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2010年6月11日 (金)

緊縮財政に動く世界と日本

悪い流れです。EU諸国が、特に経常黒字国のドイツが緊縮財政を打ち出した事は大きな意味を持ちます。ギリシャやスペインから火がついたデフォルト騒ぎが、あちこちに飛び火してヨーロッパ全体が大変な事になっているようです。

一方、日本はと言うと、高支持率を背景に民主党が選挙を急いでいます。この流れで参議院でも過半数を取れば、本当に日本は終わってしまいかねません。勿論菅総理肝いりで消費税アップと財政再建が行われるでしょうから、世界不況、いや本当の恐慌になりかねないのです。

今世界で唯一、巨大で健全な経済を持つ日本が、その役割を認識しないと1929年からの世界恐慌と、世界大戦、その忌まわしい歴史が繰り返される恐れがあると言っても過言ではありません。

しかし、何で東大を出た頭のいい人達が日本経済を正しく認識出来ないのか謎です。当ブログでも口を酸っぱくして言っていますが、日本の財政は何の問題もありません。幸いな事に、最近日経新聞が、こういう論調に変わってきているようです。

そこで今日は、日本経済を企業の貸借対照表に例えてみたいと思います。企業の評価はどこで決まるのか、経営者や銀行マンはよく分かるのではないでしょうか。企業の決算書の中で、まず見るところは売り上げです。その業種、規模に見合った売り上げ高があるか、それが持続しているか、これは大きなポイントになります。

次ぎに売り上げが大きくても利益が出ていないと問題です。赤字企業は評価されません。利益が継続していればなお結構です。しかし、本当の企業の評価は最終的には資産内容で決まるのです。債務超過だと折角の高売り上げや、いくら莫大な利益があっても飛んでしまいます。なぜなら、それはいつ破産してもおかしくないという事を表しているからです。

国に置き換えてみましょう。売り上げはGDPに当たります。利益は経常利益、資産は対外純資産と考えれば分かり易いでしょう。数字を当てはめていくと、GDPは約500兆円で世界二位の規模、一人当たりは19位くらいになりますが、トップとの差は決して大きくはありません。

経常利益は常に黒字で15〜25兆円です。所得収支や技術貿易収支が貢献しています。肝心の純資産はと言うと、あくまでも金融資産だけですが、266兆円もあり二位中国を大きく引き離す世界一なのです。どこからどう見ても世界一健全な優良企業(国)と言えるのではないでしょうか。

民主党や似非経済学者が問題にしているのは、債務のところですが、どんな優良企業でも借金のない会社なんてありません。トヨタだって社債を発行しているくらいです。誰か、リーマンショック後はともかく、黒字時代のトヨタの借金を問題にする人がいたら教えて下さい。

要は、全ての事はプラスマイナスで見なければいけないのです。借金だけを取り上げて問題だと騒ぐのは、相当な素人です。そういう人は、少なくとも経営者や銀行マンにはいません(筈です)工作員(笑)かもしれません。

さらに国には企業にない、とてつもない権力があります。それは通貨の発行権です。つまりその気にさえなれば、いつでも国の借金なんてチャラに出来るのです。ましてや膨大なデフレギャップを抱える、慢性デフレ国とあっては、ベースマネーをもっと増やさない事が不思議なくらいです。世界的経済学者、スティグリッツや、クルーグマンが呆れています。

今こそ日本は、その役割を認識して輪転機を廻すべき時です。謙虚にしている場合ではありません。日本が赤字になるくらいの円を世界に供給したとき、また違った世界が日本と地球に訪れる筈だと、思われた方、クリックをお願いします。

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