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2010年3月30日 (火)

トヨタ問題その後

トヨタの株がV字回復しているそうです。3月には前月の82パーセント増、前年比で37.1パーセントも伸びていると言います。先月買っておいた人は大儲けしているでしょう。ところで、あの大騒ぎしたリコール問題は沈静化したのでしょうか。
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ダイアモンドオンラインで興味深い記事を見つけました。(以下引用)
世界的な自動車研究の拠点・ミシガン大学の名物教授で、米国におけるトヨタ研究の第一人者でもあるジェフリー・ライカー博士(PHOTO)が、独自の情報源から知り得たトヨタ・リコール問題の“深層”を語った。同氏は、今回の騒動はロサンゼルス(LA)タイムズと謎の人物ショーン・ケイン氏(在米韓国人)によるトヨタバッシング報道に端を発したものであり、巷間言われている製造エンジニアリングの根本的な問題ではないと断じる。

少なくとも自動車業界の人間は皆分かっていると思いますが、リコールしなければならないような問題は最初からなかったのです。世界一のメーカーに的を絞って調査をしている、あの悪名高いバンクーバ−オリンピックにも関わったという謎の人物、ショーン・ケイン氏(在米韓国人)への資金はトヨタに対して集団訴訟を計画している弁護士たちが出していると言います。

要は蛇に睨まれたカエルという事でしょうか。あるいは理不尽にもジャイアンに一方的に殴られている“のび太君”にとって、下手な抵抗は反って危険なのです。気がすむまで殴らせるという、ひたすら低姿勢に徹したトヨタの戦略は良かったのかも知れません。

ただ一つだけ、問題と言えるかどうかは甚だ疑問ですが、瑕疵があったとすれば米CTS社のアクセルペダルを採用した点にあるのではないでしょうか。(以下ダイアモンドオンラインの記事引用)
CTSが作るペダルは複合材料でできていて、何年も経って摩耗したり、水滴にさらされるとペダルの戻りが遅くなる。そうなると、顧客はイライラする。ただ、ブレーキに問題はない。だから、トヨタは当初、リコールする気はなかった。

ところが、この問題にメディアが再び牙をむいた。トヨタ車を運転している人なら誰でも急加速してポールや他の車にぶつかるような書き方をした。トヨタ車を運転するのは安全ではないから、ガレージに入れておくようにというようなセンセーショナルな報道も増えていった。ちなみに、stickyペダルの問題が特定できたのは200万台のうち20台にすぎない。しかも、新車には問題はなく、かなり時間を経た旧モデルだった。

繰り返すが、200万台に20台だ。道路を渡っているときに車に轢かれる可能性の方がまだ高い。しかも、トヨタによれば、stickyペダルによる確認された事故はない。また、繰り返すが、ブレーキは効く。それでも、人はナーバスになるのだから、奇異な感じだ。

米側かと疑りたくなる日本政府の冷めた対応、無能ぶりや、マスコミの興味本位で無責任な体質をさらけ出した今回の騒ぎは、ようやく下火になって来ましたが、1000万人の訴訟団は着々と準備を進めているのでしょうか。こうなったら米政府とNHTSA、及び直接の関係者がどういう決着のつけ方をするのか見物です。

その結果によっては、日本メーカーは本当に怪しさ百倍で魅力が消滅しつつある米市場撤退を考えた方がいいのかもしれない、と思われた方、クリックをお願いします。

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