« 世界のトップランナーよりオリジナリティ、の時代 | トップページ | 大学教授の資格 »

2011年1月 9日 (日)

政治家の資格

土曜日の日本テレビで、中曽根元総理(92)と石原東京都知事の対談をやっていました。テリー伊藤が司会です。話は多岐に渡っていましたが、経済のところでは思い切りずっこけたのです。(汗)

都知事曰く、日本の財政事情ではEUにも入れてもらえない(????)さすがにこれには吃驚です。都知事の経済知識はその程度なのでしょうか。本気で日本は深刻な財政問題を抱えていると思っているようです。

いえいえ、実は私も同感です。但し別の意味ですが。。。共通通貨での特定地域経済圏の場合、ドイツとギリシャの関係を見るまでもなく、経済強国に大いなるメリットがあります。為替変動の心配がないからです。マルクが上がって輸出が滞る事をドイツは心配しなくていいのです。という事は、逆にギリシャなど経済弱国にとっては凄いハンデになります。

従ってドイツよりも強大な、貿易、経済強国の参加をEU諸国が容認する訳がありません。これは経済の常識ではないでしょうか。こんな事も分からない人が政治をやっているというのは、殆ど恐怖です。

飛行機の操縦法を知らない人がパイロットをやっているのと同じではないでしょうか。確実に墜落します。尤も日本の財政事情を正確に理解していないという点で飛行機に乗る資格すらありませんが。。。

正直、石原さんにはがっかりしました。美濃部さんや青島さんよりはましだと思っていましたが、あまり変わらないかもしれません。自分や身内に優しく、他人には厳しいという、権力者にありがちな性質は確かにありました。それでも歯に衣着せぬ保守的な言動から、行き過ぎる嫌いはあるにしても、見所があると思っていたのです。

さらに驚いたのは、今の日本の低迷を国民のせいにした事です。さかんに日本人は堕落したと言うのです。「日本人はわがままになった。もっと我慢をしなければならない」この上から目線のフレーズには固まってしまいました。

確かに年金不正受給など、極々一部に変な人はいるかもしれませんが、大半の日本人は未だ健全で、しかも十分我慢をしています。我慢し過ぎて、むしろ無能なばかりか、私利私欲にしか興味のない政治家をのさばらせてしまいました。

責任転嫁もいいところではないでしょうか。日本はあなた方政治家が駄目だから堕落したのですよ。人に責任をなすり付けてはいけません。それは公僕とは言え、人の上に立つ者としては最低です。石原さん。

政治家になるには最低限の経済知識は必要です。威勢のいい事を言っても、経済で逆の事をやったのでは何にもなりません。むしろ何もしない方がましだったりするのです。

今の民主党も経済だけでなく外交も酷いものですが、政治家になるには選挙だけ受かればいい、というのは考え直した方がいいかも、と思われた方、クリックをお願いします。

|

« 世界のトップランナーよりオリジナリティ、の時代 | トップページ | 大学教授の資格 »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

英米人の脳裏には、現実の世界があると同時に、非現実の世界観 (world view) がある。

現実の世界を現在時制の内容で表現すると、非現実の世界は未来時制の内容として表現できる。
現実の世界と非現実の世界は、英語では一対一の対応がある。
そして、現在時制の内容に対応した未来時制の内容が過不足なく考えられる。

真実は現実の中にある。が、真理は考え (非現実) の中にある。
現実は真実である。現実の内容として述べられる非現実は嘘である。
時制がなく、現実と非現実の区別がつかなければ、本人は嘘ついてるという自覚はない。
話の内容が現実離れしていることに違和感がない。

現実の内容は五感の働きにより得られるが、非現実の内容は瞑想により得られる。
現実の世界が過不足なく成り立つように、考えの世界も過不足なく成り立っている。
もしも、考え (非現実) の世界に矛盾があれば、それを見つけて訂正しなければならない。
自他が協力して構想の中の矛盾を丹念に淘汰すれば、非現実の世界は現実の世界と同じ広がりと正確さをもち、場当たり的な発言の内容とはならない。

日本語脳は、非現実の内容を脳裏にとどめ置くことができない。
それは、日本語には時制がないからである。
日本人は常に実を求めている。現実にとどまることのみを信じている。
日本人の考えは、現実の外に出るものではない。
現実を現実の外にある理想に導くものではない。

西遊記に出てくる孫悟空は、自己の有能さに得意になっていた。だが、釈迦如来の手のひらの中から外に出ることはできなかった。孫悟空には、世界観がないからである。

英語の時制を使うことができない英米人は、子供のようなものである。
だから、非現実の世界を考えることができない日本人は、12歳の子供のように見える。

考えがなければ、議論ができない。
日本では「議論をすれば、喧嘩になります」と言われている。
意思は未来時制の内容である。
時制が無ければ、恣意となり、その思いは公言にもならず宣言にもならない。

物事の決着は、談合により行われる。
そこには、公言も宣言も必要でない。
意見を述べようとすると「理屈を言うな。理屈なら子供でも分かる」と言って相手にしない。
もっぱら恣意と恣意のすり合わせを行って決着する。いわゆる、どんぶり勘定である。
和をもって貴しとなすためには、金を配るしかない。これも馬鹿の一つ覚えか。
現ナマは、現実の内容であり、日本人には信用の証となる。

究極の人生目的は、狭義の自己利益・金を得ることにある。
国内では、学閥など序列を作って自己利益を確保しようとする。それで、忠義が尊ばれている。
人間が縦一列に並んで他を入れない密な人間関係である。
序列作法の励行により、序列の外に出られない島国根性が植えつけられる。だから、玉砕を覚悟する。

国内においても、国際社会においても、日本人は金を配って存在感を示そうとする。
これもひとえに社会の中での序列順位向上のためである。
だが、日本人は内容のない発言により信用を失うことが多い。
それでも、日本人は人類のために貢献している。
だが、その貢献の仕方は、発言のない家畜が人類に貢献するのと似たところがある。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

投稿: noga | 2011年1月 9日 (日) 13時36分

noga さん;2011年初頭に素晴らしい視点とインテリジェンスをお持ちの強力な論客が登場いたしました! ・・・雰囲気に流されがちな日本語表現に対して過去・現在・未来の時間軸の認識とか主語・目的語をキチンと設定しないと文章が完成しないので論理性・客観性が表現し易い英語との違い・・・と理解(ご発言主旨の極く一部ですが)致しました。私も頭が良くなりそう。この方のコメント、今後が楽しみです、うん、良い年になりそうです。

投稿: Carly | 2011年1月10日 (月) 04時34分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 世界のトップランナーよりオリジナリティ、の時代 | トップページ | 大学教授の資格 »