトラック違法局のスプリアスが問題なのだ。筆者の想像では、おそらく、この周波数が病院で携帯周波数が心臓ペースメーカーに誤作動をもたらすように、周囲を走っている電子制御車のコントロールを狂わすのだろう。これは一過性なので、トラックが走り去れば絶対に検知できず勝手に復旧してしまう。しかし暴走による事故だけが残る仕組みだ。
同じ車を、どのようにテストしても絶対に再現不可能だ。だから人智を越えた現象なのである。トヨタは、2キロワット級のCB無線の10m隣で電子制御車を走らせて数百回もテストしたのだろうか? おそらく、それはしていないはずだ。だから数兆円の賠償金もやむをえないだろう。(もっとも、キロワット級違法無線が発射されることは、周囲に機関銃を無差別発射するに等しいわけだから、それによる損害は発射運転手が負うべきであり、取り締まらないアメリカ政府が負うべきだとの方が正論かもしれない。アメリカ政府は、結局原因を明らかに「できない」結末になるだろう・・・・)
電磁波が犯人であれば、トヨタ車だけの問題とは言い難く、GM FORDも条件は同じですから、問題の決着の付け方に注目されます。あくまでもトヨタ一社に責任を押し付けるようであれば、日本と日本政府は断固とした態度をとらなければなりません。おい、足を引っ張るだけの民主党、分かっているのか(?)と思われた方、クリックをお願いします。
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