韓国の自動車デザイン
ちょっと行かない間に様変わりしているのが大都市を走る自動車のデザインです。街の景観が変わった気さえします。今回ソウルに行って驚きました。魅力的なデザインの車が沢山走っていたのです。
ちょっと前に一世を風靡した現代のジェネシスです。
ちょっとベンツに似ている感じは拭えませんが、質感や面のクオリティは上がって来ています。堂々たるボディと押しの強い顔つきは韓国人好みではないでしょうか。
上下の白い車はキアK5です。最近の大ヒット作だそうです。KシリーズはK7とK3があり、デザインイメージが統一されていると言います。どちらかと言えば、高そうな感じが受け入れられたのかも知れません。韓国の車という感じがしません。
そのKシリーズのあおりを食らって、今一伸び悩んでいるという現代ソナタ(下)です。キャビンフォワードの新しいデザインコンセプトは意欲的で見る側を刺激します。これも少しメルセデスに似ていますが、質感は悪くないのではないでしょうか。
デザインコンセプトはキアK5より若々しく、こちらも捨て難い魅力があります。特にリアクォータービューがスポーティで好きです。プレス技術も見違えるように上がっています。
下は現代の小型車エラントラ、これも近未来的なデザインに生まれ変わりました。塊感が悪くありません。それにしてもこの様変わりには韓国のバイタリティを感じます。中身の方は乗った訳ではないので分かりませんが、見え方は十分インターナショナルと言えるのではないでしょうか。
中国も見え方だけなら韓国や日本に、近い将来追いつけるかも知れません。しかし、こういう車を異常に安く売られると、厳しい競争にならざるを得ないのですが、安くは作れない日本車の付加価値をどこに求めて行くのか、これからが正念場ではないでしょうか。
尤も日本車には環境省エネという点で、アドバンテージがあります。デザインはコピーされても、ここだけはそう簡単に切り崩せない、と思われた方、クリックをお願いします。
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