頭角を現し始めた代替燃料
バイオマス燃料、原油消費の1割に 5000億円産業育成
20年政府目標
2020年を目標とする政府のバイオマス(生物資源)活用推進基本計画の概要が28日、明らかになった。間伐後に森林に放置された木材や食品廃棄物などを使い、20年までに国内で1年間に消費される原油の1割に相当する2600万トンのバイオマスを利用。5000億円規模の新産業創出を目指すとともに、二酸化炭素(CO2)の排出削減にもつなげる。
欧米ではクライメートゲートと言われ、眉唾が確定的になってきた温暖化ガスCO2犯人説はともかくとしても、削減に関しては、一番進んでいる日本がそんなに熱心になる必要があるとも思えません。
現段階では減らないよりは減った方がいいという程度のものではないでしょうか。それより代替エネルギーとしてのバイオマスには価値があります。不要物や厄介なものが生きるのですから応えられません。
次世代プラグインハイブリッドカーの燃料にすれば、かなりクリーンな乗り物になる事は疑う余地がないのです。問題は精製時の電力です。化石燃料を使ったのでは何にもなりません。
バイオマス以外では、藻から石油に変わる燃料を作るという話があります。夢のような話ですが、石油が枯渇しても、何らかの方法で自動車は動くのだと思うと職業柄ほっとするのですが、今の時点では選択肢が多ければ多い程いいのではないでしょうか。
新技術の研究では、湖沼などに生息する藻類を原料とした燃料開発の推進を提起した。他の作物に比べて繁殖が早い藻類の細胞にたまる油を取り出し、石油に代わる燃料を精製する仕組みをつくる。自動車や飛行機などに使うガソリンや軽油などの代替エネルギーを抽出、量産できる技術を実用化させたい考えだ。
結局工夫する事にかけては天下一品の日本人は、何かがなくなっても、すかさず代わりのものを用意します。長期的に見れば大船に乗った気持ちでいればいいのだ、と思われた方、クリックをお願いします。。
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コメント
クライメートゲート・・・アル・ゴアさんの書籍・映画で,原子力発電所の設置増加への誘導の為の情報操作らしい・・・と言う奴ですね! ところで自動車,飛行機などに使う燃料はガソリンや軽油などの液体燃料がエネルギー/重量効率が良いので,代替エネルギー候補としては繁殖が早い藻類から油を取りだす方法は良さそうですね。
投稿: Carly | 2010年8月31日 (火) 14時05分
これからの世の中、「持続可能」「再生可能」がキーワードになります。従って何かに限定せず、あるいは何かに集中的に頼る事のないシステム作りが重要になります。
投稿: 田中 徹 | 2010年8月31日 (火) 16時47分