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2011年3月12日 (土)

万全でなかった地震対策

久々に肝を冷やしました。最初は軽かったのですが、徐々に横揺れが大きくなり、30秒後くらいでしょうか。移動が困難なくらいの揺れになったので、これは、いよいよ来たかな(?)と思ったのです。

揺れのタイプが先日の宮城県沖に似ていましたから、震源はそこかなと、直感的に思いました。先日の揺れとは比較にならなかったので、宮城県沖の場合なら、とてつもなく大きな地震の可能性があります。ニュースが待たれますが、なかなか発表がありません。

すぐに家に電話をすると、意外に繋がりました。カミさんは、声がうわずってはいましたが、猫がビビっていた事以外は特に問題ないというので、まずは一安心。あとは親類縁者です。家にかけた、ほんの少し後だと言うのに、もうどこにも繋がらなくなっています。

その間も間断なく揺れは続き、二回目の大きな揺れの時は、さすがに皆焦っていました。後で分かったのですが、二つ目は震源が全く違ったそうです。そんな事があるのでしょうか。巨大地震の2連発なんて聞いた事がありません。

結局、随分後で発表された数字はM7.9震源の深さ10キロでした。2回目の数字はM8.4 最終的にはM8.8だそうです。米国の発表ではM8.9だそうですが、いずれにしても、聞いた事がないくらいの巨大地震です。おまけに津波付きですから念が入っています。

因にマグニチュードが8.4だとしても、先のNZ地震(M6.3)との比較で2000倍以上のエネルギー規模だそうです。もし8.9だったとすれば、8.4のさらに十倍にもなり、あのスマトラ沖地震に肉薄するのです。日本列島の約半分が震度4以上というのも頷けます。

それにしても二転三転する数字と言い、錯綜する情報、麻痺する交通網、繋がらない電話と、地震大国でありながら、準備は全く万全ではないようです。阪神淡路の教訓が生きていません。ちょっと情けないんじゃないでしょうか。

何をさておいても、自然災害に対する対策だけは完璧にするべきです。防ぐ事が可能な損失だけに、あまりにももったいないのです。学校の耐震化予算を、パフォーマンスでしかない仕分けで削るような政府には何も期待出来ません。

外国人から献金をもらったり、外国への利益誘導に熱心な人達には全くそんな気もないのでしょう。速やかに、いつの間にか聞かなくなった護岸工事を含め、日本列島総耐震化計画を推進出来る政府に政権交代すべきだと思われた方、クリックをお願いします。地震は必ずまた来ます。

被災された方には、言葉もないのですが、心よりお見舞い申し上げます。

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