モンスター・ペアレンツ、モンスター・ペイシェント、モンスター・・・・
モンスター・ペアレンツという言葉が日本に現れてから久しいのですが、モンスターは他の分野にも出没するようになり、衰退するどころか増々増殖しているように見えます。
戦後民主主義のなかでも、特に個人主義の行き過ぎた面が強く出始めたのでしょうが、日本などとは真逆の存在感を強めるC国やNK国は特別としても、個人の福祉が公共の福祉に優先する、世界でも希有な国になりつつあるのではないかと憂いざるを得ません。
先日、行きつけのゴルフ練習場での事です。3〜4打席前方で練習をしている初老の紳士(風)の打席に男性従業員が近づきました。何やら打つ方向が危険なので、やめてほしいと言っているようです。
その従業員、物腰も話し方もソフトだったので、気にせずに自分の練習を続けていたのですが、初老紳士の大声に、思わずミスショットをしてしまいました。(笑)
何と、その紳士は、逆切れをしているようです。常々その練習場では定められた方向以外に打つ事を禁止するアナウンスを行っていたので注意するのは当然です。なんで怒り出したのか分からなかったのです。
それからが大変です。しばらく、その従業員に説教を垂れた後、憤懣やるかたない彼は近くのハウスホーンを取り、責任者を呼んでいるではありませんか。やがてやって来た、これも物腰柔らかい女性責任者に対して、20分くらいも文句を垂れまくったのです。
その練習場の打席は扇形になっていますから、方向によっては、強いスライスが出ると危険です。練習場が方向を定めるのは当然の事ではないでしょうか。「あっそう、わかった」で済むところを30分も無駄にするのは、よほど暇なのかもしれません。
数日後、カミさんと買い物に行った時の事です。大きなスーパーの混み方が激しく駐車場に停められません。一階から屋上に上がり、そこでも発見出来ず押し出される形で一階に下りて来た時です。
正面の車がパーキングから出始めています。これ幸いにと、間髪を入れずそこに滑り込ませると、横で待っていたらしい車が騒ぎ始めたのです。そこは入り口のすぐ隣でしたから、今来てすぐ入れるのは調子いいんじゃない(?)とばかり、無視して車から出ていこうとしたのですが、若いサングラスのお兄ちゃんは納得いかないらしく、車を降りて来て怒鳴り始めるではありませんか。
その口汚くののしる様に、それ以上突っ張る意味もないので譲りましたが、どういう事情があるにせよ年長者に対する態度とは思えません。こちらが丁寧に説明を試みても、まるで聞く耳を持たないのです。
これも一種のモンスターなのかな、と思ったのですが、言いたい事だけを主張して相手の言う事を聞かないのは、このところ政治の世界でいやという程見ています。
特に民主党に多いのですが、自分は潔白、どこにでも正々堂々と出ると言いながら、政倫審にさえ出ない某大物(?)議員と言い、どこからどう見ても潔白とは程遠いにも関わらず、国策捜査だと検察を批判しながら収監される小政党の小物議員(笑)と言い、利権の為なら国や国民の健康さえ売りかねない某官房長官や厚労相がいて、それらを日頃見聞きしている国民が勘違いするのも無理からぬ事かも知れません。
日本人が、そこまで劣化したとは思いたくないのですが、日本が日本らしくあった時代の真の日本人が、今日の体たらくを見て何と言うでしょうか。悲観して切腹してしまうかもしれないと思われた方、クリックをお願いします。
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コメント
日本人(近隣国の政府も含めて)が段々と、社会を構成する一員としての品格とかマナーが低下し、目先の損得に固執し我がままになりつつある様ですね。国家の指導者たる輩から、範を示して欲しいものです。
投稿: AZ生 | 2010年12月14日 (火) 02時31分
“金持ち喧嘩せず”・・・の逆の現象が増えてる模様ですね・・・
投稿: 青うさぎ | 2010年12月14日 (火) 09時14分