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2010年5月28日 (金)

日本人のルーツ

今の日本の政財界を見ていると、実に様々なタイプの人がいて、本当に皆同じ人種かな(?)と思う事があります。特に民主党が現われてから、そのエキセントリックさに驚かざるを得ないのです。世界的に見ても凄く個性的な集団ではないでしょうか。

そこで日本人のルーツを、少し調べてみました。にわか仕込みではありますが、今更発見した意外な事実が多かったのです。従来は、単純に言えば縄文人の間に弥生人が割って入って、そのハイブリッドが本土の日本人、南北に追いやられたのが、アイヌと沖縄の人達、という説が私の中では常識だったのですが、大分違うのかも知れません。

まず、3万年程前にバイカル湖周辺に住んでいた遊牧民族が、地球の寒冷化により、南下を始め、ナウマン象などを追って行くうちに、当時陸続きだったシベリアとサハリンを経由して日本列島に行き着いたのが、元祖日本人らしいのです。

その後1万4千年程前に、大陸からY染色体分類で言うD2、いわゆる縄文人が大挙押し寄せる事になります。地中海沿岸、あるいは中東をルーツとする縄文人は、穏やかで豊かでした。それは女性の装身具(PHOTO)を見れば分かります。泥棒もいない世界には武器も必要なかったのです。

Photo_2

一万年以上も続いた平和な時代は、武器を持った渡来人の出現と共に終わりを告げます。弥生時代の幕開けです。頭に矢の刺さった頭蓋骨や傷のある骨がこの時代に多く出土されます。しかし、攻撃的だった割には渡来人による民族浄化は行われず、影響は限定的だったと言います。縄文人と何らかの形で融和して行ったのかもしれません。

弥生時代と前後して、失われたイスラエル10支族が東進するうちに日本に到達したという説があります。「日ユ同祖論」です。根拠として、日本語のようにヘブライ語起源の言葉を多数持つところはなく、(一般に日本語はどの言語にも関連がないため、“孤立した言語”とされている)ヘブライ語と類似した単語がゆうに3000語を超えて存在していると言うのです。

大和ーヤウマト (神の民)
平安京ーエルサレム(平和の都)
相撲のハッケヨイやノコッタもヘブライ語だそうです。八幡ーヤハウェも有名です。さらに、御神輿と失われたアークでお馴染みのアークのデザインは酷似しています。
Photo_3
(Wikipedia)

だからと言って10万人程でしかなかった渡来ユダヤ人が、日本人の祖先と考えるのは無理があるのではないでしょうか。弥生人よりもDNAに対する影響は限定的であったと考えるのが合理的です。

結局、Y染色体で分類すれば、日本人にはネグロイド系を除く、殆どの遺伝子が含まれているにも関わらず、世界中探しても近い遺伝子を持つ民族はチベットにしかいないという事は、強いアイデンティティを感じざるを得ません。朝鮮半島なども見え方は近いのですが、全く遺伝子が違うというのも興味深い話ではないでしょうか。

このように多くの血の遠い民族が混じり合って作られて来た日本人の顔は、これが日本人という典型はないそうです。そう言われて周りを見渡せば、色々な顔があると再認識するのですが、私などは典型的縄文人と言えるのかも知れません。

いずれにしても、中国などより余程歴史は古く、安定して豊かな時代が長かった日本人のDNAの中に、穏やかで優しい遺伝子がたっぷり含まれているというのは、分かる気がすると思われた方、クリックをお願いします。

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