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2010年9月 6日 (月)

気まぐれな勝利の女神が微笑むのは?

男子ゴルフ、フジサンケイクラシックでの石川遼と園田峻輔のプレーオフは、4ホール目で園田のミスパットにより勝負がつきました。正に手に汗握る後半9ホール大接戦後でのプレーオフだったのですが、石川が追いかける展開にスリルが倍増したのです。

20100801201 それにしてもバーディパットをことごとく外す石川に比べ、園田はショット、パット共17番までは安定感があり、2打差での18番の攻防は園田に分があるかに思われました。

ドラマは最終ホールで意外な展開を見せます。園田は第2打をグリーン横の深いラフに打ち込み、3打もラフへ、明らかに大きいと思われた第4打は何とピンフラッグに包み込まれ真下に。。。

「プロゴルファー猿」の秘伝の技「旗つつみ」を目の当たりにしたギャラリーが、やんやの喝采を贈った事は言うまでもありません。勝利の女神は園田についた、と誰もが思ったのではないでしょうか。

対する後続組石川のドライバーショットは左クロスバンカーへ、勝負あったかに見えた残り175ヤード、8番アイアンで放たれた第二打は、石川の目線が導くピン手前1メーターに、、一瞬大歓声に包まれます。

これを難なく沈めた石川に、気まぐれな勝利の女神の心は大きく傾きました。やはり、けれん味なくひたむきに攻める姿に、一時は決まっていた結果さえも書き換えられるのでしょうか。勝負の彩は一瞬のひるみも、瞬時の迷いも見逃さないようです。

解説の戸張捷がいみじくも言った、どちらが勝ってもグッドウィナー、グッドルーザーという言葉に集約された、若さと爽やかさが溢れる好勝負ではありました。

ところで、こちらは爽やかさとは縁のない政治の世界の方も予断を許しません。一時は優勢と伝えられた菅総理側ですが、選挙に強いと言われる小沢陣営がじわじわ盛り返し、結果は圧倒するかもしれないと言われています。

もしそれが本当であれば、恐ろしい既成事実が出来上がるのではないでしょうか。結局、犯罪者であろうが被疑者であうが、国民に対し納得のいく説明なしに、外人さえ参加出来る内輪の選挙に勝てば総理になれるという、何でもありの世界が誕生するのです。

国民不在なんてもんじゃありません。独裁政治だって意のままではないでしょうか。天皇陛下に対する独自の解釈による発言や、日頃の彼の強引さから見て、あり得ないとは言い切れません。

どちらが勝ってもバッドウィナーではありますが、どうか気まぐれな勝利の女神が、最後の瞬間に菅総理側に、取りあえずは付いてくれる、あるいは民主党が分解するような、何か特別な事でも起きて、全てがリセットされる事を祈る、と思われた方、クリックをお願いします。

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