« 究極の選択 | トップページ | 「日本人は自分の事を猫だと思っているが、周りから見れば虎にしか見えない」 »

2010年9月16日 (木)

不思議の国ジャパンと、もっと不思議な国コリア

民主党究極の代表選の間隙を突くように円高が進みます。流石に高まる財界や世論の批判を恐れてか野田財相も動いたようです。日銀と連携して円売りドル買い介入し、一時82円台をつけた為替相場は85円台まで下がってきました。

一旦落ち着いたかに見えますが、どう見ても一時しのぎに過ぎません。円高要因は何も解決されていないからです。従ってやればやる程泥沼化するリスクさえあります。間違っても貿易赤字国などから歓迎される事はありません。

ところで今回の処置は以前、白川日銀総裁が言っていたように非不胎化介入(ドル買いによって市場に流れた円を吸収しない)なのでしょうか(?)その場合量的金融緩和効果がありますが、このデフレ下、規模によってはやらないよりはまし、と言ったところかもしれません。

基本的に円高は長い目で見れば必ず国のメリットになります。ところが急激な円高に対しては、ファンドマネー蠢く市場への牽制も必要でしょうし、国民心理などにも配慮しなければなりません。結果はともかく、政府が何らかの手を打たざるを得ないというのも事実なのですが、円売り為替介入だけというのでは「想像力の欠如」というそしりは免れないでしょう。

長期的には為替の影響を限りなく受けない経済システム/モデルに転換していくべきである事は言うまでもありませんが、現在でも輸出が11.4%、輸入が10.8%の対GDP比でしかない事を思うと、余り神経質になる程のものでもありません。それより貿易の中身が肝心と言えます。

万年経常収支の黒字を計上している金余り日本としては、ノーブレスオブリッジ(金持ちの施し)精神を発揮して、余裕で構えるくらいが望ましいのですが、日頃「日本は貧乏だ、世界一の借金国だ」と嘘をついている手前、それも出来にくいのかも知れません。世にも不思議な日本の物語りではあります。

これが中国や韓国など、貿易依存度の高い国となると話は全く別で、正に死活問題です。韓国の場合、G20の中でもトップクラスの貿易依存度ですから、常に為替の動きに神経を尖らせます。

リーマンショック以降、輸出企業を優先するあまりウォン安誘導をしてきました。その結果、輸出企業にとってなくてはならない生産財や、一般消費財輸入価格が高騰して大変な事になります。結局肝心の国民生活は物価高によるインフレのデメリットしか受けないのです。失業率も高値安定です。

いずれにしてもサムスンやLG、ヒュンダイが売れれば売れる程、日本からの迂回貿易赤字も膨らむシステムになっているのですが、「働けど働けど我が暮らし楽にならず」で同情を禁じえません。年々増加の一途を辿る輸入(2009年でGDP比38.8%を占める)は何とかならないものでしょうか。

李政権は輸入資金を稼ぐ為なのか、輸出にばかり力を入れていますが、もっと輸入を減らす努力をしなければ、いつまた通貨危機に見舞われるかも知れないのです。輸出品の割安感だけで勝負するのは限界があるのではないでしょうか。後ろには中国やインド、その他の発展途上国が迫っているのです。

ところで高品質、高付加価値に特化しつつある、世界でも特殊な日本市場において、韓国からの輸入品の場合、自動車や電気製品は成功していませんが、唯一芸能分野だけは成功しているかに見えます。

そこは日本にいる同胞や、シンパが大いに盛り上げているからという分析もあるようです。ではなぜその同胞やシンパらが韓国製の自動車や電気製品を買わないのでしょうか(?)とても不思議です。考え始めると夜も眠れません。

ひょっとして、自動車を買うと目立つが、芸能人を応援するくらいでは目立ちにくいからでしょうか。日本人には分かり難いのですが、ちょっと屈折しているのかも知れません。

日本も人の事はあまり言えませんが、韓国は外需に頼る経済より、内需をもっと拡大すべきです。まあ世界で活躍する事に血道を上げている不思議な人達に、それが出来るくらいなら苦労はしないだろう。と思われた方、クリックをお願いします。

|

« 究極の選択 | トップページ | 「日本人は自分の事を猫だと思っているが、周りから見れば虎にしか見えない」 »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 究極の選択 | トップページ | 「日本人は自分の事を猫だと思っているが、周りから見れば虎にしか見えない」 »