マジで言論弾圧をやりかねないファッショ政党
東京地検は9日、YouTube を管理するグーグルに対して、ビデオの投稿者とみられる「sengoku38」のIPアドレスなどの個人情報の任意提出を求めた。
当然ながらグーグルは、「通信の秘密」、「個人情報保護」の観点からこれを拒否した。だが、東京地検は即日、捜査令状を取り通信記録を押収した。(週刊上杉隆より)
メディアの役割は国民の側に立って権力側の悪事、あるいは失政などを追求する事がメインである筈です。それには権力側からのリークは欠かせません。だからと言って、そのメディアを弾圧、あるいは情報元への強制捜査をしたのではメディアの存在価値が消えます。恐怖政治です。
藤井元財務大臣が、テレビでヌケヌケと、国家機密を漏洩するメディア(インターネット)には、ある一定の制限を加える必要がある、などと言っていました。黙って聞いている方も聞いている方です。言論弾圧ではないかと、なぜ言えないのでしょうか。
そもそも今回の問題は、国家機密などという大袈裟なものではありません。全部は出ていないようですが、画面を見る限り、漁船が巡視艇に体当たりしているだけの、交通事故を街角カメラが捉えたような客観性の高い映像に過ぎません。相手もカメラに撮られている事を承知していないとは考えられず、機密性は極めて薄いと言えるのではないでしょうか。変に隠すからややこしくなりました。
最初から出していれば、こんな大騒ぎにはならなかったのです。下手に隠した事で、相手は外交のカードに使われるのかもしれない、あるいは都合の悪い事が写っているのかもしれないと疑心暗鬼になり、返ってこじらした面もあるのではないでしょうか。
そもそも国家機密などというものは、基本的に国民の利益の為に存在します。政治家のメンツや保身、責任逃れ、また利権の為などに利用されるのは言語道断です。出さない事が国民の不利益になるのなら国家機密などと仰々しく言う権利はないのです。さらに国家機密に認定した記録もありません。
いずれにしても、国際問題化して一番被害を被るのは国民です。経営判断の材料にもなる貴重な情報を開示しない権利が公僕の政府にある筈がないのです。とても民主主義国家とは思えません。
上司(政府)の間違った判断を、国民の側に立ち正した海上保安官は、胸を張ってメディアの前に出るべきでした。モザイクをかけるなんてとんでもない話です。国民の知る権利、あるいは利益を守ろうとした人間が犯罪者である筈がないからです。
弁護士出身の某政治家は、相手が国であっても犯罪者側の利益の為に働く習性が抜けないようです。そういう点で、常に国民の利益の為に働かなければならない公僕という職業への適性を欠くのではないでしょうか。
早くこの極左元弁護士が牛耳っている民主党政権を何とかしなければ日本の国益は損なわれ、言論は封殺されてしまうだろう、と思われた方、クリックをお願いします。
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