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2010年3月11日 (木)

内向きのどこが悪い(?)

昨日は忙しく、昼間はブログを書く暇がありませんでした。就寝前の僅かな時間を利用し、ちょこっと思いついた事を書きます。

昨日の日経新聞ですが、日本に進出していた企業や資本が逃げ出しているのは大問題であるという論調で書かれていました。この新聞はいつもネガティブです。

私は全く逆の見解です。むしろ喜ばしい事だと思っています。海外企業が逃げ出すのは、市場に魅力がないからではなく、日本製品に勝てないからなのです。

他の国では騙せても、日本は騙せないという事ではないでしょうか。現代自動車などは日本市場の、製品に対する厳しい評価の目を知っていたからこそ、悲願とも言える会長指示で進出しました。

日本で成功すれば、必ず世界で成功するというのが合い言葉だったのです。結果は日本で惨敗しましたが、世界では大躍進という皮肉な事になります。

日本製品程のクオリティは認識されない、つまり必要のないオーバークオリティという事になるのかもしれません。それはサムスンやヒュンダイが程々のクオリティ、プラス安価で世界に躍進する事により証明されているのではないでしょうか。

でも我々物作りをする人間には、そのこだわりは捨てられないのです。自分の存在価値を否定するような真似が出来る筈がないのです。その結果、やはりガラパゴス化は進む事になるのかもしれません。

拡大再生産の呪縛にとらわれなければ、それはそれでいいのではないでしょうか。海外企業や資本の撤退は、数字的に言えば、GDP(国内総生産)は多少マイナスしますが、GNP(国民総生産)には影響しません。

超先進国型経済を独走している日本でも、未だ発展途上国型経済時代の思い込みや呪縛が抜けきらないエコノミストや経済学者がいて、内向きになる事を否定的にしか捉えていないようです。

「外需を増やせ」が合い言葉なのですが、経済発展すればする程、技術力が上がれば上がる程、日本製品の市場は減少するというパラドックスに陥らざるを得ないのです。韓国レベルまで落とせば世界で買われるのでしょうが、それには韓国など発展途上外需依存国と競争しなければならないという悩ましさが付きまといます。

さてどちらを選ぶのかは我々の意識にかかっていますが、無益な消耗戦でしかない量販競争だけはご免だと思われた方、クリックをお願いします。

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